2024.08.13
駐車場をリフォームする際にかかる費用について!駐車場リフォームに使える補助金もご紹介
こんにちは、『ソーラーカーポート専門店 とくとくショップ』です。今回は、自宅の駐車場のリフォームを検討した際、どのような駐車場にするのが良いのか、また駐車場をリフォームする際にはどれぐらいの費用がかかるのかについて解説します。
駐車場は、屋外に設置する設備ですので、常に日射や風雨などの外的要因の影響を受け続けています。また、道路に面しているため、人目に付きやすい場所となります。そのような駐車場が、経年劣化で汚れたり錆が浮いていたりすると、家全体の景観を壊してしまう要因になります。もちろん、駐車場に設置したガレージやカーポートが劣化すれば、耐久性が落ちてしまうため、駐車場のリフォームが必要になるタイミングはいずれ必ずやってきます。この他にも、もともと駐車場を用意していなかった家で、子供の成長に合わせて後から駐車場が必要になり、庭を駐車場にリフォームするなんてことも考えられます。
現在では、人々の生活にとって車が非常に身近な存在になっていますし、駐車場をリフォームしなければならないタイミングは誰にでもやってくるかもしれません。ただ、一口に駐車場と言っても、さまざまな種類があり、選択する手法により機能性や利便性が変わってしまうのです。そのため、駐車場のリフォームを検討した時でも、どのような駐車場にするのかに迷ってしまう方は少なくありません。そこでこの記事では、駐車場のリフォームパターンと工事にかかる費用をご紹介します。
目次
駐車場の種類について
それではまず、駐車場の種類について、それぞれの特徴を分かりやすく解説します。一口に駐車場と言っても、屋根などは設置せずに地面だけを整地する簡易的なものから、車を完全に収納できるガレージタイプまで、さまざまな種類があります。
当然、どのタイプの駐車場にするのかで得られるメリットが変わるため、それぞれの特徴はきちんと押さえておきましょう。
野ざらしの駐車場(屋根や壁を設けない)
一つ目の種類は、地面だけを整地して、屋根や壁などは設けないタイプです。いわゆる、「オープンタイプ」などと呼ばれる駐車場で、風雨などの影響から車を守ることはできないものの、最も安価に駐車場を作ることができます。
なお、どのような駐車場でも、地面の舗装方法は、以下のようにいくつかのパターンがあります。
- 土のまま
駐車場の地面については、土のまま地面を押し固めただけというものもあります。他の舗装方法と比較すると、安価に駐車場を作ることができるのですが、車の出し入れで地面が凹むため、メンテナンスに手間とコストがかかります。 - 砂利舗装
二つ目の方法は地面に砂利を敷き詰めるという方法です。砕石と呼ばれる2~4cmほどの石を地面に敷き詰める方法です。DIYでも可能な舗装方法ですので、コンクリートやアスファルトなど、他の舗装方法よりも安価な点がメリットです。また、車の出入りや人の歩行で音が鳴るため、駐車場の防犯性が高くなる点もメリットです。その反面、音で騒音トラブルの可能性が生じます。 - コンクリート舗装
駐車場の地面にコンクリートを打設する方法です。近年の駐車場では、このコンクリート舗装の人気が高くなっています。コンクリート舗装は、非常に高い耐久力を誇る、掃除などのメンテナンスの手間がないなどの点がメリットです。ただ、地面の舗装にかかる費用は割高になります。 - アスファルト舗装
道路と同じようにアスファルトで舗装するという手法です。もともと、商業施設や集合住宅の駐車場に採用されていた舗装方法ですが、近年では、一般住宅でも採用されるケースが増えています。コンクリート舗装よりも短工期で、施工当日から駐車場を利用できる点がメリットです。ただ、耐久性に関しては、コンクリートよりは弱いため、メンテナンスの面では費用がかかります。 - インターロッキング
レンガ調のコンクリートブロックを地面に並べて固める舗装方法です。駐車場の外観デザインにこだわりたい方に人気ですが、職人の高い技術力が必要になるため、駐車場のリフォームにかかる費用が割高になります。一般住宅では、どちらかというと新築時に採用される方法で、リフォームでは採用される機会は少ないように思います。
このように、駐車場の地面は、さまざまな舗装方法があります。採用する方法によってリフォーム費用が変わる他、メンテナンス性や機能性などが変わりますので、慎重に選ぶと良いでしょう。なお、駐車場の舗装方法については、以前別記事で詳しく解説しているので、以下の記事を確認してください。
カーポート(駐車場に屋根のみを設置する)
