京田辺市・土砂災害
-
造成工事中に設置された沈砂池が崩壊し、周辺を含む幅80m、高さ45mの大規模な土砂崩れが発生しました。 沈砂池の設置箇所は砂地層であったため、強度が保てず流出崩壊したと推測できます。 沈砂池は施工中に仮設しますが、安全対策として設置するものです。十分な強度を確保できることを確認する必要があります。土改良と土入れ替え、暗渠排水を設置、締め固めを行い、一定の保水可能な地質を作りました。 安全な勾配で締め固め段差を設けています。事業に利用可能な平面も十分に確保できています。 法面下には水路を設置し流末は調整池を設置しています。 平面部は水勾配を設けて、表面水を水路に導いています。
-
地中の湧水が砂とともに流出したことにより、落盤を引き起こしました。 盛り土を行う際は、湧水の箇所、その量について調査を行い、必要な暗渠排水を設置するのが安全です。 この現場では、十分な暗渠が設置されていなかったため、災害につながったと考えられます。水を含んだヘドロ状の土砂を除去しながら、施工通路を確保しました。除去した土砂は、別の土地で広げて十分に乾かして改良をかけて再利用します。土砂流出により地表高は下がりましたが、十分な暗渠設置と、土砂を入れ替え締め固めをしっかりと行いました。地盤の強度、湧水の保水量、盛り土量を計算し、自然体で最もバランスの取れた地形となりました。 地形を変更する場合は、さらに調査を行い、構造物を含めた安全対策が必要となります。
-
台風21号の雨による地割れの様子です。150mに渡って地割れしています。この原因となる部分を見つけて施工計画を立てます。原因の追求をとことん行い、再度災害が起こらない地形を作ります。お客様の声 お客様の声 100% 10 流れた土砂を乾かし、さらに土改良し、GLの低いところから支持層まで掘削し、支持層に圧着させて法面整形しています。 スクリーン リーダーのサポートが有効になっています。 流れた土砂を乾かし、さらに土改良し、GLの低いところから支持層まで掘削し、支持層に圧着させて法面整形しています。 東條雅樹 さんがドキュメントの編集に参加しました。落盤箇所には無理な土盛りを行わず、地質改良するとともに適正な強度を確保できる高さで整形しました。