太陽光発電を契約し、架台の角度は30度にしてもらうことになっていましたが、設置後に調べると20度にも達していません。
業者にクレームを入れて直してもらうことはできるのでしょうか?工事が完了した後では無理ですか?
この件は、いくつかの問題があるようです。
そのひとつは施工した会社が、パネル角度を30度で契約をして、それを説明なしで20度以下にしたことです。
施工の前にはその地域の経度はもとより、年間の晴天率などを計算した上で、最大発電効率の角度での設置をするはずです。
ですから、良心的な業者でしたら、設置施工をする前に、実は諸々の計算をしたが、その結果最良の設置角度は20度です、などと説明があってしかるべきでしょう。
それを契約上は30度としたのに、20度で設置をするのは、正論から言えば契約違反になるかもしれません。
もしかすると、まさか独自でパネル角度を計測し直すことはないだろうと、説明をしなかったのかもしれませんが、いずれにしても、書類上では契約違反になると思われます。
ただし、良いほうに解釈をすれば、もしかすると、この場合のパネルの傾斜角は20度がベストなのかもしれませんから、その点は再度確認をしてリーズナブルな答えを求めるのが第一ではないでしょうか。
その結果、30度のほうが良いとなれば、契約違反は明らかですから、施工のやり直しを求めることはできるでしょう。
なお、コンクリート基礎だと、やり直しにその業者が素直に応じるかどうかは微妙なところと言えます。