パナソニックエコキュートのエラーコード一覧！エコキュート故障時の対処法もご紹介

こんにちは、『エコキュートとオール電化専門店 とくとくショップ』です。当コラムでは、さまざまなエコキュートメーカーがある中でも、高い省エネ性が認められているパナソニック製エコキュートのエラーコードをご紹介します。

エコキュートは、さまざまなメーカーから販売されていますが、メーカーを問わず、約10年前後が寿命と言われています。もちろん、適切なメンテナンスを行っていれば15年程度使用できる場合もあるようですが、基本的には10年間隔で買い替えが必要と考えておくべきでしょう。

ただ、こういった機器の寿命は、普段の使い方や設置環境、個体差などを原因として、エコキュートの寿命目安となる10年を経過していなくても故障や不具合が発生するケースがあります。そして、エコキュートに何らかの問題が発生した時には、リモコンにエラーコードが表示され、不具合の原因をある程度推測できるようなシステムになっています。

そこで当コラムでは、パナソニック製エコキュートについて、表示されたエラーコードが何を意味するのか一覧でご紹介します。なお、エラー内容によっては、ご自身でエラーを解除できる場合もありますので、いくつかの対処法もご紹介します。

エコキュートが故障した時の基本的な行動とは？

冒頭でご紹介したように、約10年前後が寿命と言われているエコキュートですが、普段の使い方や設置環境、自然災害の影響などにより、10年に満たない場合でも故障症状が出ることがあります。そもそも、機器としてのエコキュートの寿命は約10年ですが、細かな消耗品がたくさん使用されている機械ですので、メンテナンス不足に陥ると、10年未満でも消耗品の不具合でエラーが生じます。

現在、使用中のパナソニック製エコキュートに何らかの不具合が生じた場合、まずはこのコラムでご紹介しているエラーコード一覧を参考に、取扱説明書にしたがって対応してみてください。それでも症状が改善しない…、一時的に復旧したけどすぐに同じエラーコードが表示される…などと言った場合は、以下の対応に移りましょう。

使用しているエコキュートが、購入してまだ間もない場合（購入から8年以内）は、公式のメーカーサポートセンターにお問い合わせするのがオススメです。特に、メーカー保証がまだ残っている方は、無償で修理対応をしてもらえる場合がありますので、メーカーサポートに連絡してください。

購入から既に10年近く、もしくはそれ以上経過している場合は、メーカーに問い合わせても修理用の部品在庫が無いなどの理由から、修理を断られるケースが多くなります。また、この使用期間になると保証が切れていますので、修理にかかる費用がかなり高額になります。

したがって、「できるだけ早く修理・交換してお湯を使いたい」「買い替えが必要と言われた」という方は、『エコキュートとオール電化専門店 とくとくショップ』にお問い合わせください。とくとくショップは、最短即日の修理・交換にも対応していますので、万一のエコキュートトラブルの際はお気軽にお問い合わせください。

パナソニック製エコキュートの公式サポート

購入からまだ間もない、メーカー保証が残っているパナソニック製エコキュートの場合、以下の公式サポートセンターに問い合わせてみましょう。なお、メーカーサポートは、対応してもらえるまで時間がかかる場合もありますので、その点は注意してください。「すぐにエコキュートを修理or交換したい！」という場合、『エコキュートとオール電化専門店 とくとくショップ』にご相談ください。

