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暗号資産マイニングコラム

著名人の発言から予想する2020年のビットコインの価格

ICO バブル 警告

ビットコインの価格は登場してから今日に至るまで、未だにボラティリティが激しく頻繁に上下を繰り返しており、2020年に入ってから今後どうなっていくかは未知数です。
連日のように上がっただの下がっただのいわれると、「結局ビットコインの価格はどうなるのか?」という気持ちが湧きあがる方もいらっしゃるでしょう。
取引している方は特に気になるはずなので、今回は要人のビットコインに対する価格予想をもとに、2020年のビットコインの動向を考察していきます。

要人による2020年ビットコイン価格予想

2020年に入ってから中東情勢が緊迫する事態になったことで、ビットコインは資産の逃避先として買いが進み、価格が一時的に一気に上昇する動きを見せました。
この動きを皮切りに、暗号資産に詳しい著名人や金融機関は2020年のビットコインの動向について、それぞれの見解を述べています。
例えば、アメリカの著名な投資家のティム・ドレイパー氏は2022年までに約2,748万円まで価格が上昇するという見解を示しています。同氏はビットコインがまだ5万円程度だった頃に将来は100万円近くになると予想をしていたので、今後のビットコイン価格の1つの可能性として注目する価値はあると考えられます。
また、ビットコイン関連企業のエンジェル投資家であるロジャー・バー氏も、2015年にビットコインは将来的に約2,748万円にまで到達しうると予測していました。
ちなみにエンジェル投資家とは、起業家のスタートアップを支援できるほどの資金力を持つ投資家のことで、資金だけでなく人脈や精神的なサポートなど、ビジネスに必要な要素を提供して次世代の起業家をサポートしています。
このような投資活動を行っているロジャー・バー氏も大きく値上がりすると予想しているのなら、ビットコインを取引している方としては心強いのではないでしょうか?
さらに、デンマークの投資銀行であるサクソバンクのケイ・ヴァン・ピーターセン氏は2029年までに約1,000万円に到達すると予想しており、ブルームバーグは「2020年1月の暗号資産見通し」という報告書で、ビットコインは半減期を迎えた後に約153万円を目指して上昇する可能性があると分析しています。
このように、多くの要人はビットコインの価格は上昇するという見解を示していますが、JPモルガンのようにビットコインの本質的な価値は約54万円程度だとする意見もあります。
ここまでに述べたことを総合して考えると、具体的なビットコインの価格についてはばらつきがあるものの、ビットコインの価値に対して前向きな意見が多いことが身受けられます。

ビットコインは150万円の高値を出す可能性がある

ビットコインの価格に対して様々な著名人が見解を示す中で、ブルームバーグの分析はより現実的であるように考えられます。
なぜならば、ブルームバーグが予想した約150万円は2019年のビットコインの最高値であり、全くの未知数の数字ではないからです。
ビットコインは2020年の5月頃に半減期を迎える予定ですが、これによってブロック報酬は12.5BTCから6.25BTCにまで減少するといわれており、そうなると2021年のビットコインの供給は2%未満まで減少するかもしれないという見解も示されています。
従って、半減期を迎えることで減少するビットコインの供給に対して需要が今後ますます増えれば、ビットコインの価格は上昇していく可能性は十分考えられます。

ビットコインの価値はデジタルゴールドとしての地位にある

ビットコインに対して暗号資産に関する知識が豊富な著名人達が前向きな見解を示すのは、デジタルゴールドとしての地位に対して期待していると推測できます。
暗号資産市場に機関投資家が参入して投資を開始すれば、現在のような不安定で激しいボラティリティが抑えられ、資産の保存手段としての地位が強化されるという意見があります。
ただ、中国の習国家主席がブロックチェーン技術の導入を促進すると表明した後に、80万円台まで落ち込んでいたビットコインの価格は100万円超えまで急上昇し、その数週間後に再び下落するという動きを見せました。
このように何らかの要因で短期的に急激なボラティリティを示しているうちは、ビットコインは資産を安定した価値で保存できる手段という位置からはまだ遠いといわざるを得ません。
このような状態にも関わらず多くの人が取引を行い、多くの著名人も前向きな意見を述べるのは、ある程度安定した価格を維持する見込みがある暗号資産に価値を見出しているからだと推測できます。
ブルームバーグはビットコイン以外の暗号資産は供給が需要を上回り、投資してもらう状態の維持に苦労するだろうと予想している一方で、ビットコインは2020年以降に他のほとんどの暗号資産よりも、デジタルゴールドとしての地位が上回るだろうと予想しています。
暗号資産は米ドルや日本円などのような法定通貨とは違う立場の通貨として認識されており、その中でもビットコインはすでに資産の保存先として選ばれています。
従って、「2020年以降のビットコインの価格はいくらです」と明確な数字を述べることは難しいですが、ビットコインのデジタルゴールドとしての地位が強化されて価値が上昇することが期待できるといえます。

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