コラム

2023.08.25

【2023年最新】ソーラーカーポートでCO2削減を実現!価格やメリットなどを解説

カテゴリー: ・ソーラーカーポート

電気料金の高騰や脱炭素化への動きにより、法人・企業が自家消費型太陽光発電に注目!新たな選択肢「ソーラーカーポート」が熱いことをご存知ですか?

従来は太陽光パネルを屋根に設置する方法が主流でしたが、最近では事業所の駐車場スペースを活用したソーラーカーポートが注目を浴びています。このソーラーカーポートによる自家消費は、家庭や企業が太陽光発電を導入する上での新たな可能性を広げています。

本記事では、ソーラーカーポート導入に役立つ最新の補助金情報や相場価格、導入のメリット・デメリット、後悔しない選び方などを詳しく解説します。

自家消費型太陽光発電への一歩を踏み出すための、必読の情報が満載です!

目次

ソーラーカーポートとは?

ソーラーカーポートとは、太陽光パネルを搭載した駐車場の屋根のことを指します。従来のカーポートは、車を雨や日光から守る役割を果たしていましたが、ソーラーカーポートはその機能に加えて、太陽光発電を利用して電力を生成することができます。

ソーラーカーポートは、屋根部分に太陽光パネルが設置されており、太陽光を受けて光エネルギーを電気エネルギーに変換します。この電気エネルギーは、車の充電や建物への供給など、さまざまな用途に活用することができます。また、余った電力は電力会社に売電することも可能です。

ソーラーカーポートのメリットは多岐にわたります。まず、再生可能エネルギーである太陽光を利用するため、環境に優しくCO2排出量の削減に貢献します。また、自家消費による電力コストの削減や売電による収入の可能性もあります。さらに、駐車場のスペースを有効活用することで土地の最大限の活用ができ、駐車車両を太陽からの直射日光や悪天候から守るという機能も備えています。

ソーラーカーポートの種類には、カーポートの屋根上に太陽光パネルを設置した「搭載型」と、カーポートの屋根と太陽光パネルが一体化した「一体型」があります。これらの違いやメリットデメリットの比較についても詳しくご説明します。

一体型ソーラーカーポート

一体型ソーラーカーポートは、ソーラーパネルとカーポートが一体化した設備のことを指します。従来のソーラーカーポートと異なり、独立したソーラーパネルとカーポートの組み合わせではなく、カーポートの屋根自体がソーラーパネルとなっています。

カーポートの屋根に、ソーラーパネルが直接組み込まれているため、スマートなデザインと一体感を持ちながら、太陽光発電と駐車場の機能を組み合わせることができます。通常、カーポートの屋根には複数のソーラーパネルが設置されており、太陽光を受けて発電します。一体型ソーラーカーポートのメリットは以下の通りです。

統一されたデザイン

カーポートの屋根とソーラーパネルが一体化しているため、美しく統一感のあるデザインが実現できます。

スペースの最大限活用

ソーラーパネルとカーポートが一体化しているため、駐車スペースを最大限に活用できます。

高い効率

一体型ソーラーカーポートは、ソーラーパネルがカーポートの屋根全体に広がっているため、より広範な面積で太陽光を受け取ることができ、より高い発電効率を実現します。

雨や日射からの保護

カーポートの屋根がソーラーパネルで覆われているため、駐車車両を雨や日射から守るだけでなく、同時に太陽光の収集も行えます。

一体型ソーラーカーポートは、商業施設や公共施設、駐車場などで広く利用されています。設計や施工は専門の業者に依頼することが一般的であり、効果的な設置場所や設備のサイズなどを慎重に検討する必要があります。

搭載型ソーラーカーポート

搭載型ソーラーカーポートは、ソーラーパネルがカーポートの屋根に搭載された形式のソーラーカーポートです。従来のカーポートと同様に、車を守る屋根の機能を備えながら、その屋根にソーラーパネルが組み込まれている点が特長です。

搭載型ソーラーカーポートは、カーポートの屋根部分にソーラーパネルを搭載するため、一体型ではなく独立したソーラーパネルとカーポートの組み合わせとなります。ソーラーパネルはカーポートの屋根上に設置され、太陽光を受けて発電します。

搭載型ソーラーカーポートの特長とメリットは以下の通りです。

フレキシブルな設置

搭載型ソーラーカーポートは、既存のカーポートや駐車場にソーラーパネルを追加することができます。そのため、既存のインフラに対して比較的自由にカスタマイズすることができます。

駐車車両の保護と発電

ソーラーパネルがカーポートの屋根に搭載されているため、駐車車両を雨や日射から保護しながら、同時に太陽光を収集して電力を発電することが可能です。

高い発電効率

搭載型ソーラーカーポートでは、ソーラーパネルが屋根上に広がっており、より広範な面積で太陽光を受け取ることができます。そのため、より高い発電効率を実現できる可能性があります。