パナソニック製エコキュートのエラーコードとその意味

それでは、パナソニック製エコキュートのエラーコードを一覧でご紹介します。ここでは、エラーコードとその意味や原因、必要だと考えられる対処法をご紹介します。

『U』から始まるエラーコード（ユーザーが対応できる内容）

表示コード	エラーコードの内容と原因	考えられる対処法
U22	【断水検知】 配管の詰り、凍結、湯張り時に注湯量の減少	・給水元栓を「開」にする ・ふろ注湯弁の作動確認、点検交換 ・給水配管またはふろ配管の凍結解除 ・ふろ流量センサーの作動確認、点検交換　など
U51	【浴そう栓忘れ検知】 浴そうの栓を閉め忘れているため、浴そうにお湯が溜まらない	・浴そうの栓をする　など
U53	【浴そう満水検知】 残湯がある状態で、お湯張りをしたなど、浴そうからお湯があふれる	・水位設定が高すぎないか確認と再設定 ・ふろ配管系路の漏れ確認と修正 ・水位センサーの確認、点検交換　など
U54	【初回残水検知】 ふろ試運転時、浴そうに残水があるため、自動お湯はりができない	・浴そうを空にし、ふろ試運転
U55	【浴そう未排水検知】 浴槽の水が3日間排水されていない	・浴そうのお湯を抜いて、再度自動お湯はり
U61	【湯切れ検知】 湯切れの恐れ、タンク内にお湯がない、ふろ給湯サーミスターの不具合、故障	・タンクにお湯があるか確認し、ない場合は沸くまで待つ ・ふろ給湯サーミスター点検、交換

