「藻」の力で日本が世界有数の産油国になる?面白い研究の紹介

石橋大右

2022.11.30 アイデアエネルギー問題

「藻」の力で日本が世界有数の産油国になる?面白い研究の紹介

こんにちは、石橋です。
いよいよ今年も残すところ1か月と1日になりました。
何だかあまり寒くないので冬の到来を感じにくいですが、近々急に冷えるみたいなので、皆さま急激な温度変化にご自愛ください。

冬は暖房の需要が増大するので、日本だけでなく冬寒くなる国ではエネルギー消費量が増えます。今もなお戦禍にあるウクライナではロシア軍のインフラ攻撃によって電力不足が深刻で、日本より寒い冬を越せない人が大量に出るのではないかと言われています。自然災害なら仕方ない部分もありますが、これは完全に人災です。なんてひどいことをするのかと思ってしまいます。
日本はエネルギーのほとんどを海外からの輸入に頼っているので、この供給網に何か異変が起きると、ウクライナで起きていることが他人事ではなくなります。そのために原子力を含めた発電力の確保は急務ですが、今回のお話はそこではありません。なんと、資源のない日本が「産油国」になる可能性があるという面白い研究についてです。

この研究の主役は、藻です。水を入れたまま放置すると中が緑色なってしまいますが、これは藻類が増殖しているからです。藻は淀んだ水や汚い水に増殖するイメージがありますが、実はこの藻類はとても偉い植物なのです。汚い水に藻類が発生するのは、その水の中に藻類の栄養があるからです。その栄養を取り込んで藻類は増殖し、水を浄化します。まさに、自然の下水処理システムです。自然は藻類やバクテリアなどの働きによって浄化され、持続可能なシステムを維持しています。

話は変わって、石油は何でできているかご存じでしょうか。有機物といって、動植物由来の物質です。大昔に死んだ生き物の死骸や朽ちた植物などが、長い年月を経て原油となります。今私たちが使っている石油は何億年も前の自然からの恵みです。藻類はとても歴史の古い植物なので、石油には当時の藻類も含まれています。ここで重要なのは、藻類から石油が生まれるという事実です。

現代に、この藻類から石油を作り出そうとしている研究者がいます。藻類はとても繁殖力が強く、それでいて藻類は油分を多く含んでいるため、藻類から石油を作るのはとても効率がいいのだそうです。植物から石油に相当する燃料を作ることは、すでに世界各国で行われています。トウモロコシや大豆を使ったバイオ燃料は広く知られており、実用化もされています。しかしこうした陸上で作られる油脂植物と比べて、藻類は数百倍もの生産効率になるんだとか。藻類ってすごいですね。事実、欧米などでは藻類からバイオ燃料を作る研究は進められています。

しかし、藻類をバイオ燃料化するには課題があります。最大の課題は、石油を生産するためには膨大な「エサ」が必要であることと、広い面積の培養施設が必要になることです。藻類からバイオ燃料を作れることは分かっていたものの、このハードルを越えられないことでなかなか前に進んでいなかったわけです。
そんな課題に取り組み、日本には藻類バイオ燃料を大量生産しようとしている研究があります。
膨大な「エサ」は、下水から供給します。下水には多くの有機物が含まれているので、これを藻類に食べさせるわけです。藻類が食べることで下水は浄化されるので、一石二鳥です。
次に、広大な培養施設について。これについては日本全国に点在する休耕地を活用する案があります。私たち和上ホールディングスは営農モデルといって農業をしながら太陽光発電ができるモデルや、休耕地に野立ての太陽光発電施設を設置する案件などを取り扱っている関係上、日本全国にはあまりにも多くの休耕地があることを知っています。これが藻類バイオ燃料化の「資源」になるわけです。
すでに実験的な取り組みは始まっています。茨城県の下水処理施設で藻類を培養し、そこから石油を生産しています。

実用化するのに最も重要なのは、コスト優位性です。藻類バイオ燃料が素晴らしいエネルギー資源だと分かっていても、たとえば1リッター500円といわれて、クルマに給油しようとする人はなかなかいないでしょう。
現段階でボトリオコッカス(油分を蓄える藻類)による燃料のコストは1リットルあたり50円から100円程度になっているそうです。これなら石油が高騰している今、夢のような価格ではありませんか。
こうした事実により、藻類で日本が産油国になれるという言葉がキャッチコピーのように流布しました。まだまだ現実には越えなければならない壁が多くあるようですが、理論研究ではすでに確立している技術です。あとは商業ベースに乗せるための環境整備や資金的な手当てだと思います。
藻類で日本が産油国になるというのは、とても夢のある話です。ぜひ頑張ってほしいものです!

