注目度とは裏腹に、実は不景気?な太陽光発電

石橋大右

2012.11.16 太陽光発電ビジネス

注目度とは裏腹に、実は不景気?な太陽光発電

一戸建てだけでなく、近年ではアパートやマンションなどの集合住宅にも設置できる太陽光発電。
その注目度は凄まじいものですが、実はその注目の高まりとは相反し、ビジネスベースに乗せにくいという最大のデメリットを抱えています。要するに、現在の太陽光発電の景気は決して良くないという事実があります。それは、日本だけに留まらず、ドイツや中国、アメリカまでも主要メーカーが破産や人員削減まで追いやられています。

最近の太陽光発電をめぐる大きなニュース。
・シャープが巨額赤字、台湾鴻海グループからの資本受け入れ
・中国サンテックが赤字転落
・ドイツQセルズが破産申請

シャープは世界で初めて太陽光発電を実用化し、今まで技術面や販売面で業界をリードしてきた日本企業です。
そして、サンテックは中国のメーカーとして価格攻勢を強め、世界最大の売り上げを誇る太陽電池メーカーとなりました。
さらに、Qセルズ。環境大国ドイツのイメージを背負う国家戦略企業として世界に打って出ましたが、こちらは最悪の破産申請を余儀なくされています。

しかし、実際には太陽光発電は現在まででかなりの普及がなされています。
それと同時に、価格も低下傾向にあります。ではなぜ、普及とは裏腹に倒産や不景気に陥っているのでしょうか?
正直なところ、その理由は「こうである!」と断定することはできません。それは、価格を左右する要因がさまざまだからです。

価格に影響する要因はいくつかあります。
1つは、ソーラーパネルの受給バランス。
2つは、シリコンの原料価格。
3つは、CIS型ソーラーパネルの性能が向上。

あくまで要因例ですが、これらの理由が太陽光発電の価格を低下させる原因では?と考えられています。

特に太陽光発電の価格にもっとも大きな影響を与えているのは、ソーラーパネルの受給です。世界各国で不況が起こる前は、地球温暖化の問題を対策するために太陽光発電が注目され、高額な全量買取制度が実施されました。
この影響で、一時期はパネルの供給が追い付かなかったほどだと言われています。しかし、現在ではその状況が一変し、破産、不況…。長期的な景気の低迷に見舞われるほどになってしまいました。さらに、地球温暖化対策の問題も経済問題によって雲隠れ状態です。

シリコンの原料価格に関しては、普及が広まると同時に大量の原料シリコンが必要になり、原料価格が高騰。結果、ソーラーパネルがグンと値上がりすることになりました。しかし、不況が起こることで原料価格は安値で安定。“安く作れる”というメリットが小さくなり、景気低下に繋がったのでは?と言われています。

そして、現在大幅に生産を拡大しているのがCIS型ソーラーパネルです。CIS型ソーラーパネルは、結晶系パネルに比べると変換効率などいくつかの点で劣る点がありますが、これまで選択の対象にならなかった屋根でも使用できること、曇りでも発電しやすいことなどメリットも多く、結晶系パネルの生産やパネル市場全体の価格低下の圧力になるのではと考えられています。

このように、太陽光発電は、さまざまな要因で価格が変動してきています。このことで不景気が続き、太陽光発電の普及とは裏腹に破産や赤字に繋がっていると言われています。

地球のためにも経済のためにも、太陽光発電はとても優れたものであることは誰も異論はありません。
それを無理に普及させようとしてきた感はもちろんありますし、環境に良いのだから何でも良いという風潮があったことも否めません。
それでは経済という大きな波に呑み込まれてしまうのは時間の問題で、今はそれが現実になってしまったと見て良いでしょう。

これからは経済というシステムの中で太陽光発電が存在し続けられるようになることが、喫緊の課題です。
それは不可能なことではなく、すでにさまざまな取り組みが結果を出しつつあります。

太陽光発電の最前線にいる者として、私もこうした流れには敏感でいたいと思います。

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