2022.07.29
ソーラーカーポートの価格や業者の選び方について解説!
自宅のカーポートで太陽光発電を始められるソーラーカーポートは、住宅用太陽光発電と同じく売電収入や自家消費による電気料金削減効果を期待できるのが特長です。しかし、一般的に知名度の高い設置方法ではないため、初期費用や価格相場についてよく分からないという方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、ソーラーカーポートの価格や費用内訳、業者の選び方などについて詳しくご紹介します。電気料金高騰から太陽光発電に関心を持ち始めた方やソーラーカーポートについて詳しく知りたい方は、参考にしてみてください。
目次
ソーラーカーポートの価格は?
ソーラーカーポートの価格は、カーポートのサイズや太陽光パネルのメーカー、太陽光パネルの設置枚数によって変わります。まずは、ソーラーカーポートの費用相場や内訳、初期費用回収までにかかる期間を見ていきましょう。
ソーラーカーポートの費用相場
駐車台数2台分のソーラーカーポートは、150万円~240万円の相場とされています。その他、駐車台数1台・3台・4台分を含めたソーラーカーポートに関する費用相場を紹介します。
駐車台数 | 費用相場 |
---|---|
1台分(出力1~3kW程度) | 150万円~180万円程度 |
2台分(出力2.5kW~4.5kW程度) | 180万円~240万円程度 |
3台分(出力4.5kW~9.5kW程度) | 250万円~300万円程度 |
4台分(出力7kW~12.5kW程度) | 300万円~380万円程度 |
ソーラーカーポートの出力は、太陽光パネルの発電能力を指しています。発電能力は発電量に大きく関係していて、出力が大きければ大きいほど年間の発電量も増やせます。
ソーラーカーポートの予算を考える際は、150万円~400万円程度の初期費用を前提として太陽光パネルの設置枚数やカーポートのサイズなどを検討してみるのが大切です。
ただし、既製品ではなくオーダーメイドでソーラーカーポートの設置を検討している時は、相場より30万円程予算を上乗せする必要があります。
ソーラーカーポートの内訳
ソーラーカーポートの費用は、太陽光パネルをはじめとした発電設備とカーポートの支柱や天板などの本体価格、設置工事費用で構成されています。
太陽光発電設備の内訳は、以下の通りです。
- 太陽光パネル
- パワーコンディショナ
- 配線
- 接続箱
- 架台(太陽光パネルを載せるための土台)
カーポートに関しては、柱と天板などといった部材に費用がかかります。
具合的な費用内訳は施工業者によって異なるため、自社施工の販売店や施工業者と提携している販売店などから見積もりをとり、比較してみるのが重要です。
なお、見積もりを比較する際は、金額に加えて丁寧に作成されているかどうか確認してみましょう。総額のみ記載されている見積もりは、どの項目にいくらかかかるのか分かりませんし、無駄な項目がないか確認できません。
ソーラーカーポートの費用回収期間
ソーラーカーポートの費用回収は、10年間で完了させることが可能です。弊社とくとくショップで取り扱っている「Dulight」シリーズは、分割払い2万円~、120回払い=10年払いのプランを設定できます。
なお、ソーラーカーポートによっては、費用回収まで20年間かかるタイプもあります。
「なぜ「Dulight」は、10年間で費用回収できるのか?」と疑問に感じるかと思います。
「Dulight」シリーズは、太陽光パネルの裏面からも発電できるためです。発電量は、片面発電モデルと比較して最大12%アップし、買取価格に換算すると最大2円/kWh程度アップできる計算です。
費用回収期間が短ければ、その分手元に残る売電収入を増やせますし、電気代削減効果を伸ばしやすくなります。
「ソーラーカーポートを検討している方は、ぜひ弊社とくとくショップへご相談ください。
ソーラーカーポートの導入にかかる税金とは?
ソーラーカーポートを無事導入できた場合は、税負担に対して準備を始めるのが大切です。
ソーラーカーポートで売電収入を得ている方や出力10kW以上の設備を所有している方は、特に課税負担について把握しておきましょう。
続いては、ソーラーカーポートの導入後に発生する主な税金について確認していきます。
売電収入を得た場合は所得税が発生する
ソーラーカーポートで発電した電気を売電した場合は、売電収入に応じて所得税の課税負担が発生します。
会社員の場合は、給与所得とは別に年間20万円の所得を得ている場合に、所得税を納税しなければいけません。太陽光発電にかかる所得税の計算式は、売電収入-支出(必要経費+減価償却費)というシンプルな内容です。
確定申告は毎年2月16日~3月15日までに、イータックスもしくは郵送、税務署への書類持ち込みといった方法で行います。
また、太陽光発電の所得が年間20万円以下であったとしても、住民税の申告は必要です。
会社員の場合は、給与所得と雑所得(太陽光発電で得た所得)の住民税を納付するという仕組みです。
住民税の計算は、課税所得×所得割額(10%)+均等割額という式で求められます。住民税の申告を行う時は、市区町村の窓口やHPから必要書類を用意し、必要事項を記入します。
住民税の納税方法は、給与天引きの特別徴収と自身で納付手続きを行う普通徴収の2種類から選択することが可能です。普通天引きを選択すれば、給与と別々に計算・通知されるため、会社から副業を知られずに済む可能性はあります。
ただし、状況によっては普通徴収でも副業について知られるため、混乱を防ぐ意味でも事前にソーラーカーポートによる売電収入を上司や上長へ伝えておくのがいいでしょう。
固定資産税が発生する場合も
ソーラーカーポートを設置した場合は、固定資産税の課税負担が発生する場合もあります。
固定資産税とは、土地や家屋など固定資産を所有している時に発生する税金のことです。
以下の条件に該当すると固定資産税の納付義務が発生するため、注意しながら設置検討しておきましょう。
- 3面が壁に覆われているカーポート
- 出力10kW以上
- 税務署からの調査でカーポートが建物とみなされる場合
ソーラーカーポートを設置する時は、固定資産税の負担を前提に年間の収支を計算しておくのがおすすめです。
ソーラーカーポートは価格以外の確認も大切!
