日本農業に忍び寄る地球温暖化先進農業技術の闘い

石橋大右

2021.8.23 環境問題

日本農業に忍び寄る地球温暖化先進農業技術の闘い

こんにちは、石橋です。
まだまだ暑い日が続く中、日本の各地では豪雨や土砂災害が頻発しています。
毎日のように大雨警報がどこかで出ているような状況で、これは明らかに異常です。
地球温暖化による影響が指摘される中、今回はその影響が意外なところに出ているお話をしたいと思います。その意外なところとは、農業です。

先日、ある方から農業関係者の話を聞くことができました。これがとても興味深い(というか憂慮すべき)内容だったのです。
この農業関係者というのは滋賀県のお米である近江米の生産に関わっている人で、滋賀県といえば関西地方では屈指の穀倉地帯です。我々関西人は何らかの形で滋賀県産のお米を食べている可能性が高く、しかも琵琶湖の上流地域なので生活のあらゆる面でお世話になりっぱなしの地域といえます。
そんな滋賀県の中でも近江八幡市や東近江市の一帯は特に田んぼが多く、新幹線からも果てしなく田んぼが広がっている風景を見ることができます。そんな近江米の本場で起きているのが、お米の品質低下です。

この地域ではキヌヒカリという品種のお米が広く生産されていて、その他にはコシヒカリなども生産されています。これらのお米が東近江地区の気候に合っているということで出荷量、品質ともに充実しており、この一帯の大きな産業となってきました。
しかし、この十年来の地球温暖化の影響を受けて東近江地区の稲もその影響をもろに受けました。お米が白く濁ってしまい、味や食感が低下してしまうというのです。食べることには特段の影響はないそうですが、とりわけお米の品質にはシビアな日本の消費者には通用しない品質なんだそうです。

しかし、そもそも稲は南国の植物です。タイ米という言葉があるようにタイなど東南アジア諸国で生産されている主食でした。それが日本に上陸してきたわけですが、日本の気候は本来稲の生育には寒すぎました。
そこで日本の技術者たちは日本の気候に合う(つまり寒さにつよい)稲を開発して、今では北海道でもおいしいお米が獲れるようになっているのは、ご存じのとおりです。
今度は地球温暖化によって、こうしたお米の生育に日本は暑すぎるという状況が生まれたのです。寒すぎたり暑すぎたりと忙しい話ですが、それだけ品質の高いお米を作るには自然の影響を敏感に受けるということです。
今後も地球温暖化によって滋賀県の米作りが影響を受けることは必至で、現地では暑さに強い品種の開発が進められてきました。十年ほどの努力が実って誕生したのが、「みずかがみ」という品種です。すでに東近江地区では多くの田んぼで生産されており、滋賀県から「環境こだわり農産物」にも指定されています。

この「環境こだわり農産物」は、農薬や化学肥料の使用率が半分以下、琵琶湖の水系に影響を及ぼさないといったように環境に配慮した農産物のことです。
実は、農業は意外に環境負荷が高い産業です。農薬が河川に流れたり、耕すことによって泥が河川に流れるとそれが水質悪化の原因になります。滋賀県では暑さに強いだけでなく環境にも優しい米作りをするべきとの考えから、「みずかがみ」が開発されてきたのです。

「滋賀のおいしいコレクション」より引用

この「みずかがみ」は味、食感、香りともにとてもレベルが高く、今後はコシヒカリなど全国的に知られている品種と肩を並べるようなお米に成長していく可能性がとても高いそうです。おいしいだけでなく、暑さに強くて環境に優しいお米。

SDGsには17のゴールが設定されていますが、このうちいったいどれだけのゴールを目指してるのかと思うほど、これからの時代にふさわしい農業のあり方、食糧生産のあり方を示しているように思います。
やっぱり日本の農業はすごい!と改めて実感しました。

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