こんにちは、石橋です。
去年は災害の多い年で、今年はそんなことなく始まってよかったと思いきや、今度は新型コロナウィルスという「災害」です。つくづく、私たち人類は数えきれないほどのリスクに取り囲まれているのだと実感させられます。
そんなリスクとうまく付き合っていくための、太陽光発電のお話をしたいと思います。
先日、日本に上陸した台風15号によって千葉県は大規模な被害を受けて大停電を起こした後、なかなか復旧のめどが立たず住民の生活に大打撃を与えたことは記憶に新しいと思います。
この時に、太陽光発電を導入していない家庭はまったく電気が来ない状態での避難生活を余儀なくされました。
しかし、太陽光発電協会が実施した太陽光発電の自立運転機能の利用に関する実態調査によると、住宅用太陽光発電システムを導入している家庭のうち、蓄電池を導入していない調査回答者の約80%が停電時に自立運動機能を利用したと回答しています。
約80%という数字はかなり高い割合で自立運転機能が利用されたと判断することができ、利用しなかった人達の理由の多くは「自立運転機能があるなんて知らなかった」や、「携帯が使えなかったために自立運転の方法が分からなかった」といった内容であり、自立運転の存在や運転のさせ方がもっと知られていれば、80%以上の家庭が太陽光発電の自立運転機能を利用したと考えることができます。
また、台風によって大きな被害を受けた静岡でも同様の調査を行ったところ、太陽光発電の自立運転機能を利用した家庭は約61%で、利用しなかった家庭は約39%であり、利用しなかった理由は千葉と同様のものでした。
この結果を受けて太陽光発電の自立運転機能をもっと周知する必要があると考えた太陽発電協会は、協会のWebサイトで太陽光発電の自立運転機能の一般的な使用方法や、メーカー各社へのリンクなどを掲載しています。
気候変動によって、今後も大規模な台風などによる被害が起こる可能性があることを考慮すると、これからますます太陽光発電や蓄電池の必要性が高まっていくのではないかと思います。
今回の災害の報道によって、太陽光発電の導入を検討しているご家庭もあると思いますが、できることなら蓄電池も併設して欲しいと考えています。
それはなぜかというと、太陽光発電は夜間の発電と電力供給ができないからです。
自動運転機能で携帯の充電やパソコンの起動、電子レンジや冷蔵庫などの家電の使用が可能になりますが、これらのものが夜は使えなくなるというのは心許ないと思います。
その欠点を補うのが蓄電池です。
蓄電池に充電しておけば、太陽光発電が使えない夜間でも、必要な家電を使うことが可能になります。
このように、災害時の電力供給は太陽光発電システムと蓄電池の2つが揃ってこそ万全といえるので、今後も和上ホールディングスはこの2つの普及に力を注いでいきたいと考えています。