ソーラーカーポートの価格や相場について把握したあとは、比較検討の際に把握しておくべきポイントを確認していきます。
ソーラーカーポートの設置を検討する時は、価格だけでなく、販売店および施工業者の見極めも重要です。価格の安さだけで選んでしまうと、思わぬトラブルや被害を受ける可能性があります。
複数の販売店から比較する
ソーラーカーポートの販売店へ相談する時は、複数の店舗へ相談および見積もり作成を依頼するのが大切です。
ソーラーカーポートにかぎらず太陽光発電の設置費用は、販売店によって異なります。そのため、1社のみで検討してしまうと、太陽光パネルなどの本体価格や設置工事費用など、各項目の費用が適正相場なのか分かりません。
複数の販売店および施工業者から見積もりをとっておけば、設置費用の総額や各項目の金額を1つずつ比較することが可能です。
施工実績の豊富な施工業者から選ぶ
ソーラーカーポートの販売店を調べる時は、施工実績豊富でなおかつ保証制度を完備している業者かどうか確認する必要があります。
販売店の品質をよく確認せずに契約してしまうと、手抜き工事や技術力不足による施工不良といった被害を受けてしまう場合があります。また、保証制度を設けていない販売店へ依頼してしまうと、施工不良や自然災害による補償を受けられません。
販売店を調べる時は、HPや問い合わせの際に保証制度や施工実績などを確認してみるのが大切です。
発電能力の高いソーラーカーポートを取り扱っている
施工実績の豊富な販売店を見つけた場合は、どのようなソーラーカーポートを取り扱っているかよく確認しましょう。
ソーラーカーポートと一言で表しても、メーカーによって発電能力やカーポートの耐久性、形状なども大きく異なります。
特に発電能力は、初期費用の回収期間を短縮する上で重要なポイントです。
たとえば、弊社とくとくショップで取り扱っている「Dulight」は、カーポートの屋根建材と一体型で、無駄のない設置方式です。また、太陽光パネルは両面発電型なので、地面からの反射光を吸収し、発電してくれます。発電量については、一般的なソーラーカーポートと比較して最大12%高い水準です。
ソーラーカーポートで期待される効果は?
弊社で取り扱っている「Dulight」のソーラーカーポートを設置した場合、売電収入と電気代削減、2つの効果を期待できます。
駐車台数2台分のスペースを確保可能な定格出力6.5kWのDulightで売電および自家消費した場合、年間121,516円の売電収入を見込めます。(固定買取価格17円/kWhと仮定)
また、自家消費による電気代削減額は、年間5万円~を見込めます。
年間の想定発電量は7148kWhなので、片面発電型(年間6,290kWh)と比較すると約1.13倍程度の発電能力を期待できるのが特長です。
ソーラーカーポートの価格は150~400万円程度!
ソーラーカーポートの価格は、150万円~400万円程度で推移しています。また、初期費用は、太陽光パネルを含む発電設備とカーポートの本体価格、設置工事費用を足したものです。
ソーラーカーポートの設置に向けた準備を始めている方やソーラーカーポートについて関心を持ち始めた方は、今回の記事を参考にしながらソーラーカーポートの価格や種類について比較検討してみてはいかがでしょうか?
弊社とくとくショップでは、「Dulight」シリーズも取り扱っております。これは両面発電可能な太陽光パネルであり、裏面にも太陽電池が取り付けられているため、地面の反射光を吸収してくれます。一般的なソーラーカーポートと比較して、両面発電が可能な太陽光パネルは、最大12%程度の発電量アップを見込めます。
また、ソーラーカーポートの価格は218万9,000円(税込)~で、同価格に工事費も全て含まれています。分割払いの金額は毎月20,171円(税込)~なので、初期費用回収期間10年程度と一般的なソーラーカーポートより短期間で費用回収できます。
ソーラーカーポートの価格や設置方法、設置スペースなど、さまざまな疑問にお応えいたしますので、ぜひ1度お電話・メールよりお問い合わせください。無料でお見積もりを作成いたします。
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