【発電所NEWS vol.15】現場から見るシリーズ<8>発電所で近隣トラブルが起きること ご存じですか?
近隣の住民様から要望書に書かれていた内容は。。。
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新型コロナウイルス感染症に罹患された皆さま、および関係者の皆さまに
心よりお見舞い申し上げますとともに、1日も早い収束を心よりお祈り
申し上げます。
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【 ecopalの知っておきたい発電所NEWS!! 】
<今回のコラムの要点をざっくりまとめると・・・>
1.思わぬ近隣トラブル
2.近隣トラブル ベスト3
3.トラブルを未然に防ぐためにしておくべきこと
<コラム詳細>
1.思わぬ近隣トラブル
皆様こんにちは!ecopalでございます。
今回は発電所の近隣トラブルについてお伝えいたします。
皆様は、ご自身の発電所の近隣の方とコミュニケーションをとったことはございますか?
「実際に自分の発電所に足を運んだこともないし、もちろん会ったこともない」という方が大半かもしれません。
今回は、そのような方に注意していただきたいことがあります。
というのも、トラブルは発電事業者様の知らないところで起きていることが多いのです。私たちは、お客様の発電所に現地調査をした際に数々の近隣トラブルを目にしてきました。そして、その中には些細なことがきっかけで近隣の住民の方から「要望書」が届いてしまったケースもありました。
今回のメルマガでは、トラブル実例を解決策とともにお伝えいたします。
2.近隣トラブル ベスト3
では、これから私たちが見てきた近隣トラブルの主な要因を第3位から順番に見ていきたいと思います!
【第3位】 人の出入り
我々を含めた点検者、施工業者などが入れ替わり立ち代わりたくさん発電所に訪れているということも、実は問題になったりします。
理由は、草刈り機の騒音や、挨拶もなしに私有地に勝手に車を止めてしまうことです。そのため、業者の方に挨拶をするようにきちんと伝えておくことや、車を止める場合は挨拶をする、そして最低限、連絡先を書いた、看板を掲げることはしておいたほうが良いでしょう。
【第2位】 ゴミ(産廃)
産廃というと、あまりぱっと原因を思い浮かべるのは難しいかもしれませんが、こちらは施工業者がパレットやパネルの梱包資材を発電所に放置しているというものです。
私たちも、まさかこの様にゴミを持ち帰らないことがあるとは思ってもいませんでしたので、大変驚きました。梱包のごみの他にも、防草シートを抑えるのにタイヤを活用しているという事例もありました。このようなものは、もちろん産廃として認識されてしまう上に、草刈りの際もタイヤに当たってしまったり、ビニールが草刈り機に絡まってしまったりと、点検効率・作業効率が大幅に下がってしまいます。そして、火災が起きた際も火が燃え広がる原因にもなりかねません。ゴミがあるとゴミの投げ込みもされてしまうので、いち早く片付けることが必要です。
【第1位】 雑草
こちらは、たかが雑草と甘く見てはいけません。私たちは、発電事業者様から依頼されて雑草の処理をさせていただくのですが、その際、近隣の住民の方が出てこられて、土地の境界線まで刈るように言われるということが多くあります。
発電事業者様は、発電ができる最小限(パネルの周り)の除草を依頼されることが大半なので、近隣の住民土地との境界線に生えている雑草までは刈らない方が大半です。ですが、近隣の住民からすると、草刈り機の音がうるさいことに加え、除草後も自らの土地に雑草が入り込んでしまっていると、どうしてもクレームに繋がってしまいます。
3.トラブルを未然に防ぐためにしておくべきこと
上記で述べたように、発電事業者さまの知らないところで、発電所のイメージが悪くなってしまったり、近隣住民との関係が上手くいっていないということが大変多く見受けられます。
不満が募り、近隣住民の方に要望書を作成されてしまわないように、下記のような最低限のことはするようにしましょう。
・雑草を刈る際は、土地の境界線の雑草の状況をよく確認し、必要に応じて刈るよう依頼する
・ゴミ(産廃)を放置しないよう業者に伝える
・人が出入りするときは、近隣の住民への挨拶を忘れずするよう業者に伝える
・看板の設置(義務付けられています。)
この様なことに気を付けて、普段から近隣住民の方との関係性を良好に保つようにしましょう。
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