配置の柔軟性

搭載型ソーラーカーポートは、カーポートの屋根にソーラーパネルが搭載されるため、設置場所や向きに柔軟性があります。太陽の動きや駐車スペースの配置に合わせて最適な角度や配置が調整できます。

搭載型ソーラーカーポートは、商業施設や公共施設、駐車場などで利用されることがあります。設計や施工は専門の業者によって行われ、設置場所や設備のサイズ、最適な角度や配置などを検討する必要があります。

ソーラーカーポートを設置するメリット

次に、駐車場にソーラーカーポートを設置するメリットを7つご紹介します。

CO2削減と環境負荷の低減

ソーラーカーポートは太陽光を利用して電力を発電し、再生可能エネルギーを活用します。これにより化石燃料に頼らないエネルギー供給が可能であり、CO2排出や環境負荷の削減に寄与します。

電力コスト削減と売電収入

ソーラーカーポートによる自家消費により、家庭や企業の電力コストを削減できます。余剰電力は電力会社に売ることで売電収入が得られる場合もあります。

駐車場スペースの最大限活用

ソーラーカーポートは駐車場スペースの上に設置されるため、土地の有効活用ができます。駐車場と太陽光発電の二つの機能を一体化させることで、スペースの効率的な利用が可能です。

車両の保護と直射日光からの遮蔽

ソーラーカーポートの屋根は車両を雨や日射から保護します。また、太陽光を収集する役割も果たすため、直射日光を遮蔽しながら電力を発電できます。

補助金や税制優遇措置の活用

ソーラーカーポートの設置には、各地域で提供される補助金や税制優遇措置を活用することができます。これにより、導入コストの一部を削減することができます。

エネルギー自給率の向上と持続可能なエネルギー供給

ソーラーカーポートの設置により、自家消費できる電力量が増え、エネルギー自給率を向上させることができます。持続可能なエネルギー供給に貢献します。

統一されたデザインと建築物との調和

ソーラーカーポートは、デザイン性に優れており、建築物との調和を図ることができます。統一されたデザインにより美観を向上させ、環境意識の高いイメージを与えます。

ソーラーカーポートを設置するデメリット

ソーラーカーポートを設置するうえで把握しておきたいデメリットについても触れていきます。

高い初期費用

ソーラーカーポートの設置には一定の初期費用がかかります。設置費用や機器のコストを考慮する必要があります。もちろん、発電した電気を無料で使用できるため、長期的に見れば初期費用以上の経済的メリットが期待できます。

ただし、初期費用の回収期間を短くするためには「設置費用」「削減効率」「ランニングコスト」「補助金の有無」などあらゆる面を考慮する必要があります。

スペースや設置場所の制約

ソーラーカーポートは設置スペースを必要とします。十分なスペースが確保できない場合や、他の用途に使いたい場合には制約が生じます。また設置には地形や土地条件、法的制約、設置場所に関する制約を確認する必要があります。景観や建物の外観に変化が生じる場合があります。周囲への視覚的な影響を考慮する必要があります。

これらのデメリットは、設置に際して考慮すべき要素です。しかし、設置コストの回収や環境への貢献、電力コストの削減など、メリットとのバランスを考えると、多くの場合においてデメリットを上回る利点が得られます。

ソーラーカーポートの価格

ここでは住宅用と産業用の2つの用途に分けて、2023年度のソーラーカーポートの相場価格について解説します。

住宅用ソーラーカーポートの相場価格

住宅用ソーラーカーポートの相場価格は、様々な要素によって異なります。以下に一般的な相場価格の目安を示しますが、具体的な価格は地域や設置条件、施工業者の価格設定によって変動するため、正確な価格を知るためには複数の業者から見積もりを取ることが必要です。

一般的な住宅用ソーラーカーポートの相場価格の目安は、約200万円から500万円程度です。これには、ソーラーパネルの設置枚数や出力、カーポートのサイズや材質、施工費用、電気配線や接続費用などが含まれます。

また、補助金や税制優遇措置を活用することで、実際にかかる費用を削減することができる場合もあります。各地方自治体や関連機関が提供する補助金や税制優遇の情報を確認し、予算面でのサポートを受けることも検討してください。

ソーラーカーポートの価格は、導入後の電力収益やCO2削減効果を考慮すると、長期的な視点での投資としても検討されるべきです。設置費用に加えて、将来のエネルギーコストの節約や環境貢献のメリットも考慮に入れて、最適な選択を行うことが重要です。 

