フランス人女性が教えてくれた日本の祭りの精神

石橋大右

2012.2.10 石橋の考え

フランス人女性が教えてくれた日本の祭りの精神

先日、たまたま時間があり、ある民放のテレビを観ましたが、その番組はたしか外国人歌謡大賞とかで、20人(?)ほどの外国人の男女が日本の歌を歌っていました。

最初のほうは、みんな日本語が上手だなあと思って、ビールを飲んでいたのですが、

出演者は様々で、オーストラリアからの男性、アメリカからの子どもたちやイラン人のおっさんなど、多国籍でそれぞれに特徴があり、だんだんと番組は盛り上がってきました。

今度はビールから芋焼酎に切り替えて飲みながら、みんな歌がうまいのに感心していましたが、そのうちにローラさんと言う名前で真っ赤なハッピを着て頭にねじり鉢巻きの30代のフランス人女性がステージに現れました。

この番組には日本人タレントさんの審査員が6人居て、審査委員長はデーモン小暮閣下で、それぞれが点数をつけて優勝者を決めるのですが、みんな歌う前に国籍やどうして日本にきたのか、在日期間はどのくらいか、など簡単な紹介がありました。

その紹介によると、このローラさんは日本に来て7年ほどなのですが、大の日本好きで、職業は忘れましたが確かカメラマン(?)だったような気がします。

そして、8歳くらいの時にローラさんはフランスで日本の獅子舞を観たのだそうですが、その時に獅子舞と日本の祭りがすっかり好きになり、日本の祭りに憧れたとのことでした。

ローラさんはどちらかと言えばそう大柄ではなく、なかなかの美人ですが、赤いハッピがぴったり。

そこにねじり鉢巻きで大漁旗を持って、祭りのジェスチャーを自然に取り入れてステージ狭しとばかりに動きながらローラさんは何と北島三郎の「祭り」を熱唱したのです。

歌いながら、ローラさんはワッショイ、ワッショイと叫びたくなるような雰囲気をまきちらして、ステージの上を動き回ったのですが、その歌のうまさときたら、もうそれを通り越して胸が熱くなり、思わず聞き惚れて見とれてしまいました。

NHKのど自慢などでもこんなに胸にジンとくる「祭り」は今までに聞いたことはありません。

まさに、ローラさんは日本人以上に日本人、それも日本人が大好きな「祭り」の心を完全に自分のものにしているではありませんか。

驚きました。そうです。まさに驚きと感動でした。

もう、それまでに出演したほかの外国人もすっかり影が薄くなり、ローラさんのあとに出演した外国人も歌は上手なのですが、感動的にはなれませんでした。

ただし、ローラさんのお蔭で芋焼酎は思いのほか捗りました。

 

ローラさんは日本の祭りが好きでたまらないので日本に来たそうですが、日本中の祭りを楽しんでいるそうで、多分その点では日本人顔負けでしょう。

もちろん、締めの審査委員長の言葉は「優勝は、祭りを歌ったローラさんです!」。

その瞬間、ローラさんはステージで飛び跳ねて大喜びで、ほかの出演者も惜しみなく拍手を贈っていましたが、私もテレビに向かって拍手をしました。

そうです。ローラさんが歌った「祭り」は強く心を打つものがあり、私たち日本人の祭りの良さと精神を改めて教えてくれたのです。

そこで、考えたのですが、毎年NHK紅白が大晦日にありますが、何とかして民放とNHKがコラボして、このローラさんが紅白にゲスト出演できないものか、そのようなNHKと民放との連携がないのは残念なことです。

例えて言うならば行政と民間は官民で様々な研究開発をしていますから、それに倣って公共のNHKと民放がコラボしてもいいのではないでしょうか。

NHK紅白に出演するのはみんなプロ歌手ですから上手なのは当たり前ですが、ローラさんの歌はもしかしたらそれ以上に聴く人の心を捉えると思います。

ローラさんの歌をこの外国人歌謡大賞をテレビで聞いた人のすべてがNHK紅白でもう一度聞きたいと思うのではないでしょうか。

久々に日頃忘れがちな日本の祭りの心、そして日本人の素晴らしさをローラさんは私たちに教えてくれたのです。

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