コラム

エコキュートは購入とリース・レンタルならどれがお得?エコキュートリース契約のメリットとデメリット

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こんにちは、『エコキュートとオール電化専門店 とくとくショップ』です。今回は、エコキュートの導入方法の違いについて解説します。エコキュートの導入方法としては『購入』が一般的なのですが、販売店によってはリースやレンタルと言った導入方法を勧めてくる場合があります。エコキュートのリースとは、自分と販売店の間にリース会社に入ってもらい、リース会社からエコキュートを借りて設置することをイメージしていただければおおよそ正しいです。こう聞くと、エコキュートのリースとレンタルは同じことを意味していると考えがちですが、実は、リースとレンタルは異なるサービスです。

レンタルとは、一般的に数日から数週間と言った、比較的短期間の賃借を行うサービスで、着物やレンタカーの貸し出しサービスをイメージしていただければ良いかと思います。一方、『リース』はというと、最短でも半年程度から最長で10年程度まで、中長期的な賃借サービスのことを指していて、オフィスの複合機やパソコンなどを導入する際に採用されることが多いです。

そして、エコキュートの導入時も、このようなリースサービスを提供している販売店があり、「購入とリースならどっちがお得なのかな?」と悩んでしまう方も少なくないようです。そこで当コラムでは、エコキュートの導入について、リースで導入する場合のメリットやデメリット、また購入するのとどっちがお得なのかについて解説します。

エコキュートのリース契約とは?

それではまず、購入ではなくリースでエコキュートを導入する方法について、具体的にどのような手法なのかについて解説します。

リース契約は、法人の契約形態としては一般的な手法となっているのですが、個人宅での住宅設備の導入では主流とは言えない方法なので、リース契約の基本を理解できていない人も少なくないと思います。そこでここでは、エコキュートのリースについて、その基本を解説します。

エコキュートの代金を月々に分割して支払う

リース契約でエコキュートを導入する場合、エコキュートの設置工事にかかる費用の支払いは「月額制」となるのが一般的です。

もちろん、月々の支払額については、導入するエコキュートの機種や契約内容によって異なります。例えば、現在のエコキュート業界で主流となっている、フルオートタイプのエコキュートをリース契約で導入する場合、月額5,000円前後の支払いとなるのが一般的です。

リースでエコキュートを導入する場合、契約期間がある

リース契約は、契約期間が決められて、上述した月額費用をその期間内は支払い続けるという仕組みになっています。つまり、エコキュートの導入にかかる費用の総額は、「月額費用×契約期間」ということになります。

エコキュートのリース契約について、契約期間は「10年間」に設定されるのが最も主流となっています。リース契約の契約期間は、対象物の耐用年数を参考に設定されるのが通常で、エコキュートの平均寿命が10年程度であるため、契約期間がこれに合わせられているのだと考えられます。

なお、リース契約を結ぶときに、「5年」「8年」「12年」などの期間が用意されていて、その中からユーザー側が契約期間を設定できる場合もあります。どちらにせよ、年単位の長期的な契約期間が設定されます。

エコキュートのリースは、選べる機種が限定される

エコキュートのリース契約の注意点となるのですが、リースでエコキュートを導入する場合、選べる機種が限定される可能性があります。リース会社や地域によって、取り扱っているエコキュートメーカーや機種が異なる場合があるのです。

なお、基本的にはその時点で販売されているエコキュートの最新機種については、どのリース会社も取り扱っていると考えられます。ただ、エコキュートの導入費用を安くしようと、型落ちのエコキュートを選びたいと考えている場合、該当の機種が取り扱われていなくて、一から機種選びを行わなければならなくなる可能性もあります。

リースでエコキュートの導入を検討している場合、まずはどの機種が選べるのか、またリース契約での導入が可能なのかを事前に確認し、取り扱っている機種の中から選ばなければならないと考えておきましょう。

エコキュートのリースは、審査に通過する必要がある

エコキュートの導入に限りませんが、リース契約にて何らかの物品を導入する場合、リース会社の審査を通過する必要があります。なお、審査と言っても、そこまで複雑なものではなく、規定の審査申込書に必要事項を記入して、リース会社に提出するだけです。

リース契約の審査基準は、リース会社ごとに設定されていて、公表されていないので細かく対策をとることはできません。ただ、概ね申込者の「支払い能力の有無」がポイントになっていると言われています。

例えば、申込者が就業していなかったり、契約者本人が70歳以上で保証人がつけられない、他の設備をリースで導入しているという場合、月々の支払いが困難なのではないかと判断され、審査落ちする可能性があります。

この他にも、設置予定の住居が賃貸の場合やエコキュートを設置できるスペースがないと判断される場合なども、審査で落ちてしまう可能性があります。

エコキュートをリースで導入するメリットとは?

