エコキュートは給湯機能だけの単機能エコキュートと、床暖房一体型エコキュートや浴室暖房・乾燥機能付きの多機能型エコキュートがあります。

このご質問では、多機能型エコキュートにすれば、電気代が安くなるのかということですが、これはやや難しい質問のようです。

それは多機能型エコキュートを導入する住宅構造が不明だからです。

したがって一般論的な回答としてお答えいたします。

多機能型エコキュートは、1つのヒートポンプユニットで給湯と床暖房の両方の機能を持たせることができるので、それぞれを分けて購入するよりも経済的になります。

浴室暖房・乾燥機能付きエコキュートも同様に、別々に設置するよりも経済的と言えるでしょう。

ただし考えておく必要があるのは、エコキュートの多機能タイプで床暖房つきの場合は蓄熱した温水から熱を取りだすので、高気密高断熱の次世代住宅でないと保温性が無いため、蓄熱量が間に合わない場合があることです。

つまり多機能型エコキュートでの暖房を考えるなら住宅の構造自体にも配慮をしないと、せっかくの熱が有効に利用できなくなるおそれがあります。

暖房にかかる費用はどのような方法でも高くつきますが、これを安くするには、住宅の気密性が基本になり、次いで暖房器具や暖房方式という順序になります。