太陽光発電を支えるEPCとは?その役割とメリット・デメリットをあわせて解説!

太陽光発電を支えるEPCとは?その役割とメリット・デメリットをあわせて解説!

再生可能エネルギーの需要が高まる中、特に太陽光発電はその環境に優しさやコストパフォーマンスの良さから注目を浴びています。しかし、実際に導入する際、どの事業者を選ぶかは頭を悩ませるポイントの一つ。

EPC事業者は設計から施工までトータルでサポートしてくれるため、その選び方はプロジェクトの成功に大きく影響します。

この記事では、太陽光発電のEPC事業者のメリット、デメリット、そして選び方について、業界の最新の動向を交えながら詳しく解説します。

太陽光発電におけるEPCとは

EPCとは、設計(Engineering)、調達(Procurement)、施工(Construction)の頭文字を取ったもので、これを略して「EPC」と称します。EPC事業者とは、これらの3つの作業を一手に担当する専門家のことを指します。

太陽光発電の領域で考えると、EPC事業者は太陽の力を電力として利用するための道のりを全て描き出してくれる存在と言えます。彼らは、設計図の作成から機器や部材の調達、太陽光パネルの設置、そして動作検査までの一連の流れを手掛けます。

しかし、彼らの役割はそれだけでは終わりません。地主や電力会社との交渉も手がけるなど、太陽光システムの導入から運用までの全工程をサポートしてくれるのです。

太陽光におけるEPC事業者の役割とは

EPC事業者の役割を3つの主要な段階、設計、調達、施工に分けて詳しく紹介します。

設計(Engineering)

設計は太陽光発電の基盤を形成します。これには、発電設備の建設計画、コスト見積り、最適な部材の選定、さらには収支のシミュレーションなどが含まれます。

しかし、ここでのキーは「情報」です。環境調査、現地テスト、関係機関との協議など、設計フェーズで収集される情報がプロジェクトの方向性を定義します。

深い専門知識が必要な部分も多く、特に多様なメーカーの中から最適な部材を選定する際や、関係機関との協議を進めるための正確なシミュレーションと見積り作成は、設計フェーズの極めて重要な要素として位置づけられます。

調達(Procurement)

調達での主要な作業は、適切なメーカーの選定、部材の調達、そして部品の品質管理に焦点を当てます。

このフェーズの特徴は「最適性」。プロジェクトの進行や収益性に影響を与える要因として、納期、予算、品質のバランスを持続的に考慮しながら最適な調達を実施することが求められます。この全ての管理と調整は、EPC事業者が手掛ける重要な役割となります。

施工(Construction)

施工は、計画を実際のものとして形にするフェーズです。太陽光発電の設置、電気工事、そして現場の統括を行います。

特に注目すべきは「統括能力」。多くの業者が関与する工事現場において、EPC事業者は効率と安全性を最前線で考慮し、工事計画を実施するとともに現場全体の監督を担当します。

この段階がスムーズに運ばれることで、プロジェクト全体の円滑な進行が保証されるというわけです。

EPC事業者によるメンテナンスの重要性

太陽光発電システムを導入することは、環境への配慮やコスト削減の観点から見ても非常に意義深い取り組みです。

しかし、導入後のメンテナンスが不十分であれば、システムの持つポテンシャルを十分に発揮することは難しくなります。

EPC事業者による定期的なメンテナンスは、太陽光発電の長寿命と効率を確保するために不可欠なものです。以下に、その重要性について詳しく説明します。

発電効率を維持するコツ

持続的なパフォーマンス

太陽光発電システムの効率は、適切なメンテナンスを受けることで長期間にわたり維持されます。

パネルの表面にたまった汚れや雨による影響など、外的要因により効率が低下することがあるため、定期的な清掃や点検が必要です。

設備の長寿命化

EPC事業者は、早期の故障発見や小さな不具合の修正を通じて、システム全体の寿命を延ばす役割を果たします。

例えば、車の定期点検と同じように、事前に問題を検知して修理することで、大きなトラブルを未然に防ぐことができます。

安全運用の秘密

事故リスクの低減

電気設備は適切な管理がないと、火災やショートなどのリスクが生じる可能性があります。

EPC事業者は、これらのリスクを最小限に抑えるためのメンテナンスを提供し、発電所全体の安全を確保します。

保険や法律の要件への対応

定期的なメンテナンスは、多くの保険や法的な要件に対応するためにも必要です。

EPC事業者は、これらの要件を満たすための専門的な知識を持っており、適切なメンテナンスとドキュメンテーションを提供します。

分離発注とEPCの違いとは

設計、調達、施工の工程を一手に引き受けるEPCとは違う形式に、分離発注があります。これは、太陽光発電の設計、パネルの供給、電気工事などの各工程を個別の専門業者へ依頼する方法を指すものです。

この方法の大きな特色として、各工程の専門家に注文を出すことができるので、それぞれの段階で最適化されたサービスを受けることが期待できます。

分離発注のメリットとしては、業者の専門性を最大限に活用できることや、見積もり内容が非常に詳細になること、そして特定の業者の強みを活用したい場合に直接依頼できる点が挙げられます。

しかし、全てが良いわけではありません。この方法には一定のデメリットも伴います。

具体的には、複数の業者と連携するため、問題が発生した際の責任所在が明確でなくなる恐れがあること、各業者間の連携や情報共有が難しくなることで、施工の進行にズレが生じる可能性があるという点が挙げられます。

