こんにちは、石橋です。
いよいよ今年もあとわずかとなりました。
コロナ禍に始まり、コロナ禍で終わっていくような1年でしたが、そんな中でも光も見えたような年だったように思います。
まずは、弊社並びに関係各所の皆さまに、今年一年の御礼を申し上げたいと思います。一年間、ありがとうございました。
そして、来年もよろしくお願いいたします。
コロナ禍の中であまり注目されませんでしたが、今年は環境ビジネスにおいては大変革の年でした。これまでの文明を一度リセットして、新たに作り直すほどの大変革です。
これを読んでいただいている皆さんにとっても、EV(電気自動車)や太陽光発電の話題、さらにはSDGsのロゴを街のあちこちで見かけるようになったとお感じではないでしょうか。これらはすべて、私の言う大変革の一端です。
コロナ禍があってもなくても、世界はSDGsやESG投資など新しい価値観に一直線に進みつつあります。SDGsとは「持続可能な社会に向けた開発目標」のことで、17項目の目標が成り立っています。その中には環境保護を通じて持続可能な社会を作るという趣旨のゴールも設定されています。これよりもさらにインパクトを感じるのは、ESG投資です。
ESG投資とは環境と社会、企業ガバナンスという3つの企業価値を重視する考え方のことです。難しい説明を抜きにして端的に言うと、「環境に配慮していない企業とは今後取引しない」「投資をしない」という考え方です。すでに欧米では多くの事例があり、再生可能エネルギーを一定以上の比率で使用していない企業から部品を調達しない大企業は増え続けています。
これからは企業の商品やサービスに対して、それ自体の品質だけでなくその商品やサービスを生み出すのに使った「エネルギーの質」を問われる時代です。今年はそんな時代の幕開けだったので、これは私にとっては革命的なことでした。
世界がSDGsやESG投資に突き進む中、日本でも菅総理大臣からインパクトのある宣言が飛び出しました。まだ記憶に新しいところですが、「2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにする」という宣言です。
率直に言って、これは私の想像を上回るものでした。宣言の内容が具体的であり、期日が定められています。「頑張ります」ではなく。「達成します」という宣言でした。
すでに始まっていますが、日本もこの目標達成に向けて経済や社会全体が大きく動き出していくことでしょう。
これは、弊社和上ホールディングスにとっても追い風です。これまで取り組んできた太陽光発電やそこから派生する環境ビジネスやESG投資の要件を満たすための自家消費型モデル、自己託送モデルなどは、まさにこうした世界や日本が目指す方向性そのものです。
いよいよ私たちの時代が来たということで、会社としても「再エネ100宣言 RE Action」に参加しました。これは使用電力を再生エネルギー100%にすることを目標とした取り組みで、社会に先駆けて私たち自身がこれを達成するために動き始めています。
脱炭素社会はもう未来の出来事ではなく、すでに始まっています。そんな時代に向けて来年は今年以上に攻めていきたいと思います!
それでは皆さん、良い新年をお迎えください。