『H』から始まるエラーコード（販売店が対応できる内容）

表示コード	エラーコードの内容と原因	考えられる対処法
H18	【暖房水漏れ異常】 暖房水の減水を検知し、補水完了（満水）した後、60時間以内に再度減水を検知した	・本体内暖房配管、床暖房パネル、機外暖房配管の水漏れ確認と補修
H20	【暖房循環ポンプ異常】 暖房循環ポンプが回転しない、もしくは暖房循環ポンプが回転し続けている	・コネクター外れ確認、補修 ・暖房循環ポンプ故障の確認、交換 ・制御基板の点検、交換
H25	【ふろフロースイッチ異常】 ふろフロースイッチ ON の異常を検出した	・ふろ配管洗浄をおこない、ふろフロースイッチを掃除 ・ふろフロースイッチの点検、交換 ・外装に磁石 ( マグネット) がないか確認・除去
H29	【酸素運転循環異常】 往き管と戻り管が逆接続のため、酸素運転ができない	・ふろ配管接続の確認、修正
h20	【暖房往きサーミスター中途半端故障】 暖房戻りサーミスター温度が、暖房往きサーミスター温度を5分間上回った	・リード線、コネクターの接続確認、補修 ・暖房往きサーミスター点検、交換
h22	【給水サーミスター異常】 給水サーミスターが断線またはショートした	・リード線、コネクター抜けの確認、修正または給水サーミスターの点検、交換
h23	【ふろサーミスター異常】 ふろサーミスターが断線またはショートした	・リード線、コネクター抜け点検 ・ふろサーミスター抵抗値確認点検、交換
h24	【給湯サーミスター異常】 給湯サーミスターが断線またはショートした	・リード線、コネクター抜け点検 ・給湯サーミスター抵抗値確認点検、交換
h25	【高温異常】 タンク上部の残湯サーミスターが高温を検出した	・残湯サーミスターの点検、交換
h27	【ふろ給湯サーミスター異常】 ふろ給湯サーミスターが断線またはショートした	・リード線、コネクター抜け点検 ・ふろ給湯サーミスター抵抗値確認点検、交換
h29	【追いだきサーミスター異常】 追いだきサーミスターが断線またはショートした	・リード線、コネクター抜け点検 ・追いだきサーミスター抵抗値確認点検、交換
h30	【暖房熱交ポンプ異常】 暖房熱交ポンプが回転しないまたは、暖房熱交ポンプが回転し続けている	・コネクター外れ確認、補修 ・暖房熱交ポンプ故障の確認、交換 ・制御基板の点検、交換
h35	【追いだき熱交サーミスター異常】 追いだき熱交サーミスターが断線またはショートした	・リード線、コネクター抜け点検 ・追いだき熱交サーミスター抵抗値確認点検、交換
h36	【中間サーミスター異常】 中間サーミスターが断線またはショートした	・リード線、コネクター抜け点検 ・中間サーミスター抵抗値確認点検、交換
h37	【暖房熱交サーミスター異常】 暖房熱交サーミスターの断線・短絡、コネクターの接触不良	・暖房熱交サーミスターの抵抗値確認、交換 ・コネクター外れ確認、補修
h38	【暖房往きサーミスター異常】 暖房往きサーミスターが断線またはショートした	・リード線、コネクターの接続確認、補修 ・暖房往きサーミスターの交換
h39	【追いだきポンプ異常】 ポンプの不具合や追い炊きサーミスターの不具合	・リード線、コネクターの断線補修、追いだきポンプ、追いだきサーミスター交換 ・試運転時などタンクに湯が沸いていない状態で、ふろお湯はり流量が極端に少なくないか確認　など
H50	【暖房戻りサーミスター異常】 暖房戻りサーミスターの断線またはショート	・リード線、コネクターの接続確認、補修 ・暖房戻りサーミスターの交換
H52	【補水弁異常・補水異常】 補水（補水弁）の異常、補水が満水にならない	①給水元栓の「開」確認、「開」にする ②補水弁フィルターの目詰まり確認と掃除 ③水漏れ確認、補修 ④補水弁の交換
H54	【三方弁異常】 三方弁の位置検出ができない、または２つの位置を同時に検出する	・リード線、コネクターの抜け確認、修正または三方弁の点検、交換
H55	【流路切り替え弁異常】 追いだき側駆動時、ホールICがONにならないことが２回連続するなど	・流路切り替え弁交換 ・コネクター外れ確認、補修
H56	【ふろ混合弁異常】 ふろ混合弁の不具合、ふろ給湯サーミスターの不具合、故障	・ふろ混合弁、ふろ給湯サーミスターの点検、交換 ・ふろ給湯サーミスターの点検、交換 ・ふろ混合弁の点検、交換
H57	【中間混合弁異常】 中間混合弁が水側または湯側に駆動しても位置を検出できない	・リード線、コネクターの接続確認、中間混合弁の点検交換
H58	【バイパス弁断線検知】 バイパス電磁弁が断線した	・リード線、コネクターの外れ確認、修正またはバイパス電磁弁の交換