さらに、それぞれの業者間での調整やスケジュール管理が必要となるため、プロジェクト全体の進行管理が複雑化する可能性もあります。

EPC事業者に依頼する主なメリット

太陽光発電の導入を考える際、EPC事業者に全工程を一任することは、多くのメリットを持ちます。以下、その主な利点3つについて詳しく解説します。

工事がスムーズに進行する

EPC事業者は設計から施工までをトータルで手掛けるため、一連の工程が連続的に、かつ円滑に進行することが特長です。

各工程間での連携を密に保ちながら作業を進めるので、一部分が遅れるリスクを大きく減少させることができます。

この一貫性は、導入プロジェクトの短縮やコスト削減にも寄与する可能性が高いです。

トラブルも安心の一括サポート

EPC事業者との取り決めにより、全行程の管理は一元的に行われます。これは、何かトラブルや問題が発生した際の対応が迅速に行えるという意味でも大きなメリットです。

特定の問題解決のために複数の業者とやり取りをする必要がなく、EPC事業者への一本の問い合わせでスピーディな対応を受けられることから、依頼者の手間や時間の節約にも繋がります。

あなたのためのオーダーメイドプランを提供

EPC事業者の強みとして、プロジェクト全体の流れを把握しているため、保険、パネル設置数、メンテナンス計画など、依頼者のニーズや予算に合わせた最適なプランの提案が挙げられます。

これにより、導入後の運用コストや効率を最適化することも見込めるのです。

EPC事業者に依頼する主なデメリット

EPC事業者に依頼することは多くのメリットをもたらしますが、一方で注意すべきデメリットも存在します。以下にその主なポイントを詳しく解説いたします。

コストが高くなる可能性がある

EPC事業者がコストの高い下請け事業者を選定する場合、プロジェクト全体のコストが上昇するリスクが考えられます。

特に費用の詳細が不透明な際は、EPC事業者の管理費用などが隠れて加算されている可能性も考慮する必要があります。

その結果、分離発注を行った場合よりも高いコストがかかるケースがあるのです。

柔軟性の低下

EPC事業者に全ての業務を依頼することで、細部の変更や特定の業者との直接のコミュニケーションが制限されることがあります。

これにより、途中での変更や調整が難しくなることが考えられます。

一元依存のリスク

プロジェクト全体をEPC事業者に依頼することは、その事業者の能力や信頼性に大きく依存する形となります。

そのため、選定されたEPC事業者の管理や運営に問題が発生した場合、プロジェクト全体の進行に影響が出る可能性があるというリスクが伴います。

EPC事業者との取引で知っておくべき3つのこと

費用の内訳の確認

EPC事業者との取引では、透明な費用構造が求められます。依頼前には、詳しい費用の内訳をしっかりと確認することが必要です。

無駄なコストが含まれていないか、そして各項目が適正な価格で設定されているかを見極めることで、予算オーバーを防ぐことができます。

工事の進捗確認

工事が開始されたら、その進行状況を定期的にEPC事業者から報告してもらうよう求めることが大切です。

工事の進捗や工期の遅れを早期にキャッチすることで、プロジェクトの遅延や追加費用のリスクを低減させることができるのです。

過去の施工実績や評価を確認

EPC事業者の選定時には、その実績や評価を念入りに調査することが欠かせません。

実際の施工例や、以前のクライアントからの評価をもとに、その事業者の技術力や信頼性を確認することで、安心して業務を委託することができます。

太陽光発電業界の動きとEPC事業者の賢い選び方

EPC事業者を利用するとき、最良のサービスを受けるために知っておくべきポイントがあります。特に注目すべき3つの注意点を詳しく解説します。

近年、建設や再生可能エネルギー産業などの中でEPC事業が拡大しています。

このような業界の変動を背景に、適切なEPC事業者の選定が、プロジェクトの成功に大きく関わってきます。

では、最新の業界動向を踏まえながら、どのようにEPC事業者を選ぶべきなのでしょうか。

業界の動向

EPC事業者の業務範囲は、設計から調達、建設までを含む一貫したサービスが主体となっています。

環境問題や技術革新の進展に伴い、再生可能エネルギーやスマートシティ構築などのプロジェクトが増加しています。

これに伴い、EPC事業者もそのスキルセットや専門知識を拡充しており、選ぶ際の選択肢も豊富になってきました。

EPC事業者の選び方

  • 過去の実績と評価
    事業者の過去の施工例や評価を確認し、その信頼性や技術力を検証します。
  • 専門知識の有無
    業界の動向や技術的な変化に対応できるか、最新の知識や技術を持っているかを確認します。
  • コミュニケーション能力
    プロジェクトを進行させる中で、適切なコミュニケーションがとれるか、問題解決能力が高いかをチェックします。
  • 費用の透明性
    費用の内訳や追加費用のリスクを明確にして、無駄なコストが発生しないようにします。

EPC事業者を選定する際には、業界の最新の動向を理解し、それに見合った事業者を選ぶことがキーポイントとなります。

まとめ:太陽光発電導入時にはEPC業者に依頼することも選択肢の一つに

太陽光発電は持続可能なエネルギー源としての将来が期待されており、EPC事業者との関係性はその成功を左右する要因の一つです。

EPC事業者の選び方、そのメリットやデメリット、業界の最新の動向を理解することは、事業者との良好な関係構築の基盤となります。

重要なのは、費用の透明性、実績や評価、そしてコミュニケーションの質です。今後の太陽光発電事業の展開を考えると、技術や環境への取り組みもEPC事業者選びの大事な要素となります。

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