【発電所NEWS vol.4】現場から見るシリーズ③「梅雨」を甘く見てはいけません
梅雨明けに発覚しやすい不具合事例
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新型コロナウイルス感染症に罹患された皆さま、および関係者の皆さまに
心よりお見舞い申し上げますとともに、1日も早い収束を心よりお祈り
申し上げます。
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【 ecopalの知っておきたい発電所NEWS!! 】
現場から見るシリーズ③「梅雨」を甘く見てはいけません。
<<今回のコラムの要点をざっくりまとめると・・・>
1.6月の発電量はどうでしたか?
2.梅雨が通り過ぎた後に起こりがちな発電所への被害は?
<コラム詳細>
1.6月の発電量はどうでしたか?
皆様こんにちは!ecopalでございます。
今回は梅雨がもたらす不具合についてお話しさせていただきます。
皆様、6月の発電量はどうでしたか?
6月の中ごろから雨が多く降り、期待していた発電量が見込めなかった方もいらっしゃるかと思います。
原因が単純な悪天候によるものだったら良いのですが、強い雨風により何らかの不具合が起こっているということも考えられます。
2.梅雨が通り過ぎた後に起こりがちな発電所への被害は?
毎年さまざまな発電所をみていますが、そのなかでも特に目に付く梅雨明けに発生しやすい不具合についてお話しさせていただきます。
初めに1点目は、ケーブルの弛みに水が流れ、ショートすることです。ケーブルが結束バンドにより留まっていますが、雨・風の影響で劣化し、切れてしまうことがあります。結束バンドが切れてしまうと、ケーブルに雨水がつたい、重く弛んでしまい、ショートの原因になってしまいます。
次に2点目は、劣化によりエフレックスに穴が開いてしまい、コネクターに水が接触して、ショートするというものです。先月の台風の影響もあり、エフレックスに強い衝撃が加わり、穴が開いてしまっているものがあります。その穴から、大量の雨水が侵入してしまうと、コネクターに水が接触し、ショートの原因になります。
では、ショートすると一体どうなてしまうのか。ショートする箇所にもよりますが、モジュールを並列して並べている、大きな電流の通っている個所ですと、発熱・発火のおそれがあります。モジュールの故障や、ケーブルの先にある機器の故障にもつながってしまう可能性があります。
梅雨明けは、水の侵入に対しての目視点検が重要になってくる時期です。発電量が例年よりも少ない場合は、不具合が生じている可能性もありますので、メンテナンスをしてみましょう。上記でも述べたように、ショートしていると危険ですので、点検に慣れてない方は必ず専門業者にメンテナンスをお願いしましょう。
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