エコキュートのリース契約の基本が理解できたところで、購入するのではなく、リースを使ってエコキュートの導入を行うことに、どのようなメリットがあるのかを解説していきます。

エコキュートのリース契約は、以下のような点がメリットと言われています。

メリット1 初期費用をかけずにエコキュートを設置できる

リース契約最大のメリットと言えるのが、エコキュート導入時のネックになりがちな問題を解消してくれる点で、「初期費用をかけなくて済む」という点です。エコキュートは、ガス給湯器などと比較すると、大型の給湯システムであるため、本体価格はもちろん、設置工事にかかる費用も割高です。この初期費用の高さを気にして、給湯器をエコキュートにしたいけれど、なかなか導入に踏み切れない…という方も多いかもしれません。

エコキュートを設置する際にかかる初期費用については、購入するエコキュートの機種・グレードや設置場所の施工条件、導入する店舗によって異なりますが、最も安価な機種を選んだ場合でも、30~35万円程度と、まとまったお金が必要になります。

これが、リース契約でエコキュートを導入する場合、契約期間で分割した費用を毎月支払うだけになり、初期にまとまったお金を支払う必要がなくなるという仕組みになっています。つまり、月々1万円以下の支払いさえすれば、エコキュートの設置が可能だという意味です。

エコキュートのリースは、本体代金はもちろん設置工事費用も月額での支払いになっているのがほとんどですので、「エコキュートを設置したいけれど、まとまったお金を用意できない…」という方にとっては非常にありがたいサービスになると思います。

※リース会社や契約内容によっては、初期に多少の費用を支払わなければならない場合があるので注意してください。例えば、設置工事費の何割かを負担する、追加工事費が発生する場合、追加分はユーザーが支払うとなっている場合があります。

メリット2 無償修理サービスを受けられる

このメリットも非常に大きいです。『購入』でエコキュートを導入した場合、有償の延長保証に加入すれば、最長10年間はメーカーによる故障対応を受けることができます。しかし、延長保証に加入しない場合、通常のメーカー保証が付属されるだけになり、保証期間を過ぎると修理に費用がかかるようになるのです。

リースでエコキュートを導入した場合、エコキュートはリース会社から借り受けることになるわけですので、ほとんどのリース会社は、契約期間中のエコキュートに対して何らかの問題が発生したとしても、無料で修理するサービスを付属しています。月額1万円以下の費用を支払うだけで、万一の際も無料で修理してくれるという状況は、10年という長期利用を想定した住宅設備の導入では、非常に大きなメリットになるでしょう。

※リース会社による無料修理サービスは、通常利用の範囲での故障が対象です。利用者による故意的な過失でエコキュートが故障したと判断される場合などは、利用者が修理にかかる費用を負担しなければいけません。

エコキュートをリースで導入するデメリットとは?

ここまでの情報を見ると、リースでエコキュートを導入すれば、初期費用の負担がなく、さらに修理まで無料で受けられるなど「リースの方が良いのかな?」と考えてしまう方が多いかもしれませんね。

しかし、エコキュートのリースには、決して見落とすことができないデメリットもあります。購入かリース契約で迷っている場合、以下のデメリット面は慎重に検討すべきです。

デメリット1 契約期間が長く、途中解約ができない

原則的に、リース契約でエコキュートを導入した場合、最初に定めた契約期間を満了するまでは、解約することができない仕組みになっています。

つまり、一度リースでエコキュートを設置したとしたら、使い勝手に不満を感じたとしても、途中でやめるという選択ができないのです。リース契約で決められている期間中は、導入したエコキュートを利用する責任があります。

なお、やむを得ない事情があり、リース会社が認めてくれる場合は、リース契約を解約することは可能です。しかし、その場合でも、違約金やリース代金の残金、解約手数料などをまとめて支払わなければいけないでしょう。

デメリット2 トータルコストが割高になる

リース契約は、初期費用の負担がなく、月々の支払いのみでエコキュートの導入ができるため「安い!」と考えてしまう方がいます。しかし、エコキュートの設置にかけるトータルコストで考えると、リース契約の方がかなり割高になってしまいます。

