MSE蓄電池などは、長寿命でコストが安いなどメリットがあると聞きましたが、デメリットはありますか?
鉛蓄電池(MSE)は、長寿命でコストが安く、環境に優しいというメリットがあるのはうなずけます。
そこでデメリットですが、あえて言うならば容量が小さいことで、寿命の点では容量が低下した状態で使い続けると電圧が低下する、電流量が減少するという、避けられない状態になることです。
ただし、これは当然であり、デメリットということではありません。
別の観点から言いますと、例えば短期間の用途に長寿命の鉛蓄電池を使う場合には何らデメリットは見当たりません。
ただし、逆に言えばこれはもったいないことでもあります。
1日しか必要としない場合に長寿命の蓄電池の必要性はありません。
つまり、鉛蓄電池(MSE)を使う場合には、適材適所の利用方法が望ましく、メリットである長寿命を必要とする場合に使用することで、メリットが強調されることで、デメリットが帳消しになることになります。
もちろん鉛蓄電池にも寿命があるのは当然です。
なお、大きな自然災害を想定すると、太陽光発電+蓄電池が必要とされます。
その場合の蓄電池として、鉛蓄電池(MSE)は例え容量が小さいと言うハンデはあっても、長寿命というメリットがそれをカバーしますから、特に家庭用としては重要な役割と担うことになると考えられます。