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暗号資産マイニングコラム

クラウドマイニングってどう?利回りやリスクを解説 後編

クラウドマイニングってどう?という疑問にお答えするシリーズの後編です。クラウドマイニングの基本情報については、前編からお読みください。
後編では、「どうなの?」という疑問にストレートでお答えしていきたいと思います。

クラウドマイニングのメリット

クラウドマイニングのメリットは、主に4つあります。

①初期費用が安いので手軽

クラウドマイニングはどの業者も多様なプランが用意されており、その中には手軽なプランもあります。数万円程度から始められる業者がほとんどなので、仮に失敗したとしても許容できる金額です。
「まずはちょっとだけでも始めてみよう」という人にとっては、魅力的なハードルの低さです。

②初心者であっても不利にならない

マイニングは専門的な知識が多く求められますが、クラウドマイニングであればそういった部分をすべて業者が負担するので、初心者であっても非初心者であっても利用するサービス内容は同じです。つまり、初心者であっても不利になることがありません。

③マシンの維持が不要なので楽ちん

マイニングマシンを維持するのは、簡単なことではありません。ビットコイン用のマイニングマシンはハイスペックなので熱を持ちやすく、強力な排熱装置がついています。筆者の実感では、「24時間ずっと掃除機が動いている状態」に感じるほどの騒音です。
自宅でマイニングをする場合、この騒音と向き合わなければなりません。また、それだけのマシンを24時間ずっと動かし続けるための電気代も看過できないものになるでしょう。
クラウドマイニングの業者によっては電気代が別途必要になることもありますが、少なくとも自分でマシンの管理をしなければならないといったことはありません。

④投資のポートフォリオを多様化できる

投資家にとってリスク管理は資産を守る上で欠かせないテクニックです。異なる性質の資産に分散するのが基本ですが、暗号資産はその新たな分散先として注目されています。
ビットコインには「デジタルゴールド」という別名があります。株や債券、外貨といったさまざまな金融資産に加えて、ビットコインも金(ゴールド)のように安全資産だというわけです。事実、中国の富裕層が国内に資産を置いておくことに不安を感じ、ビットコインを大量に買い集めたことが中国国内の暗号資産全面禁止のきっかけになったとも言われています。
クラウドマイニングは、そのビットコインを狙う投資です。しかも売買して利ザヤを狙うのではなく、投資したら後は利益を待つだけというインカム型の運用です。その意味でも投資の多様化に資すると思います。

クラウドマイニングのデメリット、リスク

クラウドマイニングには、デメリットやリスクもあります。特にリスク面についてはしっかりと理解した上で投資をしないと、思わぬ不利益に振り回されることにもなりかねません。

①暗号資産だけに報酬が不安定

クラウドマイニングの形ではなくても、暗号資産のマイニングビジネスはきわめて不安定です。台帳記録に成功すればマイニング報酬がもらえますが、成功しなければ報酬はゼロです。まさにゼロイチの世界で、充実した設備を整えたのに台帳記録に成功しなければずっと報酬はゼロのままです。しかも電気代が掛かり続けるため、大赤字です。
クラウドマイニングについても同様、専門の業者だからといって安定してマイニングに成功できる保証はなく、投資家に分配される報酬もなかなか安定しません。
ただし、ビットコインの価格が急騰するなど暗号資産そのものの価値が高くなることで思わぬ高利回りになることは十分あり得ます。

②業者の経営破綻、そもそも詐欺のリスクがある

前編で、クラウドマイニングは大半が海外の業者であると述べました。これが日本人にとってはハードルが高く感じる部分です。業者によっては日本語のサービスを提供してないことがありますし、仮に日本語のサービスがあったとしても「詐欺なのでは?」と感じる人もいると思います。
FXの世界には海外FXといって日本国内の事業免許を持たない業者が日本語でサービスを提供していることがあります。日本の規制を受けないため魅力を感じる人は多いのですが、その業者が経営破綻したり、最初から詐欺目的だったために投資家のもとにお金が戻ってきていないという事例が後を絶ちません。
クラウドマイニングの世界でもすでに詐欺事件は起きており、実績のない業者、あまり名前を聞かないような業者に投資するのは控えるべきでしょう。

結局のところ、クラウドマイニングはアリか

後編ではクラウドマイニングのメリットと、デメリット・リスクについて解説しました。うまく運用できると10%程度の利回りが期待できますし、悪くても5%程度を確保している業者が大半です。なかには数十%、100%以上の利回りを提示している業者もありますが、あまり相場を逸脱したような利回りを提示している業者は怪しいと思ったほうが良いでしょう。
暗号資産には一獲千金のイメージがありますが、クラウドマイニングはキャピタル狙いの投資というよりインカム型のコツコツ投資です。そのことを念頭に置いて信頼できる業者に少しずつ投資していくのであれば、アリだと思います。

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