産業用ソーラーカーポートの相場価格

産業用ソーラーカーポートの相場価格は、規模や施工条件、設置地の条件などによって大きく異なります。以下は一般的な相場価格の目安ですが、具体的な価格はプロジェクトの要件や地域の市場状況によって変動するため、住宅用と同様に正確な価格を知るためには専門業者との相談や見積もりが必要です。

産業用ソーラーカーポートの相場価格は、通常数千万円以上になります。これには、設置するソーラーパネルの容量や数、カーポートの規模や材質、地盤の調査と補強、電気設備の配線や接続費用、施工費用、監視システムなどが含まれます。

産業用ソーラーカーポートは、一般的に大規模な施設や商業施設、物流拠点などに導入されるため、投資規模も大きくなります。

また、補助金や税制優遇措置を活用することで、実際にかかる費用を削減することができる場合もあります。関連する補助金や税制優遇の情報を確認し、プロジェクトの予算計画に反映させることが重要です。

産業用ソーラーカーポートの価格は、導入後の電力収益やCO2削減効果などの経済効果を考慮する必要があります。プロジェクトの詳細な検討と十分な投資回収期間の分析を行い、費用対効果の高いソーラーカーポートの設計と選択を行うことが重要です。

ソーラーカーポートの補助金

日本では、ソーラーカーポートの導入を促進するために様々な補助金制度が存在します。以下に代表的な補助金についてご紹介します。

太陽光発電システム導入補助金

国や地方自治体が提供する補助金で、太陽光発電システム全体の導入費用を一部補助してくれます。これにはソーラーカーポートの設置費用も含まれます。

FIT(固定価格買取制度)

太陽光発電による電力を売電することで収入を得る制度で、一定期間にわたって固定価格で電力を買い取ってもらえます。この制度はソーラーカーポートにも適用される場合があります。

再生可能エネルギー特別税制

太陽光発電設備の導入による固定資産税の減免措置や、一定期間にわたって所得税や法人税の減税措置を受けることができます。これらの特別税制は、ソーラーカーポートにも適用されます。

地方自治体独自の補助金

地方自治体によって独自の補助金制度が設けられている場合があります。これらの補助金は地域ごとに異なるので、詳しい情報は、各自治体のホームページや窓口で確認することをおすすめします。

ソーラーカーポートの補助金に関しては、政府や地方自治体の政策の変化や予算の制約によって内容が変動する場合があります。最新の情報は、関連する公式ウェブサイトや専門機関、地方自治体の窓口などで確認することをおすすめします。

補助金採択の選定基準

ソーラーカーポートの補助金採択の選定基準は、一般的には以下のような要素が考慮されますが、具体的な基準は補助金の種類や提供機関によって異なる場合があります。

目的・効果

補助金の目的や効果が、政府や地方自治体のエネルギー政策や環境政策と一致しているかどうかが重要です。例えば、CO2削減効果や再生可能エネルギー導入促進への貢献度が評価されることがあります。

導入規模・需要

ソーラーカーポートの導入規模や需要の大きさも重要な要素です。補助金は限られた予算の中で配分されるため、効果的な導入や需要の高い地域や業種に重点が置かれることがあります。

経済効果・雇用創出

ソーラーカーポートの導入による経済効果や雇用創出の見込みも評価されます。地域経済の活性化や雇用の増加が期待できる事業への支援が優先されることがあります。

技術・設計の優位性

新たな技術や設計の採用、イノベーションへの貢献度も考慮されることがあります。特に、エネルギー効率や耐久性の向上など、先進的な要素を持つソーラーカーポートの導入を支援する傾向があります。

継続性・持続可能性

ソーラーカーポートの、長期的な継続性や持続可能性も重視されます。導入後の運用や保守管理の計画、リサイクルや廃棄物処理の適切な取り組みなどが評価されることがあります。

補助金採択の選定基準は多岐にわたり、その詳細は、提供機関のガイドラインや公式ウェブサイトで確認することをおすすめします。また、補助金に申請する際には、要件を満たすための具体的な条件や手続きについても把握しておく必要があります。

4本足のソーラーカーポートのメリット・デメリット

ソーラーカーポートの架台部分には「4本足タイプ」と「2本足タイプ」の2種類があります。

4本足のソーラーカーポートは、四角い形状で4本の支柱で支えられるタイプのソーラーカーポートです。以下に、4本足のソーラーカーポートの一般的なメリットとデメリットを示します。

