こんにちは、石橋です。
今回は弊社、和上ホールディングスの新しい取り組みについて告知をさせていただきたいと思います。
今回告知させていただく新サービスは、「とくとくファームZERO」です。
このサービスを一言で行ってしまうと、太陽光発電という再生可能エネルギーによって生み出されたクリーン電力を需要家の皆さまに安定供給するものです。
それなら今さら珍しいものではないとお感じかもしれませんが、この「とくとくファームZERO」はこれからの時代に強く求められるサービスであると自負しています。
その理由は、2つあります。それぞれ1つずつアピールさせてください。
①Non-FIT電源の需要に応える
FITとは、固定価格買取制度のことです。家庭用は10年、産業用は20年にわたって固定価格で電力を買い取ってくれる制度があることで、これまで太陽光発電の普及が進んできました。投資案件として考えた時にも、20年間の収入が見込めることで利回りが確定するのは魅力的でした。
しかし、そのFIT制度が順次満了を迎える時代となりました。満了を迎えると買取価格に下駄をはかせることがなくなるため、かなり安くなってしまいます。しかしながらFITが適用されるといっても年々買取価格は下がっているので、投資利回りを高くできないデメリットが大きくなりつつあります。
そこで弊社がこれから取り組むのが、Non-FIT電源です。FITではなく、Non-FITです。FIT制度に依存することなく永続的な電力供給と自家消費モデルを構築し、太陽光発電のメリットをFITに依存しなくても維持することが目的です。
ESG投資やRE100、SDGsなどの取り組みが求められる中、企業が使用する電力の質が求められるようになりました。弊社が取り組むNon-FIT電源はグリーン電力として、需要家の皆様が安心してお使いいただけるものです。
②電気料金の高騰リスクに備え、電力を安定供給
2つめのアピールは、電力の安定供給です。ウクライナ戦争のせいで原油や天然ガスの価格が高騰し、さらに円安も手伝って日本のエネルギー事情は悪くなるばかりです。それが電機料金にも転嫁されて、今後電気料金の高騰が懸念されています。電力の需要家である企業の皆様にとっていつ価格が高騰するか分からない電力に依存するのは経営リスクなので、弊社では電力の安定供給に取り組みます。
太陽光は資源を持たない日本にも平等に降り注ぐ、無尽蔵の再生可能エネルギーです。これを自社発電設備において発電し、安定した価格で供給いたします。
確かな環境品質の提供と、電力の安定供給。この2つは弊社にとって利益を生む事業ということよりも、日本や地球全体においてとても重要な取り組みだと思っています。
電力逼迫によって、今年の冬は企業に電力消費の制限を課すなどという、馬鹿げた案が取り沙汰されています。そんなことをしたら日本の強みであるものづくりが力を失ってしまいますし、その結果として日本の国債的な地位の低下にもつながりかねません。電力が足りないなら日本の電力供給の3割を担ってきた原子力を活用すればいいのでは、と思いますが、このブログを執筆している本日は北海道の裁判所で泊原発の運転差し止めの判決が出ました。まだまだ私が提唱している電力供給のあり方には程遠いのが現実のようです。 それならば、私たちが自らの力で電力不足に一石を投じようではありませんか。「とくとくファームZERO」が目指すのは、クリーンで安定した電力の供給によって日本を元気にすることです。