H59	【給湯混合弁異常】 給湯混合弁の不具合、故障や給湯サーミスターの不具合、故障	・給湯混合弁、給湯サーミスターの点検、交換 ・給湯サーミスターの点検、交換
H60	【水位電極異常】 満水電極が水位検出しているとき、減水電極が水位検出しない状態が３秒以上継続した	・リード線接続確認、補修 ・異常時膨張タンク交換　など
H66	【酸素ファン異常】 酸素ファンが作動しない	・リード線、コネクターの接続確認、酸素ファンの点検交換
H69	【暖房往きサーミスター過昇】 暖房往きサーミスターが70℃以上を30秒連続検出	・暖房往きサーミスターの交換
H70	【通信異常】 基板系の通信の異常、制御基板の不良	・コネクターの確認と補修 ・各種基板交換
H76	【リモコン通信異常】 リモコンの不具合、故障などで通信できない	・リモコンケーブル点検 ･ 補修 ・リモコンの点検、交換　など
H77	【ふろ流量調整弁異常】 ふろ流量調整弁を水側に駆動しても、水側全開位置を検出できない	・ふろ流量調整弁のリード線、コネクターの抜け点検確認 ・ふろ流量調整弁の点検交換
H78	【ふろポンプ異常】 ふろポンプが回転しない、ふろポンプが回転し続ける、ふろポンプ内に水がない状態で運転した	・ふろポンプのリード線、コネクター抜け確認 ・ふろポンプの点検交換 ・制御基板の点検交換
H79	【ふろ注湯弁異常】 ふろ注湯弁の異常、流量センサーの不具合、故障	・ふろ注湯弁交換
H81	【給湯サーミスター温度異常】 給湯サーミスター温度が給湯サブサーミスター温度より 8℃以上高い状態が続いた、または給湯サブサーミスター温度が給湯サーミスターより 8℃以上高い状態が続いた	・リード線、コネクター点検補修 ・ 給湯サーミスター、給湯サブサーミスター交換
H82	【時計電源異常・時計伝送異常】 停電復帰後の時計データが不正規になった	・時刻合わせ、日付設定をおこなう
H83	【水位窓設定異常】 3分以内に浴そうの水位の窓設定ができない	・エアーかみ除去、配管の確認修正 ・水位センサーの交換
H84	【ミストセンサー異常】 ミストセンサーが断線またはショートした	・リード線、コネクターの接続確認、補修 ・ミストサーミスターの交換
H85	【ミスト混合弁異常】 ミスト混合弁の原点位置を検出できない	・リード線コネクターの接続確認、補修 ・ミスト混合弁の交換
H86	【ミスト混合温度異常】 ミストセンサーの不具合・故障	・断水復帰、給水元栓、ミスト接続バルブを開く ・ミストセンサーのリード線、コネクター点検補修 ・ミストセンサーの交換
H87	【給湯混合弁温度異常】 給湯混合弁の温度の不具合故障	機種によって対処法が異なるので取扱説明書を参照
H88	【ふろ混合弁温度異常】 ふろ混合弁の温度の不具合故障	・ソーラシステムと接続確認、補修 ・ふろ混合弁、給湯混合弁の湯側逆止弁のゴミ除去 ・ふろ給湯サーミスターのコネクター接続確認、補修 ・ふろ給湯サーミスター（ふろ混合弁ユニット）の交換
H89	【給湯サブサーミスター異常】 給湯サブサーミスターが断線またはショートした	・リード線、コネクターの抜け点検補修 ・給湯サブサーミスター（給湯混合弁ブロック）交換
H90	【ユニット間の通信の異常】 貯湯ユニットとヒートポンプユニット間の通信ができない	・3心ケーブル連絡配線の接続状態の確認、修正または、貯湯ユニットのプリント基板orヒートポンプユニットのプリント基板の点検、交換
H91	【温度過昇検知】 貯湯タンク上部の保安器が作動した（HE-37R1、37R2シリーズ）	・保安器の復帰ボタンを押して復帰させる
H92	【ヒートポンプ配管誤配管検知】 ヒートポンプ配管の接続を戻り（湯側）と往き（水側）の接続を逆に接続した	・ヒートポンプ配管の接続（戻り、往き側）確認と修正
H93	【循環水系統異常】 ヒートポンプ配管系路に温水が循環しない	・ヒートポンプ配管系路の点検（エアー抜き、水側バルブが「開」、逆止弁がないこと、詰まり、凍結等） ・給水配管の凍結の解凍、給水元栓の「開」等の点検 ・タンク上部のノズル詰まり除去 ・積層ポンプ点検、修正
H94	【ユニット間循環異常】 貯湯ユニット～ヒートポンプユニット間の水が循環しないなど	・給水側止水栓を「開」にする ・給水配管の凍結の解凍 ・水側バルブを「開」にする ・ヒートポンプ配管の逆接続の補修 ・ヒートポンプ配管の折れ、詰まりの補修　など
H95	【電源電圧異常検知】 電源にＡＣ１００Ｖを接続した	・電源電圧がＡＣ２００Ｖであるか確認と電源接続の修正 ・プリント基板点検 ･ 交換
H97	【追いだき熱交換器異常】 追い炊き熱交換器の不具合故障	・ふろサーミスターの抵抗値の確認、交換または、追いだき熱交換器の交換

