こんにちは、石橋です。
いよいよ梅雨も最後の雨という感じで、これが終わると本格的な夏が到来しそうです。すでにかなり暑いですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
一時は数えるほどになっていた新型コロナウイルスの新規感染者が、7月になってからうなぎ上りに増え続けています。大阪でも「大阪モデル」の青信号が黄信号になり、にわかに感染第2波の懸念がささやかれていますね。
この件について、今回は私の見解を述べさせていただきたいと思います。かなり独断に満ちた意見なので、あくまでも個人的な意見として読んでいただけますようお願いします。
大阪でも新規感染者が100人を超えたということで結構な騒ぎになっていますが、私はこれは当然のことだと思っています。理由は2つあります。
1つは、数か月前と比べて飛躍的に検査数が増えているから。そしてもう1つは、クラスターが発生したところなどを追跡しているので、感染が疑われる人を見つける精度も飛躍的に向上しているからです。もしかして感染しているのではないかという人を見つけるのがうまくなって、しかも検査数が増えているのですから、単純に感染者数として報告される人数が増えるのは当然のことです。
ということは、これまでも潜在的な感染者がたくさんいて、それが明るみに出るようになっただけなのかというと、それだけでもないでしょう。確かに緊急事態宣言によって外出自粛が徹底されると、感染者は減りました。そして自粛が解除されると、当然ながら人の移動が増えるので接触も増えます。そこで感染が広がっているのも、これまた当然です。しかし私は、感染者が増えているからといって即座に大問題ではないと思っています。
なぜなら、新型コロナウイルスは明らかに当初のウイルスとは別物になっており、弱毒化が進んでいるからです。日本でこれだけ多くの新規感染者が出ているのに、重症患者や死者数がほとんど増えていないのは何よりも証拠です。大阪で連日100人前後の感染者が報告されていますが、そのほとんどが無症状もしくは軽症の人たちです。日本人をはじめとする東洋人は重症化しにくいという「ファクターX」の説もありますが、これが何なのか分からない以上、弱毒化している事実は額面通り受け取っていいと思います。何だかよく分からないが、コロナコロナと恐れていたものはいつしかそこまで怖いものではなくなっていたのです。
しかも今、全世界でワクチンや新薬の開発競争が加速しています。もちろん我らが日本、特に大阪でもワクチンの開発が進んでいるので、さらに新型コロナウイルスのリスクは低くなっていくでしょう。私の個人的な印象では、すでに病気として恐れるべきものなのかという疑問すらあります。風邪やインフルエンザのほうがよほど危険なものではないかとすら思います。
ワイドショーなどマスコミでは連日のように新規感染者の数だけをセンセーショナルに報道しています。そのほうが視聴者の不安を煽って視聴率を稼げるからでしょう。そこに出ているコメンテーターも自分の仕事が増えるのですから、どこか嬉しそうにしている気配すらあります。彼らもすでに新型コロナウイルスを病気というよりも「病気ということにすると儲かるネタ」だと思っているのでしょう。名目の数字ばかりに目を奪われて必要以上に恐怖を感じるのは、はっきり言ってマスコミの思うつぼです。数字が持つ正しい意味と、新型コロナウイルスというものが今どうなっているのかをしっかりと情報収集した上で向き合いたいものだと常々思います。