収録内容
太陽光発電所を運用している方々にとって、FIT(固定価格買取制度)は収益や利回りに直結するとても重要な仕組みです。しかしながらこのFITには期限があります。家庭用なら10年、産業用なら20年です。産業用太陽光発電のFIT制度は2012年に始まったので、その20年後にあたる2032年からこれらのFITが順次満了を迎えます。
FITが満了した後のことを「卒FIT」ということがありますが、この卒FITはすべての投資家にとって重要な課題です。まだ先のことという方にとっても、卒FITは今の段階からどうするのかを検討しておくべきです。
そこで当記事では、卒FIT後に取りうる選択肢を紹介し、その中でもおすすめの方法について解説します。
目次
- 1. 太陽光発電所の固定価格買取は20年で終了する
- 1.1 FIT制度のおさらい
- 1.2 FIT制度の終了後「卒FIT」が迫っている
- 1.3 「卒FIT」の対策を講じておく必要性
- 2. 野立て太陽光発電所「卒FIT」後の選択肢は5つ
- 2.1 FITがなくても売電を継続する
- 2.2 新電力会社に切り替えて売電を継続する
- 2.3 自家消費する
- 2.4 太陽光発電所そのものを売却する
- 2.5 非FIT(NonFIT)電力会社に売電する
- 3. おすすめの選択肢① 太陽光発電所の売却
- 3.1 太陽光発電所のセカンダリー市場とは
- 3.2 太陽光発電所を売却するメリット
- 3.3 太陽光発電所を売却するデメリット
- 3.4 太陽光発電所を売却する方法
- 4. おすすめの選択肢② 非FIT(NonFIT)電力会社に売電する
- 4.1 非FIT(NonFIT)電力とは
- 4.2 非FIT(NonFIT)電力に売電するメリット
- 4.3 非FIT(NonFIT)電力に売電するデメリット
- 4.4 非FIT(NonFIT)電力に売電する方法
- 5. まとめ