【発電所NEWS vol.5】売電収入が今より〇万円増える！ストリングの組み換え
実際の発電量グラフをもとに売電収入を計算！
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新型コロナウイルス感染症に罹患された皆さま、および関係者の皆さまに
心よりお見舞い申し上げますとともに、1日も早い収束を心よりお祈り
申し上げます。
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【 ecopalの知っておきたい発電所NEWS!! 】
売電収入が今より〇万円増える！ストリングの組み換え
＜＜今回のコラムの要点をざっくりまとめると・・・＞
１．ストリングの組み換えとは
２．1日あたり1.5kW増えたストリング組み替え実例！
＜コラム詳細＞
１．ストリングの組み換えとは
皆様こんにちは！ecopalでございます。
今回はストリングの組み換えについてです。
ご存じの方も多いと思いますが、改めてストリングの組み換えについて簡単にご説明させていただきます。
初めにストリングとは、太陽光モジュールを直列に並べたものを指します。
アレイの影を考慮して、横1列でストリングを組むケースが多いのですが、場所によっては、横からの影の影響が大きい場合があります。その場合は、必ずしも横1列で並べるのが最適とは限りません。下記の図で簡単にご説明します。
＜Ⅰ.横向きに並べた場合＞
太陽光モジュールをコの字型に8個並べたストリング？,？があるとします。
このような並びですと、右側に影がかかってしまう立地であった場合、両方のストリングの発電量が落ちてしまうことになります。
＜Ⅱ.立て向きに組み替えた場合＞
では、全てのストリングに影がかかってしまっていましたが、このように並べ替えると、同じ時間帯でも、1番（青色）のストリングには影がかからなくなります。
このようにストリングを組み替えることにより、影による発電量のロスを最小限に抑えることが可能です。
２．1日あたり1.5kW増えたストリング組み替え実例！
続きまして、上記の図の通りにストリングのに組み換えをおこなった、当社の物件の発電量グラフをお見せします！
■ストリング組み換え前の発電量
※こちらのグラフはストリング2つ分の発電量を示したものです。
縦軸は発電量、横軸は時間を示しています。
5番（青）のグラフにご注目ください。矢印が示している、12:00~13:00ごろの発電量が8kWhから6kWhまで、一気に落ちています。
■ストリング組み換え後の発電量
次に組み換え後の発電量です。組み換え後の12:00~14:00ごろまでは同じように、数値が8kWhから6kWhまで下がっておりますが、左の矢印で1kWh,右の矢印でもう1kWhと発電量が分散して落ちているということが分かります。
その理由としては、組み換え前は？？両方ストリングに影がかかっていましたが、組み替えたことにより初めの1時間(12:00~13:00)は？のストリングだけに影がかかることとなりました。そのため、？のストリングはその間、発電させることができたということを表しています。
（影そのものから逃げることはできないので、次の1時間(13:00~14:00)で？のストリングにも影がかかってしまっており、14：00の時点では同じように6kWhまで落ちています。）
では、この組み換えをすることによって、年間を通してみるとどれくらい発電量が変わってくるのでしょうか。
影がかからなくなったことにより、1日あたり約1.5kWhの発電量の増加が見込めるので、1年間で
1.5kWh×365日＝547.5kWh
が増加する計算となります。
売電単価が26円の物件ですと、1年間で14,235円、10年間で14万円以上の収入の差が出ます。
新しいアイテムをほとんど追加することなく、すでにある部品だけで発電量を増大させることが出来ますので、皆様もぜひストリングの組み換えを検討していただければと思います。
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