マイニングは膨大な計算量が必要となるため、それに伴う消費電力量も相当な量になります。
それに反して、ビットコインなどの仮想通貨の市場価格は下落してきている傾向にあるため、マイニングをするために必要な電気料金や管理費などを考えると、継続的な利益を上げるためにはランニングコストの削減を考える必要があります。
以上のことを踏まえて、ランニングコストの削減に繋がると考えられる対策方法を一つひとつご紹介していくので、ぜひ参考にしていただきたいと思います。
マイニングに必要とされる消費電力量を把握する
ランニングコストの削減方法をご紹介する前に、マイニングに必要とされる消費電力量を日常的に利用している家電と比較して、簡単におさらいします。
マイニングマシン1台にかかる1ヵ月あたりの消費電力が約440kWhとすると、家庭用エアコンなら約122kWh、家庭用冷蔵庫なら約30kWhに相当します。
ここ最近のマイニングは大規模化してきており、大企業レベルともなるとマイニングマシンを3万台以上設置してフル稼働させているところも珍しくありません。
エアコンは冷蔵庫は1つの家庭あたり多くても2台から3台設置されている程度だと考えると、1台で家庭用エアコンの4倍ほどの消費電力が必要となるマイニングマシンが3万台フル稼働している場面を想像すると、その消費電力量は膨大であることが容易に想像できます。
このような状況でランニングコストを少しでも削減するとなると、電力の供給方法や、いかに消費電力を削減するかが鍵となります。
太陽光発電を利用して必要な電力を確保する
ランニングコストを削減する方法の1つとして、太陽光発電による電力を利用してマシンの稼働に必要な電力を補うことが考えられます。
これにより売電量を減らすことができれば、膨大にかかる電気料金の削減が可能です。
また近年は、マイニングのために必要な電力を生み出すために排出されている相当な量の二酸化炭素が環境に大きな負荷をかけていると懸念されているため、太陽光発電を利用すれば環境に配慮したマイニングも可能になります。
アルゴリズムを処理する回路をASICからGPUに変更する
もう1つの方法として、マイニングに使用する回路をASICからGPUに変更することが挙げられます。
ASICは特定の仮想通貨におけるマイニングに特化しているため、処理能力はGPUよりも優れているのですが、仮想通貨がASIC耐性を持つアルゴリズムにアップデートするなどの変更を実装したり、ASIC自体が劣化するといったことにより、マイニングができなくなってしまいます。
また、ASICのマイニング対象の仮想通貨の市場価格が下落した場合は収益が下がるため、結果的にマイニング効率が下がるということにも繋がります。
一方でGPUは特定の仮想通貨のマイニング専用というわけではないため、仮想通貨のハードフォークやアルゴリズムのアップデートが実行されても対応することができるという点でASICよりも安定してマイニングができるといえます。
また仮想通貨は相場変動が大きいため、ASICは電気代以上のマイニングができなくなってしまうとゴミになってしまいますが、GPUはゲームなど他の用途で使うことが可能なことも、ASICより経済的だといえます。
さらに、GPUは万が一故障したとしてもASICと違い、パーツを交換すれば修復が可能であることに加え、消費電力が比較的少ないこともメリットと考えられます。
マシンの選び方によってはさらなるランニングコスト削減が可能になる
ランニングコストを削減するには、マシンそのものの選び方も重要になります。
例えば、和上サイクル社が提供しているJW-COBRAは2年間電気代が無料であるため、ランニングコストの削減に貢献できることに加えて、獲得コインが少ない月があったとしても多額の管理費用がかからないようになっているため、比較的安心して運用することが出来るようになっています。
ランニングコストの削減はできる対策は全て行うことが理想
仮想通貨がまだ浸透しきっていない現時点で、マイニングにかかる電気料金などのランニングコストは相当なものになっており、今後さらに仮想通貨が浸透して競争が激化していくことを考えると、ランニングコストの削減方法はできる限り全て行っておくに越したことはありません。
そこで注意しておかなければならないのは、マイニングファームの業者選びです。
電力をできるだけ太陽光発電で補おうとしても、太陽光発電設備の設置などの経験が浅い業者を選んでしまった場合、太陽光パネルの適切な配置や、マイニングによる発熱への対応が十分に行われない可能性があります。
和上サイクル社は、親会社が太陽光発電の設置や施工において長年実績を積んでいる企業であるため、比較的安心して利用できると思います。
また、太陽光発電による電力を利用すると共に、和上サイクル社のJW-COBRAを利用すれば、電気代2年間無料という保証がついてくるため、大幅なランニングコスト削減が可能となります。
さらに、JW-COBRAはGPUであるため、昨今の仮想通貨の価格変動やASIC耐性が実装されるなどといった流れを考えると、ASICよりも比較的安定してマイニングが継続できるともいえます。
以上のように、マイニング業界で今後も継続的に利益を上げ続けるためには、これまでにご紹介したランニングコストの削減方法も参考にしつつ運用していくことが、非常に大事なことであるといえます。