売電価格が10年間売買保障されているらしいですが、これを過ぎると売電はできなくなるのでしょうか?
太陽光発電システムは、作り出した電力を電力会社に売って収入を得られるところが大きな魅力のひとつです。
太陽光発電システムは設置容量が10kW未満の場合は住宅用、10kW以上の場合は産業用と区別されていて、住宅用太陽光発電システムでは余剰電力を、産業用太陽光発電システムでは作り出した電力のすべてを電力会社に売ることができます。
この売電については、固定価格買取制度が実施されており、住宅用、産業用の太陽光発電システムそれぞれの売電価格が決められています。
固定価格買取制度とは売電価格が決まっているだけでなく、その売電価格がある期間適用されることを意味しており、住宅用太陽光発電システムの場合、太陽光発電システムを設置したときの売電価格が10年間売保障されます。
売電価格は太陽光発電システムの普及とともに、年々価格が下がってきていますから、売電収入で太陽光発電システムの導入費の償却を検討している場合は、価格が高いうちに導入を検討した方がよい場合があります。
なお、太陽光発電システムで作り出した電力は10年を過ぎたら売電できなくなるのではありません。
10年を過ぎても売電は可能ですが、売電価格は電力会社との間で決められることになります。