4本足ソーラーカーポートのメリット

安定性

4本の支柱によってしっかりと支えられるため、風や雪の荷重に対して高い安定性を持ちます。特に、地域の風速や積雪量が大きい場所での使用に適しています。

柔軟な設置

4本足の構造は比較的柔軟で、異なる地形や土地条件に対応することができます。地形の起伏や斜面、地下のパイプや設備などに対しても、柔軟に対応可能です。

多様なカーポートサイズ

4本足のソーラーカーポートは、一般的にカーポートのサイズや形状に幅広い選択肢があります。駐車スペースのニーズや要件に合わせて、適切なサイズを選ぶことができます。

4本足ソーラーカーポートのデメリット

可動性の制限

4本の支柱によって固定されているため、一度設置された場所からの移動が困難です。場所の変更や移転の必要性がある場合には、設置の難しさがあります。

視覚的な印象

4本足のソーラーカーポートは、他の形状のカーポートと比較すると、支柱が目立つデザインとなる場合があります。視覚的な印象や建築物との調和を考慮する必要があります。

面積の制約

4本足のソーラーカーポートは、支柱の配置やカーポートの形状によって、一部の駐車スペースを使用することになります。そのため、カーポートが占める面積や駐車スペースのレイアウトに制約が生じる場合があります。

4本足のソーラーカーポートは、安定性と設置の柔軟性を重視する場合に適しています。ただし、移動性や視覚的な要素に関しては注意が必要です。使用場所や要件に合わせて、利点とデメリットを総合的に考慮し、最適なソーラーカーポートの形状を選択することが重要です。

2本足ソーラーカーポートのメリット・デメリット

2本足のソーラーカーポートは、2本の支柱で支えられるタイプのソーラーカーポートです。以下に、2本足のソーラーカーポートの一般的なメリットとデメリットを示します。

2本足ソーラーカーポートのメリット

視覚的な美しさ

2本足のソーラーカーポートは、シンプルでスリムなデザインが特長です。支柱が少ないため、視覚的にすっきりとした印象を与え、建築物との調和を図りやすくなります。

スペースの最大限活用

2本足の構造は、駐車スペースを最大限に活用することができます。支柱の数が少ないため、駐車車両の出入りや操作のしやすさが向上します。

設置の柔軟性

柔軟な設置が可能なのも2本足ソーラーカーポートの特長です。地形や土地条件に合わせて角度を調整したり、斜面や起伏のある地形にも対応できる場合があります。

2本足ソーラーカーポートのデメリット

安定性の制約

2本の支柱で支えられるため、風や雪の荷重に対する安定性は4本足のソーラーカーポートに比べて制約があります。特に、風速や積雪量が大きい地域では、適切な補強が必要になることも。

設置制約

2本足のソーラーカーポートは、設置する地形や条件に制約があります。特に、ソーラーパネルが最適な角度で太陽光を受けるための条件を満たすことが重要です。

雨や日射からの保護

2本足の構造では、カーポートの屋根がソーラーパネルで覆われず、駐車車両を雨や日射から完全に保護することができません。一部の車両が直射日光を受ける可能性があるため、注意が必要です。

2本足のソーラーカーポートは、美しさとスペース活用を重視する場合に適しています。ただし、安定性や設置条件に関しては注意が必要です。使用場所や要件に合わせて、メリットとデメリットを総合的に考慮し、最適なソーラーカーポートの形状を選択することが重要です。

後悔しないソーラーカーポートの選び方

ソーラーカーポートの選び方には、既存の駐車場の形状や用途に合ったものを選ぶことが重要です。価格だけでなく、利用者の属性や利便性も考慮しましょう。

例えば、不特定多数の車が頻繁に駐車する来客用の駐車場の場合、設置費用が高くても駐車しやすい「2本足タイプ」のソーラーカーポートを選ぶことをおすすめします。来客者の利便性を重視するためです。

一方、従業員用駐車場などでは、来客用ほど利便性に気を配る必要はありませんので、費用対効果を重視して「4本足タイプ」のソーラーカーポートを選ぶ方が良い場合があります。

ソーラーカーポートの選定には、目標やニーズ、予算の設定、品質と信頼性、専門家の相談、参考事例や口コミの確認、サポート体制の確認、環境や建築基準の遵守なども考慮しましょう。これらの要素を総合的に考えs、自身の状況や目標に合ったソーラーカーポートを選ぶことが後悔しない選択につながります。

最終的な選択は専門家との相談や複数の見積もりを比較することも重要です。利用者の利便性や経済効果を考慮しながら、適切なソーラーカーポートを選びましょう。

和上ホールディングスは、全量自家消費型太陽光発電の企画提案から設計、施工、保守運用に関して一括対応しています。また、カーポートや屋根設置、地上設置や自己託送型、PPAモデルなど、幅広い設置方式にも対応可能なので、ソーラーカーポートやその他設置方法を検討している方にも利用しやすいサービスです。

ソーラーカーポートをはじめ、全量自家消費型太陽光発電による脱炭素経営や電気料金削減に少しでも関心を持ち始めた場合は、お電話やメールフォームよりお気軽にご相談ください。

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