オール電化にすると電気代がどれくらい変わるかという質問に関するお応えは極めて難しいと言えます。

それは、どのような住宅で、どのような家族構成で、どのような生活スタイルなのか、また、どのような電灯契約をするか、などで電気代が大きく左右されるからです。

そこで、ここでは、どれくらい電気代が変わるかではなく、オール電化住宅での電気事情についての説明をします。

まず電灯料金の契約形態は電気代が昼間の約半分で済む深夜電力（通常は23:00～翌7:00）を使う契約にするのが一般的です。

これはあまり電気代に影響しないと思われるかもしれませんが、ここがオール電化の重要なポイントになります。

オール電化でしばしば議論されるのが、エコキュートが必要とする電気代が高くつくことです。

ところが、エコキュートをこの深夜料金で作動させると、その電気代が昼間の半額程度で済みます。

例えばエコキュートが3時間作動するとした場合、昼間電気代は1時間25円とすると75円で、月にすると2250円ですが、それがその半分の1125円になります。

また、ガスコンロの代わりに使うIHクッキングヒーターは今では高効率で電気をあまり消費しないタイプです。

あと、冷暖房のガスストーブやエアコンは、使い方次第です電気代やガス代が変わりますし、テレビや照明も使い方次第で電気代が変わります。