収録内容
環境性能に優れ、経済性も兼ね備えていることから普及が進んでいるエコキュート。すでに多くの家庭で導入が進んでいますが、このエコキュートにはヒートポンプという技術が用いられています。
実はこのヒートポンプはエコキュート以外にも幅広く用いられている技術なのですが、特にエコキュートでその真価が発揮されています。
エコキュートが「エコ」でいられるのはヒートポンプ技術のおかげといっても過言ではないので、当記事ではエコキュートの基幹技術であるヒートポンプについてその仕組みや基幹パーツの役割、そしてヒートポンプの素晴らしさやデメリットなどについて網羅していきたいと思います。
目次
- 1. エコキュートのヒートポンプ技術を解説
- 1.1. ヒートポンプ技術の概要
- 1.2. ヒートポンプの基幹パーツ① 空気熱交換器
- 1.3. ヒートポンプの基幹パーツ② 圧縮機
- 1.4. ヒートポンプの基幹パーツ③ 水熱交換器
- 1.5. ヒートポンプの基幹パーツ④ 膨張弁
- 1.6. ヒートポンプの基幹パーツ⑤ 貯湯ユニット
- 2. エコキュートのヒートポンプ技術が素晴らしい理由
- 2.1. 空気中にある熱を利用できる
- 2.2. お湯を沸かす際の環境負荷が低い
- 2.3. お湯切れを起こしにくい
- 2.4. 熱を吸収するため暑さ対策になるかもしれない
- 2.5. お湯を沸かす以外にも利用できる
- 3. 太陽光発電と組み合わせるとエコキュートのメリットは最大化する
- 3.1. 太陽光発電の自家消費によって電気代を大幅にカットできる
- 3.2. 電気代のさらなる高騰への防衛策になる
- 3.3. 発電のピークとお湯を沸かす時間帯が合致している
- 3.4. 災害時にもお湯を使えるようになる
- 4. ヒートポンプのデメリットも押さえておこう
- 4.1. コストが増大する
- 4.2. 保守、メンテナンスのコストも発生する
- 4.3. 低周波騒音が問題になる場合がある
- 4.4. 外気温によってパフォーマンスが影響を受ける
- 4.5. 冷媒によっては環境負荷が高い
- 4.6. 災害時の自立運転には条件がある
- 5. ヒートポンプの豆知識
- 5.1. 氷点下の寒冷地では使えない?
- 5.2. ヒートポンプ技術は広く利用されている
- 6. まとめ