高層マンションにオール電化を義務づけるような法律はありません。

何かの勘違いだと思います。

ただし、それとは別の理由で高層マンションに限らず新築住宅にオール電化を採用する傾向は年々高まっていて、一説によると新築の7割がオール電化を採用していると言う話もあります。

また、そうマンションでは免震構造とはいっても大地震では揺れが激しいので、安全性を考えてのオール電化採用は考えられることです。

それは高層の建築物は地震波の性質にもよりますが、建物がしなる構造ですからガス管の配管がダメージを受けないとは言い切れないでしょう。

そのような場合、電気配線のほうが安全だということもオール電化にする理由だとも思われます。

なお、このような問題は高層建築物だけのことではなく、大災害時に生活の重要なインフラである電気とガスの供給が停止した場合、復旧に要する時間は電気のほうがガスよりもはるかに速いことは過去の例でも実証されています。

ですから、ガスが駄目だと言うことではなく、電気のほうが安全面を含めて安定したエネルギー源になることは間違いがないと言えるでしょう。

そうなると話はいかにして環境保護に貢献する電気を生産するかで、これは再生エネルギーである太陽光発電が一番手近で効率的と言えます。