コラム

2022.08.10

車庫で太陽光発電は可能?メリットやデメリットについて解説

住宅用太陽光発電は、一般的に住宅の屋根へ取り付けられています。しかし、屋根の耐荷重や日光との向きや角度から、屋根以外の場所に取り付けたいと考えているご家庭も多いのではないでしょうか。自宅に車庫を設置しているもしくは設置可能なスペースがある場合は、車庫で太陽光発電を始められる可能性があります。

そこで今回は、車庫に太陽光発電を取り付ける方法やメリット、デメリットについて詳しくご紹介します。自宅の屋根では十分な発電量を確保できず悩んでいる方や太陽光発電で副収入を得たいという方などは、参考にしてみてください。

車庫とガレージとの違いとは?

車庫へ太陽光発電を設置できるか悩んでいる方の中には、そもそも車庫とガレージ、カーポートに違いがあるのか分からない方も多いのではないでしょうか?

まずは、車庫とガレージの違いについて確認していきましょう。

車庫とカーポートは車を置く場所

車庫とカーポートは、どちらも車を置くための場所という点で共通しています。しかし、車庫とカーポートは構造が異なるため、混同しないよう気を付けましょう。車庫は、一般的に3面が壁に覆われた駐車スペースを指します。車専用の倉庫といった構造で、外からの強風や雨、雪などから車を守れるのが強みです。

一方、カーポートは、柱と天板で構成されたものを指します。車庫と異なり外からの雨風の影響を受けやすい反面、太陽光発電に適しているのが特徴です。

ガレージはタイヤや工具類などを置けるスペースがある

車庫を英語にするとガレージと呼びます。つまり、単語という点では同じ意味といえます。

しかし、一般的にガレージというと、車を置く場所+車のカスタマイズや整備が可能なスペースという意味合いが含まれています。形状については、車庫と同じく3面が壁に覆われた倉庫のような構造です。

そのため、車庫とガレージの構造や単語の意味は共通で、用途は異なると認識しておくといいでしょう。

車庫やガレージで太陽光発電を始める方法

続いては、車庫やガレージで太陽光発電を始める方法について解説していきます。

既存の車庫やガレージに架台や太陽光パネルを設置

車庫やガレージで太陽光発電を始めるには、屋根に架台を設置し、架台の上に太陽光パネルを固定します。

架台とは、太陽光パネルを固定するための土台で、地面からの設置角度を調整できます。他には、電気を直流から交流へ変換させるためのパワーコンディショナ、接続箱、配線、モニタなどが取り付けられます。

車庫やガレージの屋根部分は、基本的に太陽光を遮るものがありません。そのため、太陽光パネルの設置に適した場所といえます。

ただし、一般的な太陽光発電の販売店は、住宅の屋根設置に関する商品およびサービスを提供しているものの、車庫やガレージへの設置に対応していません。太陽光発電の設置を考えるときは、まず車庫やガレージへの設置に対応した専門業者を探す必要があります。

設置が難しい時は太陽光パネル付きのカーポートを購入

車庫やガレージの強度や設置スペースの関係から太陽光パネルを設置できない時は、ソーラーカーポートを検討してみるのがおすすめです。

ソーラーカーポートとは、カーポートの屋根(天板)に架台と太陽光パネルを固定した設備のことです。また、屋根一体型のソーラーカーポートは、太陽光発電に適したフラットな構造でなおかつ耐荷重なども強化されています。

さらに両面発電型の太陽光パネルも開発されているので、地面からの反射光からも発電できるのが特長です。

カーポートは、車庫やガレージと異なり壁がありません。そのため、さまざまな方向から地面に太陽光が差し込み、反射光をキャッチしやすい環境といえます。

車庫やガレージで太陽光発電を始めるメリット

ここからは、車庫やガレージへ太陽光発電を設置するメリットについて紹介します。

住宅の屋根に設置できない場合の代替手段として活用できる

自宅の屋根に太陽光パネルを設置できない場合は、代替手段として検討できます。住宅用太陽光発電は、基本的に多くの住宅の屋根に取り付けられます。

しかし、屋根の素材や強度、設置スペース、形状などの関係から設置できない場合があります。設置できたとしてもランニングコストや初期費用の返済負担が、売電収入を上回る可能性もあります。

そこで車庫やガレージの屋根は一般的にフラットな形状なので、太陽光パネルを設置しやすく、太陽光を吸収しやすい環境です。また、生活動線の邪魔にならない場所で、いつもと変わらない生活を続けられます。

太陽光発電設備の設置後は、FIT制度を活用して10年間もしくは20年間固定買取価格で売電を行えますし、発電した電気を自家消費できます。(自家消費:住宅内のコンセントや照明、エコキュートなどに電気を供給)

