メガソーラーのランキングから立地を考えてみよう!

メガソーラーのランキングから立地を考えてみよう!

メガソーラーの設置を検討している企業にとって土地の選定は慎重に考えるべき部分です。中には、調べたもののどこが適しているのか分からず悩んでいる企業も多いのではないでしょうか。メガソーラーの規模や土地について分からない時は、ランキングからどこに設備が集中しているのか把握してみるのも大切です。

そこで今回は、メガソーラーランキングから設置に適した地域や事業規模などについて詳しくご紹介します。メガソーラー事業を検討している方やメガソーラーを設置できる地域を知りたい方は、参考にしてみてください。

メガソーラーランキングトップ10を紹介!

メガソーラーは、国内でも様々な場所に設置されています。メガソーラーを含む太陽光発電事業を検討している方は、どのような土地に設置されているか把握するのが大切です。

それでは、メガソーラー単体の発電量と企業ごとの総発電量を確認していきましょう。

メガソーラー単体で見たランキング

国内に設置されているメガソーラーの中で特に出力の大きいメガソーラーは、岡山県美作市に設置されたパシフィコ・エナジー作東メガソーラー発電所です。出力は約260MWで国内最大級といえます。

パシフィコ・エナジー作東メガソーラー発電所と同じく岡山県に設置済みの瀬戸内Kirei太陽光発電所は、出力約235MWと200MWを超える高出力です。

一般的なメガソーラーは出力1WW台や10MW台なので、非常に発電能力の高い設備ということが分かります。

その他、稼働済みメガソーラーの中から出力の大きいメガソーラーをランキング形式で紹介します。

ランキング発電所場所出力
1位パシフィコ・エナジー作東メガソーラー発電所岡山県美作市約260MW
2位瀬戸内Kirei太陽光発電所岡山県瀬戸内市約235MW
3位ユーラス六ヶ所ソーラーパーク青森県六ケ所村約148MW
4位ソフトバンク苫東安平ソーラーパーク北海道勇払郡安平町約111MW
5位ソフトバンク八雲ソーラーパーク北海道二海郡八雲町山崎および花浦約102MW
6位赤穂メガソーラー発電所兵庫県赤穂郡約102MW
7位鹿屋大崎ソーラーヒルズ太陽光発電所鹿児島県鹿屋市串良町約100MW
8位松阪太陽光発電所三重県松阪市約98MW
9位細江メガソーラー発電所宮崎県宮崎市約96MW
10位すずらん釧路町太陽光発電所北海道釧路郡釧路町約92 MW

建設中のメガソーラーや稼働開始予定日を過ぎても各企業HPなどで情報更新されていないメガソーラーは、ランキングから除いています。

これまでメガソーラーの設置場所として選ばれている地域は、九州地方や長野県、岡山県などが中心でした。しかし、上記のランキングを見てみると上位3~5位は、青森県と北海道のメガソーラーで占められている点に注目です。また、6位と10位に北海道のメガソーラーが入っています。

日照時間や天候の関係で太陽光発電に向いていない地域という側面もありますが、広大な土地を活用することで発電量をカバーしているといえます。

総発電量の多い企業

企業によっては、メガソーラーを含む複数の太陽光発電所を設置運用している場合があります。

特に発電量の多い企業は、以下の通りです。

  • 株式会社NTTファシリティーズ
  • 瀬戸内Kirei未来創り合同会社
  • パシフィコ・エナジー作東合同会社
  • 京セラTCLソーラー合同会社
  • 山佐株式会社

いずれも月間の発電量が3,000MWhを超える規模で、数千世帯以上に電力供給可能な能力を持っています。多くの太陽光発電関連企業は月間の発電量100MWh~300MWhなので、規模の違いが分かります。

今後、太陽光発電事業へ注力する方は、上記企業の動向を注視していくのも大切です。また、どの地域にメガソーラーを設置しているのか確認することで、太陽光発電に適した地形や地域を分析できます。

メガソーラーランキングから読み取れること

続いては、メガソーラーのランキングから読み取れることを解説していきます。

太陽光発電に適した岡山県で設置事例が多い

岡山県は、日照時間や天候の関係から太陽光発電の設置に適した土地の1つです。そのため、太陽光発電事業を展開している企業の中には、岡山県に土地を購入したり岡山県の再生可能エネルギー企業と共同でメガソーラーを設置・運用したりしている企業もあります。

岡山県は晴れの日が多く、積雪量の少ない傾向です。さらに日照時間の長い特性があるため、太陽光発電に適しています。

岡山県に住んでいる個人や岡山県での太陽光発電事業が可能な企業は、同地域でのメガソーラー計画に関して検討してみるのもいいでしょう。

ただし、夏場は平均気温25度以上で、最高気温37度前後の日もあります。太陽光発電を設置する時は、高温に強い太陽光パネルを用意したり冷却用の水を散水できる装置を検討したりしてみるのも大切です。

青森県と北海道でメガソーラー事業が活発化

近年、メガソーラーの設置地域として青森県や北海道が選ばれています。青森県や北海道は、日照時間の少ない傾向でなおかつ積雪量の多い地域です。そのため、一般的には、太陽光発電で発電効率を伸ばしにくいといえます。

しかし、青森県や北海道は、夏場でも平均気温25以下です。太陽光パネルは熱に弱く、気温25度を超えると発電効率の低下が始まります。そのため、青森県や北海道の方が、発電効率という点でメガソーラーと相性の良い地域です。

さらに太陽光発電メーカーでは積雪による破損リスクを抑えられるよう、太陽光パネルの設置角度を工夫したり地面から2m程の高さに太陽光パネルを固定したりといった対応策を講じてくれます。

