意外に知られていない農業の環境問題

石橋大右

2024.11.28 環境問題

意外に知られていない農業の環境問題

こんにちは、石橋です。
今回は一見すると自然豊かな産業に見える農業について、実は深刻な環境問題について語りたいと思います。

農業の現場というと、のどかな田園風景が思い浮かびます。田んぼや畑にはたくさんの植物が栽培されているので、確かに豊かな自然が守られているように見えます。
もちろん植物が生育する過程では光合成によって二酸化炭素を吸収するので、その意味では環境保護に貢献しているといえます。しかし、農業を商業として成立させようとするとなおさら環境負荷を高めてしまう問題があります。
最も問題になっているのが、土壌汚染と水質汚染です。農業の効率を高めるために開発されている化学肥料や農薬はとても便利ではあるのですが、もともと自然界に存在していなかった物質です。そのため長期間にわたってこうした化学物質が散布されると土壌内に蓄積し、自然の働きだけでは分解できないものが残ってしまいます。これがやがて土壌汚染や水質汚染を引き起こし、環境破壊につながってしまいます。農業を効率化するために使ったものなのに、土壌や環境が汚染されてしまうと同じ場所で農業ができなくなるという本末転倒な事態も起きています。
土壌汚染はその場所だけの問題かもしれませんが、水質汚染を引き起こすとそこからの下流や海にも影響が及びます。それまで生活用水として使えていた河川の水が使えなくなったり、下流にある海域の海産物が食べられなくなるといったことも起きています。
このように土壌や水質の汚染が進むと、もともとそこで生活していた生き物たちが生きられなくなる可能性もあります。害虫を駆除するために使った農薬のせいで益虫(農業にメリットのある虫)まで住めなくなり、また別の農薬を使わなければならないといった事例もあります。こうなると農地は自然の一部ではなく、工場のような立ち位置になります。土地が荒れると自然環境や生態系が破壊され、不毛の地を増やしてしまいます。アマゾンでの焼き畑農業が砂漠化を進行させているとの指摘がありますが、こうした農業による自然破壊で砂漠化してしまった土地も相当数にのぼります。
もうひとつ、看過できない問題もあります。それは農業がもたらす地球温暖化です。農業で栽培している植物が二酸化炭素を吸収するのが良いのですが、その一方でビニールハウス栽培をしている農地ではビニールハウス内部を温めるために暖房を使います。その暖房のためには石油を使うのが一般的なので、巨大な暖房設備が稼働することになります。これが排出する二酸化炭素は、同じ農地で植物が吸収する量の比ではありません。ビニールハウス栽培が普及したおかげで、私たちは季節外れの野菜や果物を食べることができます。真冬にスーパーやデパ地下にイチゴが並んでいる風景を見たことがある人は多いと思いますが、これもビニールハウス栽培の恩恵です。クリスマスシーズンになるとケーキにイチゴを載せることも多いですが、これを作るために環境負荷が高まっているということですね。
こうした問題は日本よりも、海外で深刻化しています。農業の市場規模が大きく、ビジネスとしての農業が活発な国ほど自然環境へのダメージも大きくなるため、それらの国々では農業による環境問題が問題視されています。
そうした国々で注目されているのが、循環型農業です。今の世代だけでなく持続性のある農業モデルの構築です。化学肥料を使う代わりに伝統的な自然由来の肥料を使うというのは、最も分かりやすいモデルです。日本の里山では家畜や人間の糞尿を発酵させて肥料にするのが一般的でしたが、これは循環型農業といえます。自然由来のものは、最終的に微生物が自然に還元します。そのサイクルは永続性があるので、いつまで繰り返しても自然にダメージを与えることはありません。農薬の代わりに虫の天敵を飼うことで駆除するというモデルも、循環型農業のひとつのアイディアです。日本では古くから合鴨農法が行われてきました。
合鴨農法とは収穫が終わった田んぼで合鴨を飼うという農法で、合鴨が雑草や害虫などを食べてくれる上に、そこで糞をするため肥料もまいてくれるというモデルです。化学肥料や農薬ゼロで田んぼの健康を守ることができるため、素晴らしい日本の伝統的なアイディアです。
日本には、こうした素晴らしい伝統的な技術やアイディアがたくさんあります。いずれも先人の知恵で、「もったいない精神」から始まったものばかりです。世界が環境問題に直面する中、日本のノウハウが役に立つ場面はとても多いと思うのです。
私が代表を務める和上ホールディングスでは、太陽光発電と農業を融合させた営農モデルを提案し、実際に農園の運営も行っています。畑の上に太陽光パネルを付けることで太陽光をシェアし、太陽光が当たりすぎないようにすることと太陽光発電による収益を両立させます。近年では夏場の暑すぎ問題が農業にも深刻な影響を及ぼしています。それなら日陰を作り、同時に発電もすれば一石二鳥というわけです。まだまだ本格的な普及は進んでいないように感じますが、個人的にはもっともっと拡大してほしいと願っています。

