世界をリードする東北地方に期待を込めて

石橋大右

2015.3.29 石橋の考え

世界をリードする東北地方に期待を込めて

こんにちは、石橋です。

先日知人が東北地方に旅行に出かけて、その話や写真を見聞きして感じたことをお伝えしたいと思います。

震災から4年、まだまだ復興の道半ばです。

それをあれこれ言う人もいますが、それなら貴方も手伝えと言いたくなります。私も数年前に現地を見たことがありますが、とにかく被災している地域の広さが半端ではありません。

500kmにわたって沿岸部に津波が襲いかかってきたのですから、距離にして東京から大阪までの沿岸部が全て壊滅したようなものです。それを魔法のように復興させるなんて、そう簡単にできるはずはありません。

そんな中で、よく目に付いたというのが、メガソーラーです。

メガソーラーというと名前の通り1メガワットクラスの発電量がないとメガソーラーとは呼べませんが、実際に東北各地にあるのはそこまでの規模となると少なく、遊休地に太陽光パネルを並べて売電事業をしている小規模なものです。

これについては、すでに東北地方からかなりの引き合いがあるので、かなり需要が高まっていることは実感しています。

写真はその知人に送ってもらった今月(2015年3月)の様子です。

宮城県名取市の沿岸部と、石巻市の沿岸部です。どちらも津波が全てを持って行ってしまったことで知られています。

復興という問題以前に、「核戦争後の地球」のようになってしまっていることがお分かりかと思います。

時々ポツンと建物がありますが、これは復興して建てたのではなく、辛うじて建物が残っているだけでほとんどの建物が全壊または半壊状態です。

もちろん、そこには誰も住んでいません。津波で亡くなったか、避難しているかのどちらかでしょう。

被災地に元からあった神社が再興して、新しい鳥居とともに鎮座している様子も見て取れます。

これを見る限り、地元の人たちの力添えもあって再建にこぎつけた様子が想像できますが、これだけ周りに何もないと、ここに参拝に来る人は果たしてどれくらいいるのかと、そちらが心配になってしまいますね。

それでは、本題です。

このように東北地方の沿岸部には広大な更地が広がっています。

再びここに家を建てて住むことを希望している人がいるかと思えば、すでにこの場所を諦めた人もいます。さらには一家丸ごと亡くなってしまって土地そのものの所有権が宙ぶらりんになってしまっているところもあるそうです。

さまざまな理由で、誰かが住む予定がないものの、有効利用するべき土地はたくさんあります。

そこに目を付けたひとつの有効活用法が、メガソーラーだったのでしょう。

話を聞く限り、田んぼ1枚分程度の敷地に太陽光パネルを並べている規模のところが多いそうなので、数十キロワットクラスの発電所です。

東北地方の電力需要をまかなえるレベルでは到底ありませんが、それでも一助にはなるでしょう。

また、被災地の工場や倉庫など事業用スペースにもかなりの確率で屋根や敷地内に太陽光パネルが設置されています。これも震災後、電力供給の助けにしようということで設置されたのだと思います。

こうした動きを見ると、実は東北地方が一番太陽光発電の先進的地区となっていて、今後の日本、いえ世界のエネルギー問題に一石を投じているのではないでしょうか。

もちろん、こうなった経緯は不幸なことです。起きてはいけないことが起きた結果、そうせざるを得ないという事情があります。

しかし、そこから何かプラスになることを生み出そうする東北の人たちの心意気や地元に対する愛情には脱帽です。

東北地方では防災に関する取り組みも続々と行われていて、それが世界をリードするものとなるかも知れません。

環境と防災で世界をリードする東北の姿を考えると、私自身も目が離せません。

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