こんにちは、石橋です。
世界的に読者を持つ経済雑誌「フォーブズ」と言えば、世界の長者番付などでもおなじみですね。
その「フォーブズ」に、私たち太陽光発電に関わる業界も無関係とは言えない記事が掲載されて話題になっています。
まずは、その記事の内容から。
タイトルからして「太陽光発電バブルは終わった」という、なかなか刺激的なものです。
そもそも太陽光発電が本当にバブルだったのかどうかという点についても議論が必要かと思いますが、この記事が言うには「太陽光発電は補助金などの支援制度ありきで普及、市場が拡大してきたのでそれがなくなったらバブル崩壊」ということになります。
記事の中では主に欧米諸国での動きが述べられていますが、「日本でも同じことが起きている」と書かれているので、日本もこの記事が指摘している状況になっていると主張しています。
太陽光発電がバブルだったとしたら、すでに私たち和上ホールディングスは営業が立ちゆかなくなっているでしょう。同業他社についても同じです。
すでに補助金制度が終了、グリーン投資減税からも太陽光が除外されるなど太陽光発電に対する優遇措置は終わりを迎えています。その瞬間に太陽光発電ビジネスが全て止まってしまうかというと、そんなことがないのは当事者である私がよく知っています。
大規模な太陽光発電所の建設はまだ続いていますし、家庭用の太陽光発電も価格の下落に伴ってこれまで検討していなかった方々からも引き合いをいただくようになりました。
確かにこれまでの太陽光発電が、手厚い支援策によってぬくぬくと市場を成長させてきたことは否めません。日本には東日本大震災による原発事故という特殊事情があったので、なおさらだと思います。
そういった下駄を履いていた状況が終わって、これからの太陽光発電は実力で普及していかなければなりません。私はそれが今後も可能だと思っています。
フォーブズが指摘するバブル崩壊というのは、これまでの支援と保護によって育てられた市場に転換を迫るものだと思います。