20kWの太陽光発電システムというのは産業用ですから、撤去は20年後のことだとすると、20年先のことは、誰にも分かりません。

もし今撤去を考えているのであれば、中古パネル市場もあるので、売ることはできますが、価格についてはまちまちで、高値は期待できないでしょう。

パワーコンディショナーやその他の周辺機器は産業廃棄物扱いあるいは粗大ごみにしかならないと考えましょう。

知り合いの人で中古を承知のうえで購入するのなら、施工業者との話し合いで撤去・再設置ができますが、その際には設置費用が相場の2倍になります。

それは撤去費用が設置費用とほぼ同額だからです。

そこでリサイクルに出すことになりますが、これも費用が発生します。

リサイクル費用に関しては、専門の業者に相見積もりをとり、一番低価格を提示したところに依頼することになります。

おそらく、例えば太陽光パネルのフレームはアルミなのでアルミ素材としての市場価値があると考えての質問だと思いますが、アルミや銅、鉄などは、その時点での相場価格になります。

つまり太陽光発電システムの撤去は部品によっていくらかは市場価値があるにしても、全体としてはコストがかかると考えましょう。

なるべく撤去はしないほうが得策だと言えます。