例えば、月々の支払いが5,000円で10年契約をしたとしましょう。この場合、トールコストは60万円になり、消費税などを含めると66万円のコストがエコキュートの導入にかかります。一方、エコキュートを購入する形で導入する場合、最も安価な場合で30万円前後、最新のフルオートモデルでも45万円前後で設置することができるようになっています。つまり、エコキュートの設置にかかる総額は、購入の方が圧倒的に安くなるわけです。

これは、リース契約の場合、リース会社の利益やメンテナンス費用が月額費用に含まれるからで、「安くエコキュートを導入したい!」と考えている方にとっては、実はかなりのデメリットになります。

デメリット3 機種が限定される場合がある

リース契約の場合、導入できるエコキュートの機種が限定される場合があるという点も大きなデメリットです。

基本的には、最新機種を含めて全ての機種を取り扱っている会社が多いと思うのですが、ピンポイントで商品を指定した場合に取り扱いがない場合もあるそうです。

ユーザー様自身が、いろいろと機種比較をして、導入したいエコキュートが決まっている場合、取り扱っていない可能性もあるので、リースではなく購入の方がおすすめでしょう。

デメリット4 リース期間終了後、返却しなければならない場合がある

リースでエコキュートを導入した場合、契約期間満了後は、エコキュートを返却しなければならない場合がある点もデメリットです。

契約満了後のエコキュートの取り扱いについては、リース会社によって対応が異なり、「そのままユーザーの物になる(買取り手数料が必要な場合が多い)」「リース元に返却する」のどちらかの対応になります。

エコキュートは、10年程度が寿命と言われていますので、10年契約を結んでいる方であれば、返却しても構わないと考えるかもしれません。

しかし、使い方によっては、10年以上経過しても問題なく使用できる場合もあり、その場合は、故障もしていない給湯器を、購入よりも高いお金を支払ったうえで取り上げられるなど、歯がゆい思いをする可能性があります。

なお、リース会社によっては、契約が満了しエコキュートを返却する際に、取り外しにかかる費用を支払わなければならない場合もあるようです。

デメリット5 リース契約に対応している会社が限られている

最後は、根本的なデメリットになるのですが、エコキュートの販売を行っている会社でも、多くの会社はリース契約を取り扱っていないという点です。要は、リース契約でエコキュートの導入をしたいと考えても、自宅の近くに対応できる会社が見つからない…なんてケースも珍しくないのです。

エコキュートは、ヤマダ電機などの大手家電量販店も取り扱うようになっていますし、『エコキュートとオール電化専門店 とくとくショップ』のようなインターネット上の販売店は非常に多くなっています。それなのに、エコキュートのリース契約を取り扱う会社がそこまで多くないのは、リース契約によるエコキュートの導入が、お客様にとってそこまで大きな魅力にならないと考える企業が多いからです。

もちろん、リース契約がおすすめできる方もいますが、多くの場合、購入によるエコキュートの導入の方がおすすめできるのではないかと思います。

※エコキュートのリース契約は、関西電力や大阪ガスなど、各地域のガス会社・電力会社、もしくはその関連会社となるケースがほとんどです。そのため、地域によってはリースサービスが受けられない可能性もあります。

エコキュートの導入は、リースと購入どっちが良いの?

それでは最後に、エコキュートの導入を検討している方について、リース契約と購入どちらがお得なのかについて解説します。

リース契約は、住んでいる地域によってはリースサービスが提供されていない場合もありますが、初期費用の負担がなくエコキュートの設置ができる、故障しても無償で修理を受けられる(実際には月額費用にメンテ費が含まれています)など、非常に大きなメリットがあります。ただその一方で、総額の費用が割高になる、長期の契約期間で縛られるなど、決して見落とすことができないデメリットも存在するのです。

エコキュートの導入に関しては、リースも購入も一長一短であることは間違いないので、ここでは「リースがおすすめできる方」「購入がおすすめできる方」の条件をご紹介します。

リースでエコキュートを導入するのがおすすめの人の条件

以下のような要望を持っている方は、リースでのエコキュート導入がおすすめです。

まとまった初期費用が用意できない方

エコキュートのリース契約は、基本的に初期費用がかかりません。設置場所の関係で、配管工事が標準工事の範囲内に収まらないなどと言った場合、追加工事分をユーザーが負担しなければならない場合もありますが、それでも数千円~数万円程度の初期費用で済みます。