二つ目の手法は、真上からの影響を防ぐため、駐車場に屋根を設置するという方法です。いわゆる「カーポート」と呼ばれるリフォーム手法で、一般住宅の駐車場リフォームでは、カーポートが主流と言っても良いでしょう。カーポートを設置すれば、真上からの飛来物により車が傷つく・汚れるのを防ぐことができますし、紫外線による塗装の早期劣化を防止することができます。また、雨の日でも濡れずに乗り降りできるようになるなど、駐車場としての利便性が高くなるのです。
なお、カーポートにもいくつかの種類があるので、代表的なカーポートとその特徴をご紹介します。
- 両側支持タイプ
カーポートは、柱と屋根のみで構成される非常にシンプルな設備です。両側支持タイプと呼ばれる製品は、駐車場の両側に柱を設置し、屋根をしっかりと支える製品です。柱の数が多いため、積雪や強風などへの耐久性が高くなる点が特徴です。 - 片側支持タイプ、後方支持タイプ
片側支持タイプは、駐車場のどちらか一方に柱を設置し、屋根を支えるカーポートです。柱が少ないので、車の出し入れが容易になるなど、利便性が高くなる、駐車スペースが狭くても設置が可能だという点がメリットです。ただその一方、屋根を支える柱の数が少ないので、積雪や強風への耐久性が低くなります。なお、カーポートの中には、駐車場の後方に柱を立てる後方支持タイプもあります。このタイプは、左右に柱が存在しないため、車の出し入れ、乗り降りが楽になる、より狭いスペースでも設置できる点がメリットです。耐久性に関しては、柱が後方にしかないため、両側支持タイプよりも弱いです。 - ソーラーカーポート
近年、駐車場のリフォームパターンとして注目されているのが、カーポートの屋根の上に太陽光パネルを設置する、もしくは太陽光パネルを屋根材として利用するソーラーカーポートの導入です。ソーラーカーポートは、通常のカーポートとしての役割を果たせるのはもちろん、駐車場スペースで自家発電することができるようになるのが特徴です。駐車場をリフォームすることで、日々の光熱費削減を目指したり、災害時の停電対策ができるという非常に大きなメリットがあります。
上記のように、カーポートにもさまざまな種類の製品があります。駐車場をリフォームして、屋根機能を持たせたいと考えた場合、どのタイプのカーポートが自分に適しているのか、慎重に検討しましょう。
ガレージ(屋根も壁もある駐車場)
最後は、駐車場に屋根のみでなく壁も設置するガレージです。「車庫」と聞いて皆さんが真っ先にイメージするのがこのガレージタイプの駐車場なのではないでしょうか?ガレージは、屋根と壁が設けられていて、入口にシャッターなどを設置すれば、車を完全に収納することができます。そのため、雨風などの自然現象はもちろん、盗難被害などからも車を守れるなど、安全性が非常に高い点が特徴です。ただ、ガレージタイプの場合、他の駐車場とは異なり、固定資産税が課せられてしまうなど、コスト的なデメリットが大きいです。もちろん、リフォームにかかる費用も高くなります。
なお、ガレージにもいくつかのパターンがありますので、簡単にご紹介します。
- 物置型のガレージ
一つ目は、カーポートのように、製品として販売されているガレージを購入し、自宅の敷地の空きスペースなどに設置するというタイプです。ガレージも、物置のようにいろいろな種類の製品が販売されています。カーポートなどと比較すると、本体価格はかなりに高額なので、駐車場リフォームの費用も高くなります。ただ、下で紹介するビルトインガレージなどと比較すると、リフォームでの実現は容易です。 - ビルトインガレージ
ビルトインガレージは、建物一体型の駐車場です。建物内部に駐車場を設けるため、インナーガレージとも呼ばれます。近年では、狭小地に住宅を建てるケースが多くなっているのですが、この場合、駐車場のためのスペースを確保することが難しいです。そのため、3階建て住宅を建築し、1階にガレージを用意するという間取りが増えているのです。この他にも、車好きの方が平屋で、居住スペースの隣にガレージを用意するなんてケースもあるようです。建物とガレージが一体となっているため、駐車場からそのまま家の中に移動できるなど、生活利便性の高い家を実現することができます。他にも、駐車場を倉庫スペースとして活用することができる点も大きな魅力でしょう。ただ、後からリフォームによりビルトインガレージを作る場合は、他の方法とは比較にならないコストがかかるので、その点は注意が必要です。
ガレージは、駐車場に、屋根だけでなく3方向以上の壁も設置する方法です。車の安全性が高くなる、駐車場の利便性が高くなる点は大きなメリットになりますが、他の方法よりもコストがかかる点が大きなデメリットです。ガレージは、完成後も固定資産税が課せられるなど、ランニングコストも割高になるため、車に特別な思い入れがあるという方以外にはあまりおすすめではないかもしれません。
