投資物件として、50kWの分譲物件を1,980万円で譲ってもらえる話が来ました。
影もなく日がよく当たるので、年間売電額は230万円になり、10年で元が取れるという話でした。
最終的なもうけは2000万円を超えるそうです。
美味しい話で裏がありそうな気もするのですが、どう思いますか?また、想定しなければならないリスクや保険があれば教えてください。
50kWが1,980万円は、1 kW当りが39万6000円ですから、一見すると妥当な分譲価格だと言えそうです。
ただし、日当たりがよく、年間の売電は230万円くらいで、10年で元が取れて2,000万の儲けになるというのは、ややオーバーな気がしないでもありません。
これは年間200 万円が順当でしょう。
また、諸設備の自然劣化を考えても上限は200万円強と思いましょう。
太陽光発電の固定資産税、保険料、土地の固定資産税、借入なら金利がかかり、パワーコンディショナーの更新にも費用がかかるとすると、20年間収支は1500万円程度のプラスでしょう。
なお、多くの場合、分譲型は借地ですが、土地も含めてなら、20年以降も収入が期待できるでしょう。
なお、想定されるリスクは、洪水ので保険加入、土砂崩れも保険加入、台風、竜巻も保険加入、盗難・蛮行も保険加入、さらに想定外の機械故障も保険加入、火災・落雷・物体の落下も保険加入、将来の日当たりも周辺の状況次第、波はハザードマップでチェック、売電利益保証も保険加入などで、保険料が増えることも考慮しましょう。
なお地震は保険に加入する必要はないと思います。
建築物ではないので、地震で太陽光発電設備が窓外を受けることはまず無いと考えられます。