収まらない放射能汚染。関東各地はどう対処する?

石橋大右

2011.12.29 石橋の考え

収まらない放射能汚染。関東各地はどう対処する?

今年の大きな出来事と言えば、やはり震災でしょう。2011年3月11日は誰もが忘れることのできない日ですが、この日は決して過ぎ去った過去ではないのです。

それは福島の原発事故が放射能汚染の問題を私たちにつきつけたからです。

放射能汚染の危険性は、何も福島県に限らないのです。

放射能は風や雨で各地に広がりますから、少なくとも東北と関東地方は油断することができません。

ある報告によりますと、局所的な放射能汚染の場合、放射線量は距離が2倍離れると4分の1にまで低下するそうです。

しかし、問題はこの局所なのです。

つまり、放射能が溜まった場所が問題なのです。

10月末近くのことですが、千葉県柏市で局所的に高い放射線量が確認されました。

そして、あまりにも高い放射線量のためにその処理に手がつけられないとのことです。

このような局所的な高濃度の放射能汚染は、この柏市ばかりではありませんし、たとえそれほどの高濃度でなくても放射能に汚染された局所は関東地方の至る所にあるのです。

この理由を学者さんたちはこう説明しています。

すなわち、原発事故後にセシウムを含んだ雲が広範囲に広がり、広い範囲で土や木の葉などに付着したセシウムはその場にとどまります。

そして、広範囲に散らばっていたセシウムは雨水に運ばれて市街地の側溝などに集まり、それが蓄積されます。

そのような場所が局所的に放射線量が高くなるのです。

このような放射線の塊は除去しなくてはなりませんが、次の問題として除染したものをどこに置くかと言うことがあります。

国をはじめ行政船体が困惑しているのは、第一に放射能の除去で、次にその汚染した土やがれきをどこに保存するかです。

こうなると、大所高所からの国の行政ではとてもきめ細かい対応はできません。

つまり、放射能汚染の危険がある地方自治体がそれぞれに知恵を出さなくてはならないのです。

ここで、関東各地の地方自治体の独自の対応策を見ることにします。

季節的な風向きなどのためでしょう、福島県より北部の青森、岩手、宮城などの各県では放射能汚染はほとんど無いようです。

むしろ、福島県よりも南側の関東地方のほうが放射能の影響を受けています。

まず、埼玉県ですが、県と三郷市の合同調査では、市内の小学校の雨水升周辺で毎時4.04マイクロシーベルト(地上1センチ)を記録しました。

このため、県と市はこの周辺の除染を実施しましたが、これは国の方針では不安だと言うことです。

遠く離れている神奈川県でも、川崎市では市内447カ所で放射線量を再調査するそうです。

そして、市独自の3段階の除染作業基準を設けています。

比較的弱い放射線量の場所では表土を地中に埋め、やや高い場合は表土を撤去して敷地内で保管し、それ以上高い場合は立ち入り禁止にするのです。

因みに千葉県の柏市の市有地では地中30センチでの測定値は57.5マイクロシーベルトとのことです。

このように、千葉県、埼玉県、神奈川県を見ましたが、福島県に近い群馬県の桐生市やみどり市など4市村、および茨城県取手市では年間被ばく量を1ミリシーベルト以下にするとして除染を行うとのことです。

茨城県牛久市も除染費用の増額を検討するそうですが、市有地までは手が届かないとのこと。

これは千葉県松戸市や流山市も同様で、予算の関係で私有地の除染作業は無理なようです。

東京都の除染活動は今のところ良く分かりませんが、大まかに関東地方での放射能汚染の除染に関しては異常のような状況です。

ここで分かることは、どうしても行政側が管理している場所での除染が優先されることになり、市有地の除染は後手にまわっていることですが、これにはいささか疑問が残ります。

放射能の除染に公私の区別はないのが当然ではないでしょうか。

行政側が所有する公園や道路などの除染が必要なのは分かりますが、住宅地にも放射能は運ばれていると思います。

セシウムの半減期は長いのですから、ここは除染の費用とマンパワーをできるだけ確保して除染の対象を広げて欲しいものです。

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