駐車場リフォームの費用について
それではここから、駐車場のリフォームにかかる費用について、上述したそれぞれの駐車場を実現する時にかかる費用相場をご紹介します。なおここでは、もともと庭だった場所を駐車場に作り替える場合の費用についても、簡単にご紹介します。
野ざらしの駐車場(屋根や壁を設けない)
まずは、駐車場の地面だけを舗装するケースです。近年では、地面にコンクリートを打設する場合が多くなっていますが、砂利などは駐車場のリフォーム費用を抑えることができるため、現在でも人気です。それぞれの方法について、費用相場は以下のようになっています。
- 砂利舗装
地面を砂利で舗装する場合の費用は、採用する砂利の種類や厚みで変わります。一般的に、砕石を採用する場合は、1㎡当たり5,000円程度の施工費用が相場で、1台用の駐車場なら5~9万円程度が相場です。 - アスファルト舗装
アスファルト舗装は、水はけがよく静音性に優れているのが特徴です。一般的に、コンクリート舗装よりは安いとされますが、駐車場程度の面積であれば、そこまで大きな差は生じません。ただ、アスファルトの場合、施工後、温度が下がるのを待つ時間が必要ではあるものの、当日中に利用可能になる点はメリットです。アスファルト舗装の相場は、採用するアスファルトの種類や厚さによって変わりますが、一般的に3,000~8,000円/㎡です。1台用の駐車場の場合、16~18万円程度を想定しましょう。 - コンクリート舗装
コンクリート舗装は、仕上がりが綺麗であること、耐久性が高くメンテナンスの手間が少ない点が大きなメリットです。近年では、駐車場の舗装方法として最も人気なのですが、その反面施工にかかる費用は割高です。1台用の駐車場の場合、20万円程度が相場となります。
上記以外に、インターロッキングにより地面を舗装するという方法もあります。ただ、インターロッキングは、どこまでデザインするのか、どのようなブロックを採用するのかによって費用が大きく変わりますので、詳細は見積りをとってみましょう。なお、上記の費用は、あくまでも舗装部分にかかる費用で、既存の駐車場設備の撤去が必要な場合、別途撤去費用が発生します。
カーポートを設置する場合のリフォーム費用
次は、駐車場をリフォームしてカーポートを設置する場合の費用についてです。この場合、採用するカーポートの種類によって費用が変わります。
- 一般的なカーポート製品を設置する場合
上述したように、カーポートにも両側支持タイプや片側支持タイプ、後方支持タイプなど、さまざまな製品が用意されています。当然、選択するカーポートの種類によって、本体の購入費や施工にかかる費用が変わります。一般的なカーポートの設置費用については、1台用のもので15~60万円(本体と施工費込み)が相場とされています。ただ、カーポートにサイドパネルや補助柱などの付属品を設置する場合は、もう少し高くなります。 - ソーラーカーポートの場合
通常のカーポートではなく、ソーラーカーポートを設置する場合、リフォーム費用はどうしても高くなってしまいます。ソーラーカーポートは、カーポートの屋根の上(もしくは屋根そのもの)に太陽光パネルが設置されています。そのため、そもそもの本体価格がかなり高くなるのです。また、単にカーポートを設置するだけでなく、各種電気工事まで必要となりますので、施工にかかる費用も割高になるのです。ソーラーカーポートは、発電量の関係から基本的には2台用以上の設置が推奨されています。2台用のソーラーカーポートを設置する場合の費用相場は、200万円前後となっています。なお、詳細は後述しますが、ソーラーカーポートについては、その設置工事に補助金が活用できる可能性が高いため、初期負担をかなり軽減することも可能です。
上記は、カーポート本体の設置にかかる費用をご紹介しています。なお、設置するカーポートが、2台用や3台用などと大きくなれば、当然リフォームにかかる費用は高くなります。ソーラーカーポートの場合は、1台用だと十分な発電量を確保できないため、最低でも2台用以上の設置が推奨されます。
ガレージ
リフォームでガレージを作る場合、カーポートなどと比較しても、破格の費用がかかってしまいます。特に、既存住宅に後からビルトインガレージを作りたいと考えている方は、かなりの費用がかかると覚悟しておいた方が良いです。
- 物置型のガレージ
既製品のガレージを購入し、空きスペースに設置するという方法の場合でも、カーポートなどと比較すると多額の費用がかかります。1台用の小型のガレージでも、本体価格は50万円程度が相場となるでしょう。これに、設置のための施工費用がかかりますので、1台用のもので90~120万円、2台用で150~250万円程度が相場と言われています。なお、独立型のガレージを専門業者に依頼して建てる場合、1台用のものでも120万円~、高い物になると300万円程度の費用がかかります。 - ビルトインガレージ
