太陽光発電への投資が利回りもよく、リスクが少ないと聞いています。
あまりお金を掛けられないので、できれば400~500万円くらいで始められる投資はないでしょうか?実際にどのくらいの利回りになるのか教えてください。
現在の太陽光発電システムの相場は、1kWh当たりが35~40万円です。
そうなると500万円の投資額で可能な太陽光発電システムの規模は、12.5kW程度になります。
この全量を種々の理由で割り引いて12kWとしましょう。
そうすると、産業用太陽光発電での売電単価は1kWh当りが27円ほどですから、すべてがうまくいったとして、324円です。
ここでそのシステムが1日に10時間稼働したとすると、3240円で、その状態が1カ月に25日だとしますと、81,000円になります。
これが1年では、97万2000円ですが、実際にはこの80%と見るのが順当ですから、理論値は77万7600円です。
なおこれに消費税がかかり、固定資産税なども書かってきます。
また所得税も申告をする義務があります。
それらを差し引くと、正確には分かりませんが、さらに10%は低く見積もることが必要でしょう(例えば固定資産税は4%です)。
そうなると実質は70万円前後と考えられます。
考えようでは500万円で金融商品を購入して、70万円の配当を得られることはないでしょうから、その意味では、太陽光発電事業はきちんと計算通りにいけば利回りが良いと言えます。
ちなみに太陽光発電事業での利回りは10%もあれば上出来というのがもっぱらの相場であることを付記しておきます。