架台なしで太陽光発電を設置することはできませんか?ベタ置きでも問題はないような気がしますが。
ベタ置きでも設置はできますが、太陽光パネルについては傾斜角度30度が最適とされています。
ここに太陽光パネルの傾斜角度と10度ごとの発電効率の変化をしめします。
なお、方角は南向きとしますが、南東/南西は南向きより若干発電効率は下がります。
では90°から0°の順で示します。
90°=68%、80°=77%、70°=86%、60°=92%、50°=97%、40°=99%、30°=100%、20°=98%、10°=95%、0°=89%です。
これで見ると、ベタ置きの傾斜角度0°でも発電効率は89%ですから、例えば5kWの太陽光発電では4.5kWになる計算です。
なお太陽光パネルの裏面は風通しをよくしておくことが望ましく、それはパネルが高温を嫌うからです。
シリコン系の太陽光パネルの太陽電池は夏の高温に弱く、高温に耐えられなくなると著しく発電効率が低下する場合が多いのです。
その逆に涼しいと発電効率が高くなり、温度次第では100%以上の発電をすることもあるくらいです。
ちなみに温度は25℃がベストコンディションだと言われています。
このことから、陸屋根でも太陽光パネルの傾斜角度は30°、周辺温度は25℃が最適と言うことになります。