ほぼ陸屋根に近いような傾斜の緩い屋根に、角度をつけて一面に太陽光発電を敷き詰めたいのですが、なにかいい架台はないですか?
このご質問に適した架台でしたら、最近話題にあがる「シンプル・レイ」工法がいいでしょう。
「シンプル・レイ」工法の構造はその名の通り、至ってシンプルで、屋根面に直接固定しないで固定をする「軒固定」です。
また、ヤジロベーのように重量バランスをとるため、パネル設置面の反対面にも架台を載せます。
そのために、棟頂を挟んで架台の縦材と連結する棟頂金具があります。
さらに、棟頂金具と連結する縦材に横材を加えることで、さまざまなサイズのパネルに対応することが可能です。
また、縦と横で格子を形成するので、面構造になるので、十分な強度があります。
これはある会社だけの製品ですが、太陽光パネルの一面設置には向いていると考えられます。
見方によっては、従来からの架台に関するイメージを一新した製品と工法と言えるでしょう。
「シンプル・レイ」工法は数年前に開発されたばかりで、これから普及すると思われ、直近では、フルカスタムモデルも発売されとのことです。
価格との兼ね合いもありますから、これにすべきだなどとは申し上げることは差し控えますが、「シンプル・レイ」の検討をされることをおすすめします。