『F』から始まるエラーコード（サービス会社が対応する内容）

表示コード	エラーコードの内容と原因	考えられる対処法
F11	【ピークカット異常】 熱交換器出湯温度が上がらない	・ヒートポンプ配管系路の点検 ・タンク上部のノズル詰まり除去 ・積層ポンプ点検、修正
F12	【圧力スイッチ作動】 ヒートポンプユニットを誤接続、圧力スイッチの不具合	・ヒートポンプ配管系路の点検 ・給水配管の凍結の解凍、給水元栓の「開」等の点検 ・ヒートポンプ配管の接続確認、修正 ・タンク上部のノズル詰まり除去 ・入水、出湯サーミスターの外れ点検、修正 ・沸き上げポンプ点検、交換 ・膨張弁の点検、交換
F14	【圧縮機ロック】 圧縮機モーターが回転しない	・圧縮機配線確認修正 ・圧縮機２相間抵抗確認結果、正常の場合はプリント基板の交換、異常の場合はヒートポンプユニット対応
F15	【ファンロック異常】 ファンモーターが回転しない	・異物除去 ・コネクター外れの点検修正 ・ファンモーター交換、またはプリント基板交換
F16	【入力電流異常検知】 運転時の電流値が異常に高い	・据付け寸法確認、修正。運転電流確認異常時、プリント基板交換
F17	【漏水検知】 本体内部からの水漏れを検知した	・水漏れの補修 ・水漏れがない場合は漏水センサーの点検、交換
F19	【出湯温度異常】 水熱交換器の循環流量が確保できず、出湯温度が異常に上昇した	・ヒートポンプ配管系路の確認、修正 ・出湯サーミスター抵抗値点検、交換 ・タンク上部のノズル詰まり
F20	【吐出管温度異常】 吐出管サーミスターの温度が異常に高い	・吐出管サーミスターの点検（抵抗値）、交換 ・膨張弁コイル点検（２相間抵抗値）交換 ・冷媒管詰まり (ヒートポンプユニット対応）
F21	【電装品箱内温度異常】 電装品箱内の温度が異常に高い	・据付け寸法の点検、修正 ・ファンモーターの点検、交換
F22	【トランジスタモジュール温度異常（HE-UK,UAシリーズ）】 【放熱フィン温度異常（HE-URシリーズ）】	機種ごとに対応が異なりますので、詳細は取扱説明書を参照
F23	【DCピーク異常】 ヒートポンプユニットの回路に不具合	・ヒートポンプ配管系路の点検、修正 ・沸き上げポンプの点検、交換 ・プリント基板の点検、交換 ・圧縮機の点検、確認　など
F24	【冷凍サイクル異常】 往き管と戻り管の接続不良、沸き上げポンプの不具合、サーミスターが外れた	・ヒートポンプ配管の点検、修正 ・出湯サーミスターの正規取付 ・沸き上げポンプの点検、交換または、プリント基板交換　など
F27	【圧力スイッチ（ＨＰＳ）異常】※KE モデル除く 圧力スイッチ（ＨＰＳ）が断線	・圧力スイッチ（ＨＰＳ）、リアクタのリード線、コネクターの外れ点検、修正 ・プリント基板点検、交換
F36	【外気サーミスター異常】 外気サーミスターが断線またはショートした	・外気サーミスターのリード線、コネクター点検、修正。または外気サーミスターの点検、交換
F37	【入水サーミスター異常】 入水サーミスターが断線またはショートした	・入水サーミスターのリード線、コネクター点検、修正。または入水サーミスターの点検、交換
F38	【残湯サーミスター異常】 残湯サーミスターが断線またはショートした	・リード線、コネクター点検、修正。または入水サーミスターの点検、交換
F40	【吐出管サーミスター異常】 吐出管サーミスターが外れた。または吐出管サーミスターが断線またはショートした	・吸入管サーミスターのリード線、コネクターの外れ点検。または吸入管サーミスター点検（抵抗値）、交換
F41	【ＰＦＣ保護】 【吸入管サーミスター異常（HE-URシリーズ）】	機種ごとに対応が異なりますので、詳細は取扱説明書を参照
F42	【空気熱交入口サーミスター異常】 空気熱交入口サーミスターが断線または短絡した	・空気熱交入口サーミスターのリード線、コネクター点検、修正。または空気熱交入口サーミスターの点検、交換
F43	【空気熱交出口サーミスター異常】 空気熱交出口サーミスターサーミスターが断線またはショートした	・空気熱交出口サーミスターサーミスターのリード線、コネクター点検、修正 ・または空気熱交出口サーミスターサーミスターの点検、交換
F43	【圧力センサー異常（HE-URシリーズ）】 圧力センサーが断線またはショートした	・圧力センサーのリード線、コネクター外れ点検、修正 ・プリント基板１の点検、交換
F44	【トランジスタサーミスター異常（HE-UK、UAシリーズ）】 トランジスタサーミスターが断線またはショートした	・プリント基板点検、交換
F44	【フィンサーミスター異常（HE-URシリーズ）】 フィンサーミスターが断線またはショートした	・フィンサーミスターのリード線、コネクター点検、修正 ・またはフィンサーミスターの点検、交換
F45	【出湯サーミスター異常】 出湯サーミスターが断線またはショートした	・出湯サーミスターのリード線、コネクター点検、修正 ・または出湯サーミスターの点検、交換
F46	【ＣＴ異常】 ＣＴの断線、冷媒漏れ	・プリント基板の点検、交換 ・冷媒漏れの修理
F47	【漏水センサー断線検知】 漏水センサーが断線した	・リード線、コネクターの外れ確認、修正または漏 水センサーの交換
F62	【ＰＦＣサーミスター異常】 ＰＦＣサーミスターが断線または短絡した	・プリント基板点検、交換
F67	【積層 ( 沸き上げ )ポンプ異常】 積層ポンプが作動しない。または沸き上げポンプが最大で運転した。	・リード線、コネクター抜けの確認、修正または積層ポンプの点検、交換
F70	【位置検出センサー異常】 運転開始時、圧縮機が回転しない	・連絡配線の点検、修正 ・圧縮機リード線の点検、修正 ・プリント基板２の点検、交換
F94	【水位センサー断線検知】 水位センサーの断線	・リード線、コネクターの外れ確認、修正または水位センサーの点検、交換

