みなさんこんにちは。
和上住電の石橋です。
ここ最近は忙しく、なかなかブログ更新もままなりませんでした。
今回は久しぶりの更新です。
というのも、どうしても触れておきたい話題があったからです。
その話題とは、住宅用太陽光発電の補助金受付件数についてです。
平成25年度の速報ランキングが出ましたので、早速見てみることにしましょう。
ちなみに、記事の元ソースはこちらです。
http://www.kankyo-business.jp/news/005459.php
このデータは4月?6月のものなので、今はもう少し変動があると思います。
このデータによると、住宅用太陽光発電に吹き荒れていた一種のブームのようなものが一服している感があります。
前年同期と比較して3割ほど減少しているのは、その傾向の表れでしょう。
これには色々な事情が考えられます。
まだまだ普及し尽くしたとは到底言えない状況なので、これで需要が頭打ちになったということはないでしょう。
そうなると、考えられるのはブームによる過熱感の終焉です。
確かにここ数年は環境意識の高まりに加えて、東日本大震災による節電ムードによって自家発電に対する関心がとても高くなった時期でもありました。
そんな時に太陽光発電が注目されるのは当然のことで、それが需要(つまり補助金の申請件数も)後押ししたのでしょう。
では、今後の太陽光発電はどうなるのでしょうか。
そもそも良いものであることに間違いはないので、太陽光発電の普及は今後も進むでしょう。
ただし、何か物珍しいものという扱いではなく、すでに市民権を得た住宅設備のひとつとして、です。
自家用車と同じ感覚で、自家用発電設備として太陽光発電が住宅設備のひとつとして検討されるという、いよいよ太陽光発電が当たり前のように存在する社会の到来です。
新築で住宅を建設する際には、最初から太陽光発電設備の設置を前提として計画を立てることは珍しくなくなっています。
そのために近隣の建物や木などを調べて、日当たり=発電量をシミュレーションしながら家を建てる時代です。
どうしても大手マスコミなどはセンセーショナルな報道をしたがるため、今回のように太陽光発電の設置件数が減少したというデータに接すると、すぐに「もう太陽光発電ブームは終わった」という論調の報道が増えます。
確かにブームは終わったかも知れませんが、それで良いのです。
ブームというのは、物事の本質よりも時代の流れや雰囲気で物を選んでしまいます。
しかし、ブームが落ち着いたこれからは、太陽光発電が本当に良いものとして社会の一員に定着するのです。
和上住電は太陽光発電の普及に役立ちたいという思いで、今までそれを含めた住宅設備全般の事業をしてきました。
いつか、太陽光発電があって当たり前の時代が来ると思っていたからです。
それが今、現実になろうとしています。
太陽光発電は、もはや未来のエネルギーではありません。
今日も全国各地で発電をしている、現役のエネルギーなのです。