製造業の工場屋上を活用した電気料金高騰の「防衛策」

神奈川県厚木市内の企業敷地内の建屋屋上を活用し、電気料金の削減と今後考えられる電気料金高騰への「防衛策」として提案された導入事例です。同社は製造業であることから工場内の電力消費量が多い一方で屋上スペースを活用しやすく、太陽光発電によるメリットがとても大きくなると考えられていました。

発電設備の規模は、460wの太陽光パネルを最大358枚設置して164.68kWの出力を目指すものです。同社の敷地内にある建物のうち、三角屋根になっておらず屋上が平坦な建物には積極的に太陽光パネルを設置し、発電量を多くすることが提案のポイントです。

試算による年間の電気料金削減メリットは、約212万円です。8.8年で導入費用を回収できる計算になり、太陽光発電のメリットをしっかり得られているといえます。工場内の電量消費のうち、自家消費型太陽光発電で供給される比率は12.58%です。1割以上の電力を自家消費でまかなえることは、同社が希望する今後の電気料金高騰対策として十分なスペックです。