こんにちは、石橋です。
おそらく今年最後の投稿になるので、今年の総括をしつつ年の瀬のご挨拶をさせていただきたいと思います。
最初に、本年もありがとうございました。再生可能エネルギー、その中でも太陽光発電の普及促進に尽力し、脱炭素やSDGsの達成、ESG投資時代に向けた企業支援などを通じて、今年も再生可能エネルギーと向き合ってきた1年でした。
今年も太陽光発電を取り巻く状況は大きく変化し、電力のあり方、資源のあり方、モータリゼーションのあり方など、これまでの当たり前が当たり前ではなくなることを感じさせることが多かったように思います。
毎年恒例の「今年の漢字」では、「税」という字が選ばれました。これは応募によって決まるもので、清水寺が決めているわけではありません。この「税」という字を選んだ人は15万人近くいるとのことで、それだけ「税」を取り巻く話題が多かったということなのでしょう。
税というと増税や税負担など、ウンザリする話題を想像する人も多いと思います。特に岸田総理は「増税メガネ」というあだ名までつけられてしまったので、余計にそのイメージが強いと思います。
しかしながら、私の視点では「税」にまつわる話題はネガティブなものばかりではないと思っています。その最たる例が、新NISAです。これは投資家界隈では神制度と呼ばれており、1,800万円分までの投資で得られる利益がまるまる無税になるというすごい制度です。投資での利益に対する税率は一律で20.315%なので、それが全くかからないというのは投資による利益が実質的に2割増えるということです。「貯蓄から投資へ」という方針を掲げるも何もしてないじゃないかという人もいますが、この新NISAは岸田政権の大きなレガシーになるのではないかと思っています。
また、税金の使い道についても興味深いことがいくつかありました。代表的なのは防衛予算の大幅拡充で、ようやく日本も目が覚めたかと感じます。つい最近ではトマホークを米国に輸出することになったニュースが流れていましたが、こういったことも岸田政権の「仕事」なので、悪いことばかりやっているわけではありません。
残念なスキャンダルもありましたが、洋上風力発電についてもさまざまな動きがありました。EEZといって日本が優先的に利用できる排他的経済水域で洋上風力発電をするという方針が示されたのも今年で、私がさんざん当ブログで絶賛してきたペロブスカイト太陽電池が世に出てきたのも今年です。
来年は、日本の環境技術や環境ビジネスが大きく飛躍する年になるかもしれません。2025年の大阪万博でもこうした技術がどんどん紹介される予定になっているので、個人的には楽しみにしています。
まだまだ環境ビジネスはその目的を達成しておらず、成長余地の大きい分野です。私自身も大きな可能性を感じている分野なので、来年も環境と経済の両立に貢献できるよう精進していきたいと思います。
今年一年、本当にありがとうございました。皆様も良い新年をお迎えください。そして、来年もよろしくお願いいたします!