オール電化にした時に停電になった場合はどうするか、またバックアップ電源は無いのか、と言うご質問ですが、本題に入る前に参考までに言いますと、ガス給湯器が電気制御式になっていると、ガスも停電になれば使えません。

これは固定電話機も同じです。

新築されるとのことですが、この辺りを考慮すると、バックアップ電源で今のところ考えられるのは大容量の太陽光発電システムと蓄電池です。

なお、オール電化では停電しても、エコキュートや電気温水器などは、タンクにお湯を貯める方式ですから使えます。

タンク内のお湯が出る仕組は電気ではなく、水道の給水圧力でお湯を押し出します。

したがって停電に断水が重なった場合は、タンクにお湯があっても使えません。

しかしそのような最悪の自体はそれこそ想定外の大災害時のことですから、そうなると住宅自体が心配になります。

そこまでのことで無い停電の場合、オール電化住宅での備えは蓄電池ということになりますが、蓄電池を備えるのであれば、それに充電する電気のことを考えると太陽光発電システムを導入するのがおすすめです。

それもできれば5kW以上の容量があるものと、それに見合う容量の蓄電池です。

お金に糸目をつけないのであれば蓄電池は大型の据置型にすることで、そうすれば冷凍冷蔵庫も作動しますし、エコキュートは無理としても、IHは使えるでしょう。