大手ドラッグストアチェーンの電気料金削減とSDGs対策

神奈川県茅ケ崎市の大手ドラッグストアチェーンの店舗にて、屋上スペースに太陽光パネルを設置して電気料金の節約とCO2の削減を目指すプロジェクトです。

電気料金高騰の流れを受け、完全自家消費型でありデマンドコントローラーを導入した発電モデルです。ドラッグストアは商品の販売価格の安さがエンドユーザーにとっては大きなメリットであるため、価格競争力を維持するには電気料金など固定費の削減が課題でした。しかも原油や天然ガスなどの価格高騰によって電気料金も高騰しており、さらに高騰が進むと見られることから自家消費型の太陽光発電が有効であるとの結論に至りました。

460wの太陽光パネルを150枚設置し、発電規模は69kWです。試算では年間の電気料金削減メリットは約166万円あるため、発電施設設置の初期投資は6.5年で回収が可能です。以後は電気料金削減メリットだけが残るので、採算性の高いプロジェクトといえます。

また、大手ドラッグストアチェーンを運営する規模の企業になるとSDGsやESGへの取り組みが高いレベルで求められます。系列各店に同様の自家消費型太陽光発電を導入することによりCO2排出削減やエネルギーの有効利用などへの貢献を前面に打ち出すことができます。