ビルトインガレージは、駐車場のリフォームというよりは、住宅そのもののリノベーション工事と言えます。ビルトインガレージは、住宅建築と一緒に施工が行われるものであるため、一般的に坪単価に含まれます。木造住宅の場合、平均の坪単価は50~80万円ほどが相場ですので、駐車場1台分のスペース(4~5坪)を確保する場合で考えると、200~400万円程度が費用相場と考えられるでしょう。ただ、ビルトインガレージの後付けは、満たしていなければならない条件も多いですし、施工が可能な業者も限られる点に注意してください。
リフォームでガレージを実現する場合の費用は、上記のような感じです。一般的には、既製品のガレージを購入し、空きスペースに設置する形が多いと思います。なお、リフォームでガレージを作る場合は、建築確認申請や固定資産税の取り扱いについて、事前に確認しておきましょう。
庭を駐車場にリフォームしたい場合
庭を駐車場にしたい場合、上述した駐車場を作るための費用のほか、外構の撤去費用がかかる場合が多いです。例えば、車が出入りできるようにするため、塀や石垣を撤去しなければならないなんてケースが多いです。
庭を駐車場にするうえで、駐車場部分以外にかかる費用についても以下でご紹介します。
- 石垣を撤去する費用
庭を駐車場にリフォームしたい場合でも、庭石や石垣が邪魔になるケースがあります。この場合、駐車場の工事の前に、石垣や庭石の撤去が必要です。石垣、庭石の撤去は、運べる程度の大きさまで砕いた石の総重量で撤去費用が決まります。一般的な費用の目安は、1kg当たり20~40円ほどとされています。 - ブロック塀を撤去する費用
駐車場を設けるためには、車が出入りできるようにブロック塀を解体・撤去しなければならないケースも多いです。この場合、ブロック塀の撤去に5~15万円ほどの費用がかかると見込んでおきましょう。一般的に、ブロック塀の解体・撤去は、1㎡当たり5,000~10,000円が費用相場です。ただ、ブロック塀の大きさ(高さ)によって、人件費や重機代、廃材処理費が変わるので、諸経費が加わるケースも少なくないです。詳細は、見積りをとってみましょう。
上記以外にも、道路と高低差がある庭を駐車場にしたいなどというケースもありますが、その場合、擁壁工事などが必要になり、その部分だけで100万円以上の費用がかかってしまうケースもあります。
庭を駐車場にリフォームしたい場合、住宅ごとに施工条件が大きく異なるため、まずは専門業者に現地調査を行ってもらい、どのような方法なら実現できるのか計画を立ててもらいましょう。
カーゲート工事にかかる費用
駐車場のリフォームに合わせて、防犯性を高める目的でカーゲートの設置を希望する方は多いです。ガレージタイプの駐車場であれば、入口にシャッターを取り付けることで、安全性を高めることができますが、オープンタイプやカーポートタイプの駐車場は、決して安全性が高いとは言えません。そのような場合、カーゲートを設置することで、車の盗難対策を行うことが可能です。なお、カーゲートにもいくつかの種類がありますので、代表的なものについて、設置費用相場をご紹介します。
- チェーンポール
ボールを建ててチェーンを渡すシンプルなゲートです。設置費用は、8~10万円程度が目安となります。チェーンポールは、費用を抑えて防犯性を高めることができるものの、車の出し入れの度にチェーンを取り外すなど、運用面に手間がかかります。チューンポールは、ポールを着脱できる着脱式と、使わない時は地面に埋め込む埋め込み式があります。 - 跳ね上げ式カーゲート(オープンゲート)
オープンゲートは、さまざまなデザインのものがありますが、基本的に上部にゲートを引き上げる形式のものが多いです。チェーンポールよりも防犯性が高くなりますが、設置には最低でも15万円程度はかかるでしょう。 - シャッターゲート
最後はシャッターゲートです。説明をするまでもない設備ですね。その他のゲートと比較しても、防犯性が非常に高い点が魅力ですが、設置にはかなりの費用がかかります。安価なシャッターゲートでも、本体価格を合わせて60万円程度はかかりますし、電動の高価なタイプは100万円を優に超える費用がかかります。
カーゲートは、駐車場に停める車の安全性を高めるために設置する設備です。ただ、本格的なゲートになると、駐車場をもう一つ作るレベルの費用がかかりますし、防犯性と予算の兼ね合いを慎重に検討すると良いでしょう。
駐車場リフォームの費用負担を軽減してくれる補助金はある?
