こんにちは、石橋です。
イラン情勢が緊迫してからというもの、金融市場では大荒れが続いていますね。
もっといえば、アメリカでトランプ大統領が就任してから、断続的にそんな動きが続いているとの声も聞かれます。
株やFX、暗号資産、投資信託などなど、投資はさまざまですが、投資家にとって最も重要なのは市場が安定していることです。いつ暴落や暴騰をするか分からない、しかもそれが頻発しているというのは、投資家としては最も避けたいはずです。
それが現実になっているのですから、多くの投資家は疲れるでしょうし、いい加減にしてくれとの怨嗟が聞こえてくるのも無理はありません。
現在の荒れ相場がそもそも荒れ相場なのは、それぞれの金融資産の価格がリアルタイムで変動する仕組みになっているからです。株価や為替レート、基準価額など、市場などで取引されているものには価格変動があり、それゆえに価格差を狙って利益を上げることも可能です。利益を上げるチャンスがある一方で、価格差による損失のリスクもあるわけです。
こうした資産を運用する限り、暴落や暴騰によるリスクが常にあることを念頭に置いておく必要があります。
しかし、投資のすそ野は広く、価格変動のない投資もあります。これならそもそも価格変動がないので、社会情勢や国際情勢が荒れたとしても激しい値動きに翻弄されることはありません。
例えば、太陽光発電や系統用蓄電池の投資。これらはいずれも取引所で売買されているわけではなく、流動資産ではありません。そのため個別に売買される時以外は価格がつくことがなく、値上がりすることも値下がりすることもありません。あるのは、日々稼いでくれる売電収入や容量市場での供給力確保といった定期的な収入です。
不動産投資もこれと似ていて、物件を売ることを前提にしないのであれば、収入源は家賃収入のみです。不動産は売買することができるものの、こちらも取引所があるわけではないため、流動性は高くありません。そのため、暴落相場がやって来たとしても所有しているアパートやマンションの価格や家賃がただちに暴落することはありません。
このように、荒れる投資と荒れない投資があることを、広く知っていただきたいと思っています。
その一方で、荒れない投資では所有している資産の急激な値上がりはないため、株やFXのように一獲千金の可能性はありません。そのため、株やFXのように短期的なトレードで利益を上げるといったことはできません。ある意味では荒れることも相場のうちと見なされている投資との大きな違いですね。
投資のリスク管理は、分散が基本です。1つのものに集中投資をすると、思惑通りになった時の利益こそ大きくなりますが、その逆の時は集中投資をしている資産と心中することになります。
そこで投資家は投資先を分散させて、すべての資産が一斉に価値を失ってしまうリスクを回避します。分散投資をする際の基本は、同じような値動きにならないものを組み合わせること。
例えば、資産の大半を株で保有していると、今回のように世界同時株安になった時に一斉に価値が低くなって含み損を抱えることになってしまいます。
そこで一部は株、一部は債券、一部は不動産といったように、投資先を異なる性質のものに分散します。こうすることで株の暴落が起きても他の資産の価値は目減りせず守られるので、資産全体を守ることができるわけです。
私が深く関わっている太陽光発電や系統用蓄電池といった環境系の投資は、株やFXなどに投資している人にとって、全く異なる性質の投資案件なので、分散先として有効です。
事実、昨今の株安や原油高が起きても売電価格などの収入が減ることはなく、太陽光が降り注いでいる限り、利益を上げ続けています。
これが、本当の意味でのリスク分散です。逆に環境系の投資だけだと短期的に大きな利益を狙うといった「夢」がないので、手堅さはあるものの、人によっては面白みに欠けるかもしれません。だからこそ、異なる性質の資産を持つことでリスクを分散しながら投資の面白みも享受するのが最善なのです。
私の事業に関わっているだけに太陽光発電や系統用蓄電池への投資をおすすめするとポジショントークになってしまいますが、昨今の株の暴落を見ていると、株だけに資金を集中させることの怖さを改めて感じました。