こんにちは、石橋です。
本日で2月も終わりです。そして明日から始まる3月、野球好き、大谷翔平好きの私にそっての一大イベントといえば、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)でしょう。
3年に一度開催される野球の世界一決定戦ですが、これまで日本代表チームの侍ジャパンは熱い戦いを繰り広げ、何度も私たちを感動させてくれました。そして前回の王者は、大谷翔平を擁する我らが日本です。

今回も事前にさまざまなドラマがありました。メジャー組の積極的な参戦による期待値の高まりと、故障による戦線離脱の続出。本当に悲喜こもごもです。特に阪神の石井大智の離脱は今季絶望という重症なだけに、かなり心配ですね。
それにしても、目を引くのが豪華な選手のラインナップです。大谷翔平はもちろんのこと、同じくドジャースの山本由伸、そして元巨人でオリオールズの菅野智之、鈴木誠也、今年からメジャーに移籍する村上宗隆、岡本和真などなど。日本の球界からも阪神の森下翔太やサトテル、DeNAの牧秀悟などなど、もう豪華すぎて名前を挙げているとキリがありません。
まず、これだけのメンバーが揃ったことに感動です。特にメジャー組はレギュラーシーズンへの影響を懸念してチームが出場に難色を示すケースが多々あったのですが、最近の日本人選手は積極的に国際大会に出場しています。おそらく代理人を通じて「自分が希望すれば国際大会に出場できる」という取り決めをしっかりと契約に盛り込んでいるのでしょう。アメリカは何でも契約、そして揉めたら訴訟の国ですから、そういった法的な問題をしっかりクリアした上での行動だと思います。
当初のWBCは、どちらかというとアジア圏で盛り上がる国際大会でした。第1回の大会で日本が優勝したこともあって、日本をライバル視する韓国や台湾でもWBCを重視する風潮が強まりました。アメリカはやはりメジャーリーグのスター選手があまり出場していないこともあって盛り上がりに欠けていた部分があったのですが、ここに来てアメリカが本気を出してきています。特に今回はメジャー組が積極的に出場しており、侍ジャパンのようなドリームチームを構築しています。
これだけアメリカが本気を出してくると、いよいよ面白くなってきます。実際のところ、日本が連覇できる可能性はどれほどあるのでしょうか。私はそれぞれの選手が想定通りのパフォーマンスを発揮すれば優勝間違いなしと思っていましたが、意外にもブックメーカーでの一番人気はアメリカです。つまり、お金を賭けて優勝を予想している人たちは、アメリカが優勝する可能性が最も高いと思っているわけです。
ブックメーカーのオッズから見ると、アメリカの優勝確率は45%くらいで、日本は25%くらいです。なんと、日本の倍近くの優勝確率なんですね。MVPを獲得するような選手、サイヤング賞を獲得するような選手、オールスターゲームに出場している常連のような選手がたくさん出場しているのですから、日本以上のドリームチームといえます。端的に言えば大谷翔平や山本由伸のような選手がゴロゴロいるチームです。球数制限があることも、先発ピッチャーと後ろのピッチャーとの分業が進んでいるメジャーリーグ野球との相性がいいともいわれています。なるほど、評価を知れば知るほど強敵です。
それでも、です。日本は過去にWBCで3度も優勝しており、断トツのトップです。アメリカは1回優勝しているのみで、WBCという舞台で勝ち慣れているのは日本です。また、短期決戦だけに何が起きるか分からない不確定要素が多く、仮に日本を上回るようなドリームチームであっても、些細なことで勝負の行方が左右される世界です。期待値は最も高いとはいえ、日本にも十分勝機があります。だからこそ、面白いんです。
かつての敗戦国である日本が競合アメリカと互角に戦い、競り勝つような試合を見れたら、感動ひとしおです。開幕する前から、ワクワクが止まりません。
そんなワクワク感満載のWBCですが、今回は地上波での放送がありません。それゆえに、あまりテレビでの報道は盛り上がっていないように思います。自局で放映することがないのに宣伝する気はないのだと思いますが、これはかなり残念です。
今回のWBCはアメリカのネットテレビ局であるネットフリックスが独占配信をすることとなり、ネットフリックスのサブスクを利用している人しか視聴できません。高すぎる放映権を購入できたのがネットフリックスだけだったというのが理由ですが、オールドメディアと呼ばれて久しい日本のテレビ局は、ネットテレビ局に大人気コンテンツを買い負ける時代なんですね。
ネットフリックスは確かに面白い番組も多くて魅力的だと思いますが、今後はこんなことが何度も起きるのではないかと思うと、ひとつの時代が終わっていく風景を目の当りにしているのかなとも感じます。