ここまでの解説で分かるように、駐車場のリフォームには多額の費用がかかってしまいます。例えば、庭を駐車場にリフォームしてカーポートを設置したいと考えた時には、ブロック塀の撤去やカーゲートの設置まで考えると、100万円を超える費用がかかることも普通にあり得るのです。
それでは、駐車場リフォームの費用負担を少しでも軽減したいと思った場合、どのような方法が考えられるのでしょう?実は、駐車場のリフォームは、いくつかの条件を満たしている場合、国や自治体の補助金・助成金が利用できるケースがあるのです。
ここでは、駐車場リフォームの費用負担を軽減することができる補助金制度などをいくつかご紹介します。
ソーラーカーポートの補助金
脱炭素社会の実現が目指されている現在では、再エネ設備の導入には、非常に手厚い補助金制度が設けられています。特に、ソーラーカーポートについては、新たな手法による再エネ設備の導入方法として、国も強く推進しています。
例えば、駐車場のリフォームで、ソーラーカーポートの設置を検討している場合、以下のような補助金が活用できる可能性があります。
上記の補助金を分かりやすく言うと「駐車場を利用して自家消費型ソーラーカーポートを導入する民間企業や法人が対象で、補助対象経費の3分の1が補助額となる」制度です。この補助金は、企業が対象となるので、一般住宅でのソーラーカーポートの設置には利用できません。
個人のソーラーカーポートの補助金に関しては、地方自治体による太陽光発電システムの設置に対する補助金を活用する形となります。例えば、東京都調布市では、「太陽光発電設備・蓄電池設備等取付け等補助(よりよい住まいづくり応援制度)」という補助金制度があり、ソーラーカーポートの設置にも適用することが可能です。この補助金では、「公称最大出力1キロワット当たり2.5万円(上限10万円)」という補助金が出ます。
例えば、『ソーラーカーポート専門店 とくとくショップ』が取り扱っているソーラーカーポート「dulight」の2台用を設置する場合、「5.9kW× 2.5万円(補助金額)=14.75万円」という計算になり、上限金額の10万円の補助金を受け取ることが可能です。太陽光発電設備の設置に対する補助金は、多くの自治体で用意されているため、一度確認してみると良いでしょう。
参照:東京都調布市公式サイト
その他の補助金制度
上記以外にも、自治体が補助金や助成金を用意している場合があります。ここでは、駐車場のリフォームに採用可能だと考えられる補助金制度をいくつかご紹介します。
上記のような補助金は、庭を駐車場にリフォームする際に利用することが可能でしょう。ブロック塀の撤去については、全国の自治体が補助制度を設けており、10~15万円程度の補助金が出る場合があります。
また、民有地緑化助成制度も、全国で多くの自治体が行っており、駐車場の緑化も補助対象となるのです。例えば、駐車場の地面に芝を植える、駐車場の周りに植栽をするなどと言った場合、その工事にかかる費用の1/2程度が補助してもらえるといった感じになっているはずです。
これ以外にも、駐車場リフォームに採用できる補助金があるかもしれませんので、リフォームの計画が立った際には自治体に相談してみるのも良いのではないでしょうか。
まとめ
今回は、自宅の駐車場をリフォームしたいと考えている方に向け、駐車場リフォームの種類や費用について解説しました。
記事内でご紹介したように、一口に駐車場と言っても、さまざまなタイプが存在していて、どのような駐車場にするのかによって工事費や完成後の運用方法などが変わるのです。
なお、記事内でご紹介した駐車場リフォームの費用については、あくまでも大まかな費用相場を示しているだけです。実際の工事費に関しては、場所によって施工条件や設置する設備の種類が変わるため、詳細な費用が知りたい方は近くの外構リフォームを専門とした業者に問い合わせてみると良いでしょう。
ただ、ソーラーカーポートの設置に関しては、一般の外構リフォーム業者では取扱していない場合がほとんどなので、その点は注意しましょう。ソーラーカーポートは、駐車場に屋根機能をつけるだけでなく、光熱費削減や災害時の非常用電源として活用できるアイテムです。そのため、導入の前には、設置することで得られる経済的メリットのシミュレーションなども必要になるのです。
ソーラーカーポート専門店とくとくショップは、全国でソーラーカーポートの販売・施工を行っています。お客様にとって本当にメリットのある設備になるのか、事前にしっかりとシミュレーションを行うこともできますので、是非お気軽にお問い合わせください。
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