遮熱効果を期待できる

太陽光パネルの設置によって遮熱効果を期待できるのが、メリットの1つです。

車庫やガレージの屋根に太陽光パネルを設置した場合、屋根に直接日差しを当てずに済みます。すると、室内の温度上昇を抑えられるので、ガレージ内で作業しやすくなりますし、車内温度を少しでも抑制できます。

冬場の場合は放射冷却を抑えられるので、室内の温度低下抑制につながります。

住宅の屋根に太陽光パネルを設置した場合、室内の温度上昇や低下を3度前後に抑えることが可能です。車庫やガレージへの設置時も同様の効果を期待できます。

災害時に非常用電源として利用できる

防災対策として役立つのが、太陽光発電の設置メリットです。車庫やガレージへ設置した太陽光発電は、停電時に自立運転モードへ切り替えた上で引き続き発電を行うことが可能です。

大規模災害や電力不足によるブラックアウトの時は、1日や数時間で停電の復旧が完了しません。そのため、各々でできるかぎり対策を施しておくことが大切です。

ガソリンなどの燃料を使用した発電機は比較的安価で入手しやすいものの、燃料がなければ発電を継続できません。

一方、車庫やガレージに設置された太陽光発電は、晴れていればいつでも発電できますし、蓄電池との併用で日中に電気を貯めて夜間に使用できるようになります。

車庫やガレージで太陽光発電を始めるデメリット

ここからは、車庫やガレージで太陽光発電を始めるデメリットについて解説していきます。

固定資産税の対象になる可能性がある

車庫やガレージは、固定資産税の対象に含まれる可能性があります。

以下に該当する車庫やガレージは、固定資産税の対象です。

  • 3面以上が壁に覆われている
  • 屋根が設置されている
  • 基礎部分が地面に固定されている
  • 物の保管や作業、居住スペースとして活用できる

また、出力10kW以上の太陽光発電は、設備に対して固定資産税がかかります。

固定資産税を避けながら自宅の駐車場で太陽光発電を始めたい時は、ソーラーカーポートを検討してみるのがおすすめです。

ソーラーカーポートは3面が壁に覆われていないため、原則固定資産税の対象資産としてみなされません。さらに太陽光発電の出力は、カーポートの規模に応じて10kW未満に抑えられます。

弊社とくとくショップでは、ソーラーカーポートを取り扱っています。ご相談の際は、専任の担当者がヒアリングし、予算に応じたソーラーカーポートをご提案いたします。

強度の関係から補強工事が必要な場合も

既に車庫やガレージを設置している時は、強度や耐荷重の関係から補強工事を施さなければいけない場合があります。

一般的な車庫やガレージは、屋根に重量物を固定する前提で設計されていません。そのため、太陽光パネルや架台、その他部材の重量に耐えられず、破損してしまう可能性があります。

しかし、補強工事には30万円程度かかるため、一体型ソーラーカーポートや太陽光発電向けの車庫やガレージ設置より初期費用負担はかかります。

少しでも費用負担を抑えたい時は、住宅の屋根に太陽光パネルを設置したりソーラーカーポートを検討してみたりするのがおすすめです。

増築許可を受ける必要がある

新たに車庫やガレージを設置する場合は、建築確認申請の提出および増築許可を受ける必要があります。

車庫やガレージは、建物として区分されています。建物を建てるときは、建築基準法の建ぺい率や容積率などを確認しながら設計を行わなければいけません。さらに建築確認申請という増築に関わる手続きを進めなければいけないため、住宅用太陽光発電より手間がかかります。

ただし、増築許可の申請手続きは施工業者側で対応してもらえるため、申請手続きの負担は負わずに済みます。

車庫やガレージに太陽光発電は設置できる!

車庫やガレージの強度・屋根の面積によっては、太陽光発電を設置できる場合があります。太陽光発電設置後は、発電した電気を売電したり自家消費したりと自由に運用することが可能です。また、太陽光パネルによって遮熱効果を見込めます。

自宅の駐車場へ太陽光パネルを設置したい方や駐車場に合った太陽光発電設備を探している方は、今回の記事を参考にした上でソーラーカーポートを検討してみてはいかがでしょうか?

弊社とくとくショップでは、屋根建材一体型ソーラーカーポートの見積もりから購入相談、設置工事から購入後のサポートまで一括対応しています。

現在取り扱っているソーラーカーポートは、両面発電可能な「Dulight」シリーズです。一般的なソーラーカーポートと異なり、地面からの反射光を電気へ変換できます。また、一般的な太陽光パネルと比較して、最大12%程度の発電量アップを見込めるのが強みです。さらに太陽光パネルを搭載させた状態で、風速38m/s、積雪量50㎝に耐えられます。

ソーラーカーポートの価格や設置方法、設置スペースなど、さまざまな疑問にお応えいたしますので、ぜひ1度お電話・メールよりお気軽にお問い合わせください。