こんにちは、石橋です。
最近はドローンと人工知能がやたら流行っている印象なので、それなら私たちの分野で何が起きているかについてお話をしたいと思います。
ドローンといえば、飛行中の落下などいろいろと問題になっていますが、問題になっている反面、物流で使用されたり、警備に利用されるなど、その活用方法が注目されています。
そして太陽光発電システムでも太陽光発電所の点検作業にもドローンの活躍が広がっています。
メガソーラー施設など巨大な敷地を持つ太陽光発電システムでは、システムの管理方法がひとつの課題になっています。そこで周回ロボットなどがすでに使用されていますが、ドローンを利用した警備・設備点検という活用事例も増えてきています。しかし、ドローンによる整備・設備点検については、未だ映像解析やレポート作成など、一部が人の手によって行われていて、完全にドローンやそのほかロボットに任せるといったことが難しいという過渡期の状況にあります。
しかし、ドローンの開発メーカーでは、データ解析技術を有するデータセクションと業務提携を行うことによって、この問題を克服しつつあります。
ドローンによる警備や設備点検業務を完全自動化することについては、現在、2017年内の商用化を目指して開発が行われています。ドローンの問題といえば、ひとつは操縦です。各地でドローンの墜落が問題になっているように、墜落して太陽光発電パネルを破損したり、パネルの上に落下して影を作れば、それだけ発電量が落ちることになるのでドローンを導入した意味がありません。
そこで開発されているドローンに利用されているのが、人工知能(AI)技術です。人工知能(AI)技術を持つドローンにて的確な操縦を行い、そして映像の解析技術についても人工知能(AI)技術によって撮影から映像の解析まで、すべて行い、すばやく太陽光発電システムの異常を検出することができるよう、開発が進められています。
すでにパネルの異常個所を撮影した映像から検出することが実現しており、今後は映像からの検出技術の制度の向上を目指す域になっています。
太陽光発電所は運営には、設備の点検やそのほかインフラの管理が重要な要素です。その負担がドローンによって軽減すれば太陽光発電事業を行う企業にとって大きなメリットとなるでしょう。