東北地方で太陽光発電事業を始めたい時や岡山県の土地を他社に取得されてしまい設置場所に悩んでいる時は、青森県や北海道のような気温の低い地域で検討してみるのもおすすめです。

蓄電池を併設したメガソーラーが増えている

最近では、蓄電池併設型のメガソーラーも増えています。

蓄電池併設型メガソーラーとは、メガソーラーの設置段階で産業用蓄電池も設置および連携させている設備のことです。発電量の変動に合わせて蓄電池を稼働させることで、安定的な電力供給を目指せるのが特徴です。

蓄電池併設型が増えている理由は、安定的な電力供給や系統連系の規模に合わせた送電が求められているためです。

系統連系は、太陽光発電で発電した電気を電力会社へ送電するための仕組みです。地域によっては、メガソーラーで発電した大量の電気を系統連系できないケースもあるため、出力を調整する必要があります。そこでメガソーラーを運用している企業は、蓄電池を併設させて出力調整を行っています。

ゴルフ場跡地や開発途中でストップした土地への設置も目立つ

メガソーラーの設置場所に関しては、空き地だけでなくゴルフ場跡や不動産開発の途中で放棄された土地などへの設置も目立っています。ゴルフ場跡地は比較的敷地面積が広く、40MW前後の設備を設置可能なケースも多い状況です。

他には、自治体と共同で森林を開発する代わりにメガソーラーの電力を町へ供給しているケースもあります。単に森林開発を進めてしまうと、地元住民や自治体からの反発を招いてしまいます。しかし、前述のように自治体との共同および電力の還元といった行動を起こすことで、反発を避けながら事業を展開することも可能です。

今後、メガソーラー事業を展開していく企業は、開発跡地への設置を検討してみるのが大切です。

メガソーラーで失敗しないためには?

メガソーラー事業の傾向について把握したあとは、メガソーラー事業で失敗しないために重要なポイントを確認しておきましょう。

メガソーラーは、小型太陽光発電と異なり費用や設備の運用コストという点で大きな負担のかかる事業です。そのため、慎重にメガソーラーの計画を立てたりシミュレーションを進めたりするのが大切です。

メガソーラーに適した環境なのか徹底調査

メガソーラーの用地を選定する時は、設置場所の地盤や日照時間など環境を1つずつ調査しておくことが大切です。

たとえば、以下の点を調べてみましょう。

  • 地盤の強い土地かどうか専門業者へ依頼
  • 災害マップから災害リスクを調査
  • 過去の災害から設置候補の土地でどのような被害が起きるか確認
  • 気象庁などのデータから各月の日照時間を確認
  • 各月の平均気温や最高気温を確認

特に災害リスクに関しては、重点的に確認しておくべきポイントです。

地震による振動や地割れによる破損、台風や津波、河川氾濫による水没などといった被害リスクのある土地であれば、防災対策と同時に設備破損による損害額や修繕・設備の建てなおしによる費用負担を計算しておく必要があります。そのため、どのような災害リスクがあるのか、災害による被害の規模はどの程度か確認しておくのが大切です。

設置候補地が自治体の規制対象かどうか確認

メガソーラーの設置候補地が、自治体の規制対象区域か確認しておくのも失敗しないために必要なポイントです。

メガソーラーの設置場所を間違うと、土砂災害の被害拡大につながる可能性がありますし、景観の関係から地元住民の反発を招く場合もあります。

特に自治体は、安全性という観点からメガソーラーの設置場所に関する規制条例を検討・実施しています。そのため、メガソーラー事業を検討している方は、設置候補地の規制状況を確認した上で、立地や環境、敷地面積、費用を検討しましょう。

シミュレーションソフトで年間収支を計算

メガソーラーのリスクを少しでも抑えるには、シミュレーションを重ねることが重要です。太陽光発電事業における失敗の1つは、赤字経営が続いてしまい設備を手放さなければいけないというケースです。

メガソーラーの売電収入や自家消費による固定費削減額を知るには、日照時間や設備の出力、設置候補地の天候などのデータをシミュレーションソフトへ入力する必要があります。太陽光発電専用のシミュレーションソフトなら、年間の発電量や初期費用の返済額と回収期間、売電収入、固定費削減額などをスピーディに算出してくれます。

メガソーラーランキングを見ると事業や立地などの参考になる

メガソーラーの発電量や出力などからランキング形式で情報を確認すると、人気の太陽光発電用地やメガソーラーの発電能力、太陽光発電に適した土地を把握することが可能です。また、メガソーラーで失敗しないためには、設置候補地の環境や規制状況の調査も重要です。

メガソーラー事業に関心を持っている方やメガソーラーに適した土地探しに悩んでいる方は、今回の記事を参考に中古メガソーラーを検討してみてはいかがでしょうか?

中古メガソーラー物件を選ぶ場合は、過去の発電量・売電収入・維持費用などのデータを確認できるため、より正確な収支・利回りを計算することが可能です。

弊社とくとくファームでは、中古メガソーラーを含む稼働済み中古対象工発電所の売買仲介サービスを提供しています。メガソーラー物件に関しては、山梨県や茨城県、愛媛県、山形県などから、数10件以上取り扱っています。

購入希望やご相談の際は、専任のアドバイザーが、まず物件情報の収集と現地調査、お客様に合った物件のご提案を行わせていただきます。

また、購入に必要な金融機関のご紹介、売買契約手続きの代行、購入後の保守点検サービスまで対応いたしますので、物件探しから購入にかかる手間を最小限に抑えられます。

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