したがって、「エコキュートにしたいけど、まとまった費用を用意するのが難しい…」と感じている方にとっては、リース契約は魅力的な制度になると言えるでしょう。

リースでエコキュートを導入する場合、月々5,000円程度の月額費用で済みますし、運用時も突然の修理費用の負担の心配がありません。一度にまとまった金額の出費が難しいという方は、リース契約での導入がオススメかもしれません。

注意が必要なのは、リース契約は初期費用の負担は軽減できるのですが、エコキュートの設置にかかるトータル費用は高くなってしまいます。

修理費用の負担を少なくしたい人

リース契約でエコキュートを導入した場合、設置したエコキュートの所有者はリース会社となります。そして、毎月支払うリース料金の中には、エコキュートの故障を想定して、ある程度の修理費用が含まれている場合がほとんどです。

したがって、通常利用の範囲でエコキュートを使っていた場合、万一機器が故障したとしても、リース会社の責任で修理を行ってもらうことができるのです。つまり、リースの場合、初期負担だけでなく、運用中の予想外の修理にかかる負担も軽減できるということです。

なお、購入の場合でも、メーカーや販売店の延長保証に入っていれば、無償で修理を受けることは可能です。エコキュート運用中の修理対応については、「どこまでが対象になるのか?」を契約前に確認しておきましょう。リース会社の中には、無償修理に厳しい条件を設けている場合がります。

購入でエコキュートを導入するのがおすすめの人の条件

それでは、リースではなく購入でエコキュートの導入をするのがおすすめの人の条件についても簡単にご紹介します。

トータルコストを抑えたい人は購入がおすすめ

エコキュートの導入にかかるトータルのコストを安く抑えたいと考えている場合、購入の方が圧倒的にお得です。導入時の初期費用に関しては、リースの方が圧倒的にお得のように感じますが、トータルコストに直してみると、かなり割高な費用をかけてしまうことになります。これは、修理を想定して修理費用が含まれていたり、リース会社の利益分が月額費用に含まれるからです。

購入の場合、こういった費用が含まれていないため、リース契約の契約期間となる10年間で見た時には、圧倒的に安く収まるのです。ちなみに、購入の場合でも、クレジットカードのショッピング枠を利用した分割払いや、リフォームローンを利用することで初期負担を無くすことは可能です。また、修理に関しても、販売店独自の保証制度が設けられていて、リース契約よりも手厚いアフターフォローを受けられる場合もあります。例えは、とくとくショップでエコキュートをご購入していただいたお客様は、2年間の無償点検や無制限の無料修理を付属した10年間保証を独自に用意しています。こういったサービスを利用すれば、運用時のリスクも少ないです。

導入したいエコキュートが決まっている方

エコキュートをリース契約で導入する場合、決められたラインナップの中から導入する機種を選ばなければいけません。したがって、自分たちに最適だと考える機種がすでに決まっている方でも、リース会社がその機種を取り扱っていない場合、導入することができないわけです。

これは、エコキュートを購入するという導入方法の場合は、メーカー問わず、どのような機種でも選択肢に入れることが可能です。各メーカーの最新機種はもちろん、安価に購入できる型落ち品まで、自分たちの希望に合うエコキュートを豊富なラインナップから選ぶことが可能です。

まとめ

今回は、エコキュートの導入に関して、支払い方法に関わる『リース契約で導入する』『購入する』という二つの方法を比較してみました。

リース契約は、法人のオフィスにて、パソコンや複合機など、OA機器と呼ばれる設備の導入の際に良く使用される手法なのですが、エコキュートなど、一般住宅向けの設備の導入時にも利用されるケースがあります。リース契約最大の特徴は、エコキュートの設置にかかる費用を、契約期間で分割して支払う形式になることから、初期にまとまったお金を用意しなくて済むというものです。エコキュートは、ガス給湯器と比較すると、大型の設備となるため、初期費用はどうしても割高になってしまいます。したがって、この初期費用を高さがネックとなり、エコキュートにしたくてもできないという方がいるのです。そういった方にとっては、初期費用がかからない導入方法となるリース契約は非常に魅力的に映る事でしょう。

しかし、リースによるエコキュートの導入は、購入するのと比較すると、トータルのコストが高くなってしまう点は注意しましょう。また、購入の場合でも、クレジットカードやリフォームローンを利用することで、初期負担を軽減することは可能なので、どういった支払い方法があるのかは、販売店に確認してみましょう。

エコキュートとオール電化専門店 とくとくショップでは、お客様にとって最も負担の少ないエコキュートの導入方法をご提案していますので、お気軽にお問い合わせください。

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