大成功だった高市×トランプ会談、高市内閣で日本は再起動する

石橋大右

2025.10.30 石橋の考え

大成功だった高市×トランプ会談、高市内閣で日本は再起動する

こんにちは、石橋です。
このタイミングでブログを更新するとなると、やはりこの話題に触れないわけにはいかないでしょう。そうです、先日のトランプ大統領来日と、高市総理との会談などなど。
この一連のトランプ訪日は、個人的には大成功だったと思います。
点数をつけるなら、100点を期待していたのに120点だった!というところでしょうか。

今回の訪日では、高市カラーが存分に出ていました。
高市総理は故・安倍元総理の「弟子」のように目されている人物です。そのことは本人も十分承知していて、安倍元総理が遺したレガシーを大いに活用する戦略に出ました。
結果が大当たりであることは、誰の目にも明らかでした。トランプ氏が会談の冒頭、安倍元総理のことを静かに語っていましたが、その言葉の温かさに同席していた茂木外務大臣が涙するシーンもありました。心のこもった言葉は、どんな場面であっても人の心に刺さるものです。いい話ですね。
アメリカ側から見て、日本が戦略上重要な同盟国であることは間違いありません。特に対中国の世界戦略を描く上で日本は「最前線」にある国なんですから。そんな日本に、アメリカは「もっと強くなれ」と言っているわけです。
防衛費の増額を求めてくる、なんて警戒している論調も見受けられましたが、いいじゃないですか。かつてはGDPの1%を超えてはならない、みたいな不文律がありましたが、今ではそれが2%です。しかもアメリカは日本以外の同盟国にもっと出せと言っています。
今後さらに増額を求めてくるかもしれませんが、外圧を利用して防衛力を高めるのは悪い話ではありません。これを書いている本日、トランプ氏はAPECのために韓国に赴き、韓国が原子力潜水艦を開発することを承認しました。日本でも同様の議論がありますが、韓国と同じように原子力潜水艦を開発すればいいと思います。日本にはその技術や能力、意思があるのですから。
どことは言いませんが、政権の足かせになっていた某政党と「離婚」して、志が似ている新しいパートナーと組んで政策実現をしていくのは、とても健全な姿だと思いますね。

もうひとつ私が好感を持ったのは、トランプ氏の人柄です。
強いアメリカを背景にやりたい放題やっている人に見えますが、実はとてもリアリストで人間臭い人物だと感じています。
ノーベル平和賞が欲しいからあちこちの紛争を解決しようと奔走している、なんて言われてますが、それでもいいじゃないですか。戦争が続く限り、今日も死ななくていい人が死にます。街が壊され、復興をどんどん遠ざけています。それを今すぐやめろ、と強く思って忙しいのに世界中を飛び回っています。79歳のお爺ちゃんなのに、すごいじゃないですか。関税で他国に脅しをかけるようなことをしているのも、交渉のテーブルにつかせるためです。それと同じことを戦争を止めるためにもやってるのですから、手段はともかく志や良し。

トランプ氏は日本のことがとても好きで、敬意を持っていることもよく分かります。天皇陛下と会見した際にもしっかりと敬意を払って振舞っている姿にも、それがよく表れています。
日本の麻生太郎議員がアメリカの大統領選挙中にトランプタワー(トランプ氏の自宅)を訪れたことがありました。その時は1階まで直々に降りて行って、自分自身で麻生氏を出迎えた、なんてシーンがありました。ここにも、自分が大事だと思っている人に対しては礼を尽くす人なんだなと思ったものです。
そして、今回の高市総理です。
安倍元総理の近しい人物なので当然といえば当然かもしれませんが、それだけではない親近感を覚えました。会いたくて仕方なかった、やっと会えた、と感じませんか?
横須賀の基地で自身が演説をする際には、「今日友人になった」として高市総理を壇上に上げ、紹介しました。当然、場は大盛り上がり。こういう場面を見ていると、トランプ氏は最大限礼を尽くして高市総理を立てているんだなと思います。
彼は、アメリカ・ファーストを公言している政治家です。そして、高市総理も日本ファーストを掲げています。それぞれ自国ファーストと言っているのだから利害が衝突するのでは、と感じるかもしれませんが、それは実務レベルでの話です。自分の国を一番大事にしている政治家同士のほうが信頼関係が生まれやすいのは、これまでにさまざま政治家が作ってきた信頼関係を見ると明らかです。
自分の国を一番に思っていて、熾烈な選挙を勝ち抜いてきた女性リーダー。トランプ氏にとって、そんな強い政治家こそ信頼できる人なんでしょうね。何をしたいのかよく分からない前任者だったら、こんなにワクワクする首脳会談にはならなかったはずです。

両国のリーダーにばかり注目が集まっている今回のトランプ訪日ですが、実は重要閣僚も同行しています。もちろん日本側からもカウンターパートとして重要閣僚が同席し、それぞれの閣僚級会談も行われました。
これがなかなかすごくて、今回の高市内閣は適材適所、そして閣僚それぞれやる気に満ちていると感じます。
ネット上では「進次郎無双」なんてキーワードが飛び交っていますが、防衛大臣に就任した小泉氏もよく働いていますよね。彼は育ちもいいし、与えられた仕事には全力で取り組み、スピード感もあります。そのことは農水大臣当時に備蓄米を放出するという政治決断をしたことでもよく分かります。
防衛大臣になったことで、防衛装備品のトップセールスをどんどんやりたいと語りました。防衛装備品なんて分かりにくい言葉で言われていますが、要は兵器、武器です。これまで武器輸出には厳しい制限を自ら掛けてきたんですが、世界は武器輸出で利益を上げています。
お花畑の人たちが理想の国家と評するスウェーデンなんか、世界有数の武器輸出大国です。
日本の兵器技術への期待は大きく、つい最近オーストラリアが日本製の軍艦を購入することが決まりました。やる気満々の小泉大臣が、トップセールスで大きな案件を取ってくるかもしれません。これもワクワクしますね。

これだけ独自カラーを存分に打ち出している内閣だけに、早くも批判の矢はたくさん飛んできています。もちろん織り込み済みだと思いますが、かつての安倍内閣のように力強い政策をどんどん打ち出して、日本を再起動させてほしいと強く思います。

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