参照：パナソニック「エラーコード一覧」

パナソニック製エコキュートのエラーコードとその意味は上記を参考にしてください。上の表からも分かるように、パナソニック製エコキュートのエラーコードは、頭文字が何なのかによって、「自分で対処できるのか？業者に相談したほうが良いのか？」の判断ができるようになっています。万一、エコキュートに不具合が生じた時は、リモコンに表示されているエラーコードを参考に対処法が考えましょう。

※エコキュートの機種によって同じエラーコードでも意味が少し違う場合があります。詳しくは、本体に付属されている取扱説明書を見てください。

パナソニック製エコキュートでエラーコードが表示されたときの対処

それでは、パナソニック製のエコキュートをご利用中の方に向け、突然、台所リモコンなどにエラーコードが表示され、お湯が使えなくなった時の対処法についても簡単にご紹介します。

上述しているように、パナソニック製エコキュートのエラーコードは、頭文字の種類で対処法が大きく変わります。まずは、台所リモコンに表示されているエラーコードの頭文字を確認し、以下のどちらかの対処が必要なのか検討しましょう。

・「Ｕ□□」のエラーコードが表示されている

頭文字が『U』から始まるエラーコードの場合、お客様自身で対処可能な場合があります。下で紹介する方法を試してみましょう。

・「Ｈ□□」や「Ｆ□□」のエラーコードが表示される

頭文字が『H』または『F』のエラーコードが表示された場合、点検もしくは修理が必要です。メーカーのサポートセンターか販売店に問い合わせてください。

「Ｕ□□」というエラーコードが表示された場合

パナソニック製エコキュートで、『U』からは始まるエラーコードが表示された場合、ご自身で対処可能な場合があります。なお、エラーコードを消したい場合は、台所または浴室リモコンの「決定」もしくは「確定」ボタンを押してください。K1、W1シリーズについては、「台所リモコン：メニューボタンを3秒長押し」「浴槽リモコン：「リモコン切/入」を「入」にする。」です。