和上ホールディングス 30周年記念サイト
農地高額買取査定
和上ホールディングス
住宅用太陽光発電の販売設置
住宅用蓄電池の販売設置
給湯器・エコキュートの販売設置
太陽光カーポートの販売設置
太陽光発電所の購入売却
太陽光発電所の購入売却_English
太陽光発電所の購入売却_简体中文
太陽光発電所のメンテナンス
太陽光発電所の部材販売
営農型太陽光発電ソーラーシェアリング
営農型太陽光発電ソーラシェアリング放牧PLUS プラス
太陽光発電所の造成・土木工事
脱炭素・再生可能エネルギー導入
自家消費型太陽光発電所の導入
まだ間に合う 自家消費型太陽光対象 税制優遇
脱炭素経営コンサルティング
口コミ・評判・実績サイト
和上とくとくチャンネル
弊社代表・石橋大右が自家消費について書籍を出版しました。
和上電気工事養成所
太陽光発電所しっかり査定
太陽光発電所売却相談サポート
低圧・高圧太陽光発電所の買取査定
太陽光発電所のかんたん査定
太陽光発電用用地募集
太陽光発電土地売却スピード査定
太陽光発電投資をおすすめする3つの理由
減価償却なら太陽光 数百万以上の手取りが変わる可能性
法人向け高圧太陽光で資産形成
再生可能エネルギーのメディアとくとくマガジン
太陽光発電所の買取相場の確認サービス
太陽光発電投資の個別セミナー開催!
太陽光発電メンテナンスの防災対策
太陽光発電メンテナンスの災害復旧
電力トレーサビリティシステムecoln
太陽光発電メンテナンス一括見積もりサービス
太陽光発電お試し点検実施中!
太陽光発電量診断
太陽光発電中古・新設物件購入・投資
今から始める太陽光発電投資
個人向け太陽光貯蓄ナビ 太陽光貯蓄がすぐわかる! 自己資金0円新たな貯蓄
企業投資向けサービス『系統用蓄電池』
低圧高圧太陽光発電売却一括査定サイト
住宅用太陽光発電一括見積もりサービス
低圧高圧太陽光発電所のスピード査定
高圧低圧太陽光発電所の高額買取査定
高圧太陽光発電所高額買取査定
経営者・資産家・高年収の皆様へ 節税なら太陽光
年収400万円以上の方向け節税対策
年収800万円以上の方向け節税対策
高圧太陽光発電所高額買取専門店
高圧太陽光発電所売却をおすすめする5つの理由
高圧低圧太陽光発電所買取査定サービス
脱炭素経営個別セミナー開催!
低圧高圧中古太陽光発電所買取販売直売店
高圧太陽光発電所のメンテナンス決定版 発電量増量計画始動
卒FIT 産業用太陽光発電所 買取予約サービス
太陽光発電所 ケーブル盗難対策の小さな秘密兵器
太陽光発電所 点滅発光の人感センサー
太陽光発電所 パワコン リプレイス
太陽光発電所 ドローン点検
太陽光発所メンテナンス オンライン無料相談
太陽光発電所 パワコン リパワリング
ご注意ください 遠隔監視が使えなくなります 3G回線
太陽光発電所 メンテナンス 東北エリア
リパワリングモアプラス 太陽光発電所の盗難保険付帯サービス
太陽光発電メンテナンス完全ガイドブック
自家消費(PPA/自己託送)完全ガイドブック
ゼロカーボン総合支援完全ガイドブック
脱炭素経営完全ガイドブック
太陽光 蓄電池 エコキュート 1分でわかるシリーズ発行
売りたい 買いたい 投資したい お役立ち資料シリーズ
動画でわかるシリーズ
補助金最大化 東京都にお住まいなら太陽光+蓄電池のセットがお得!
多目的な空間を求めるならセレクトキューブ。低価格かつ高品質の商品の提供!ガレージから倉庫・多目的空間の専門店
速さと安心をあなたのも元に サポート 爆速インターネット 工事費 コミコミ 月額5,478円(税込)
流行りの脱炭素・再生可能エネルギーを販売しませんか? 太陽光 販売代理店募集!
  • 事業内容
  • メール相談
  • 電話相談