家を建てようと思いますが、床暖房をつけたいなら、オール電化にしたほうがいいでしょうか?ランニングコストや夜間電力をどう考えたらいいでしょうか?
このご質問者様は新築をされるようですが、そこで気になるのが、昼間も家にいることが多いと言う点です。
オール電化での電気料金は三段階システムが適用されますが、この中で昼間の電気料金が普通より高くなります。
オール電化のメリットは昼間電気代の半額以下になる夜間電気料金です。
ですから昼間家にいて電気を使うとトータルな面では電気代が高くつくことがあるでしょう。
また、24時間暖房ならば蓄熱式が良いと思います。
蓄熱式には、床暖房、床下暖房、蓄熱暖房器の3種類ありますが、ランニングコストが安いという点では、5時間通電型あるいは通電制御型を選ぶのをお勧めします。
また、蓄熱には安い夜間電力を利用しますし、もちろん給湯のエコキュートは夜間電力で作動させなければなりません。
ついでに老婆心から申し上げますが、新築戸建なのですから、どうして太陽光発電の導入を考えないのでしょうか。
太陽光発電を導入すれば、それこそ昼間家にいる間に使う電気はすべて太陽光発電の電気ですから、昼間の電気代がゼロ円になるでしょう。
そして夜は安い夜間電気を活用すれば、電気代は安くなるどころか、売電でのお釣りがくるでしょう。
ただし太陽光発電の電気をエコキュートに使うことはおすすめできません。
それは売電単価のほうが夜間電力よりもはるかに高いからで、単価が高い電気は売電して単価が安い夜間電力を使うようにするのが賢い電気の使い方です。