パナソニック製エコキュートを利用中に、『U』関連のエラーコードが表示された場合、以下の対処を試してみてください。

・エラーコード『U22』

U22というエラーコードは、配管の凍結や断水時に表示されるケースが多いです。特に冷え込んだ日の朝にお湯が出ない場合、凍結が原因と考えられますので、外気温が上昇し、凍結が解除されるのを待ちましょう。住んでいるエリアが断水していた場合は、断水解除を確認後、「ふろ自動」ボタンを押してください。

・エラーコード『U51』

U51というエラーコードは、浴槽の栓を忘れてお湯張りを始めたという原因が多いです。この場合、浴槽の栓をしっかりとして、再度「ふろ自動」ボタンを押しましょう。

・エラーコード『U53』

U53のエラーコードは、浴槽のお湯が溢れているという内容です。この場合、お湯張りの設定湯量を下げてみましょう。

・エラーコード『U54』

U54というエラーコードは、浴槽の基準水位が設定されていないという意味です。この場合、浴槽を空にする、浴槽に栓をして「ふろ自動」ボタンを押すと言った対処を試してください。

パナソニック製エコキュートのエラーコードでも、『U』系統のエラーであれば、上記のような簡単な対処をすることで、問題なく動作するようになる場合があります。ただ、上記のような対応を行ったとしても、再度同じエラーコードが表示される場合は、何らかの故障が考えられますので、メーカーサポートセンターや販売店などに問い合わせてみると良いでしょう。

なお、お使いのエコキュートが既に購入から10年以上経過している場合は、機器の寿命と捉えた方が良いでしょう。細かな修理を行ったとしても、すぐに別の部品が故障して再修理が必要になるなど、修理費がどんどん嵩んでしまう恐れがあります。したがって、エコキュートの寿命目安となる10年を迎えている場合は、エコキュートの買い替えを想定しておきましょう。

『エコキュートとオール電化専門店 とくとくショップ』は、エコキュートの修理はもちろん、最新モデルへの交換も対応していますので、エラーが頻発する場合は、お気軽にお問い合わせください。

「Ｈ□□」や「Ｆ□□」というエラーコードが表示された場合

パナソニック製エコキュートで、「Ｈ□□」や「Ｆ□□」のエラーコードが表示される場合、何らかの部品故障が考えられますので、メーカーサポートもしくは販売店などに問い合わせてください。なお、修理を依頼する前に、現在の状態がさらに悪くならないよう、以下の対処をしておいてください。

画像引用：パナソニック公式サイト

エコキュートの修理は、修理費用によっては新しいものに交換した方が良いケースも多いので、その点は注意してください。例えば、ヒートポンプユニットなど、機器の根幹部分の修理になると、10万円近い修理費がかかりますし、修理してもすぐに別の場所が故障してしまう可能性が高いです。

エコキュートの修理見積をとって、予想以上に高いと感じた時は、『エコキュートとオール電化専門店 とくとくショップ』にお問い合わせください。修理か買い替えどちらが良いのかのアドバイスから行っています。

パナソニック製エコキュートのエラーコードのまとめ

今回は、パナソニック製エコキュートをご利用中の方に向け、エコキュートに不具合が生じた時に表示されるエラーコードの種類とその原因をご紹介しました。すべてを覚えておくことなどできないと思いますので、このページをお気に入りなどに登録しておいていただければと思います。

『エコキュートとオール電化専門店 とくとくショップ』は、エコキュートの入替・交換を日本全国対応しています。24時間365日対応のフルーダイヤルも用意しておりますので、エコキュートの交換などをお考えなら、お気軽にお問い合わせください。