和上ホールディングス 30周年記念サイト
農地高額買取査定
和上ホールディングス
住宅用太陽光発電の販売設置
住宅用蓄電池の販売設置
給湯器・エコキュートの販売設置
太陽光カーポートの販売設置
太陽光発電所の購入売却
太陽光発電所の購入売却_English
太陽光発電所の購入売却_简体中文
太陽光発電所のメンテナンス
太陽光発電所の部材販売
営農型太陽光発電ソーラーシェアリング
太陽光発電所の造成・土木工事
脱炭素・再生可能エネルギー導入
自家消費型太陽光発電所の導入
まだ間に合う 自家消費型太陽光対象 税制優遇
脱炭素経営コンサルティング
口コミ・評判・実績サイト
和上とくとくチャンネル
弊社代表・石橋大右が自家消費について書籍を出版しました。
和上電気工事養成所
太陽光発電所しっかり査定
太陽光発電所売却相談サポート
低圧・高圧太陽光発電所の買取査定
太陽光発電所のかんたん査定
太陽光発電用用地募集
太陽光発電土地売却スピード査定
太陽光発電投資をおすすめする3つの理由
再生可能エネルギーのメディアとくとくマガジン
太陽光発電所の買取相場の確認サービス
太陽光発電投資の個別セミナー開催!
太陽光発電メンテナンスの防災対策
太陽光発電メンテナンスの災害復旧
電力トレーサビリティシステムecoln
太陽光発電メンテナンス一括見積もりサービス
太陽光発電お試し点検実施中!
太陽光発電量診断
太陽光発電中古・新設物件購入・投資
今から始める太陽光発電投資
企業投資向けサービス『系統用蓄電池』
低圧高圧太陽光発電売却一括査定サイト
住宅用太陽光発電一括見積もりサービス
低圧高圧太陽光発電所のスピード査定
高圧低圧太陽光発電所の高額買取査定
高圧太陽光発電所高額買取査定
経営者・資産家・高年収の皆様へ 節税なら太陽光
年収400万円以上の方向け節税対策
年収800万円以上の方向け節税対策
高圧太陽光発電所高額買取専門店
高圧太陽光発電所売却をおすすめする5つの理由
高圧低圧太陽光発電所買取査定サービス
脱炭素経営個別セミナー開催!
低圧高圧中古太陽光発電所買取販売直売店
高圧太陽光発電所のメンテナンス決定版 発電量増量計画始動
卒FIT 産業用太陽光発電所 買取予約サービス
太陽光発電所 ケーブル盗難対策の小さな秘密兵器
太陽光発電所 点滅発光の人感センサー
太陽光発電所 パワコン リプレイス
太陽光発電所 ドローン点検
太陽光発所メンテナンス オンライン無料相談
太陽光発電所 パワコン リパワリング
ご注意ください 遠隔監視が使えなくなります 3G回線
太陽光発電所 メンテナンス 東北エリア
太陽光発電メンテナンス完全ガイドブック
自家消費(PPA/自己託送)完全ガイドブック
ゼロカーボン総合支援完全ガイドブック
脱炭素経営完全ガイドブック
太陽光 蓄電池 エコキュート 1分でわかるシリーズ発行
売りたい 買いたい 投資したい お役立ち資料シリーズ
動画でわかるシリーズ
補助金最大化 東京都にお住まいなら太陽光+蓄電池のセットがお得!
多目的な空間を求めるならセレクトキューブ。低価格かつ高品質の商品の提供!ガレージから倉庫・多目的空間の専門店
速さと安心をあなたのも元に サポート 爆速インターネット 工事費 コミコミ 月額5,478円(税込)
  • 事業内容
  • メール相談
  • 電話相談